道は他にも

 

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大魔王の居城一階、腐り、毒の影響に覆われた階層を、リュカたちは敵らを遠ざけながら切り抜けた。敵とて、むざむざ死に急ぐようなことはしない。魔物でありながらも、正々堂々の戦いを挑んでくる類の者もいるが、それらは全体的に見ればごく少数だ。それ故に、ビアンカとポピーが一度、敵を遠ざけるために高威力の呪文を放てば、侵入者であるリュカたちに下手に近づいてくる魔物はそういなかった。
「大魔王とは言え、決して他の魔物たちに敬われているようには思えませんね」
上階へは追ってこない敵の様子を振り返り見て、ピエールはやや蔑むような気配さえ漂わせてそう呟いた。リュカたちがこの魔界で立ち寄ったジャハンナの町にさえ、人間に姿を変えてまでも大魔王ミルドラースを尊敬している元魔物、恐らくピエールと同じくスライムナイトであった者がいた。その言葉が心に残っていたピエールとしては、高威力の呪文とは言え、それを恐れて侵入者に立ち向かわないなどという行動は、城を守る兵士としてあるまじきものと必然と感ぜられてしまうのだった。
「がう、がう」
自分の命が一番大事だと思ってるからだと、プックルもピエールに感化されるような冷めた目つきで、大階段の下に見える毒の床が広がる階層を見下ろしている。プックルの言葉を聞いて、リュカは心の中で、そうだ、と改めて納得する。ここにいる家族も仲間も、何よりも大事にしているのは己の命ではない。我よりも他だから、こうして強くいることができるに違いない。大事な仲間を救いたいから、自らで考え、行動することができるのだろう。
これほど単純なことだというのに、何故リュカたちと、敵となる魔物たちとでは、行動が異なるのだろうかと考えれば、その単純な部分でまるで表と裏の関係にあるからだ。
「あいつらは上にまでは追ってこないんだな。あの感じじゃ、上に来ることが許されてないってところだろうな」
大階段の上にまで上ったリュカたちのことを、下層に留まる魔物らはどこか恨めし気に見上げるだけだ。アンクルは顎に生える青い髭を手で擦りながら、普段通りの凶悪な顔つきで敵の群れを見下ろしていた。戦わないに越したことはないというリュカの考えに反しないよう、下手に敵の群れを挑発することもなく、ただ冷めた目で大階段の下に群がる敵の群れを見ている。ただ確実に退路が塞がれている状況にはなっている。リュカたちは二度と、この大階段を平和に下りては来られないだろう。
「でもお父さん、グランバニアのお城で考えたら、普通はこういう階段のところは守らなきゃいけないから、兵士さんにたくさんいてもらわなきゃいけないよね?」
「守らなきゃいけないとも思っていないんじゃないかしらね、きっと」
大階段のところまで全力疾走で駆けて来たために、今は束の間、皆でこの場で小休止を入れている所だ。負った怪我はほとんどなく、呼吸も整ってきているが、この先の道のりがどれほど続くかは分からないために出来る限りに体力の回復を試みている。
一口に魔物と言えど、その種類は様々だ。人間とは異なり、魔物は決して魔物という一つの種にまとめられるものではない。元は植物や昆虫、動物、現象、無機物、合成、魔族、人間などと考えれば、それらをたった一つの存在である大魔王がまとめ上げることなどできるのだろうかと不思議に思う。もしそれらの存在を強くまとめようとすれば、そこには強烈な力が必要になるだろう。恐らくその大きな柱となる力は、恐怖そのものであるのかもしれない。しかしそれもまた、恐怖と言うものを恐れる感覚があるかどうかにもよる。感覚に乏しいものは恐怖を恐怖と感じることもなく、ただ己の本能にのみ依って生きている。
今リュカたちの眼下に群れている魔物らは、特別な恐怖という感情に押さえつけられているというよりも、ただ本能的にこの毒の床が広がる空間に居続けることを選んでいるように見えた。敵となるリュカたちを追い詰めたい思いも魔物としての本能の一部にあるのだろうが、それよりもこの場を動かないことが優先されるらしい。
そして何故か、上階からも魔物の群れが大挙して押し寄せてくるようなことはなかった。この大魔王の居城に侵入者があったこと自体が、内部に知れ渡っていないのだろうかと、そう思えるほどに敵の城の内部は無防備に見えた。
「お父さん、もうみんな平気だよ。上に行ってみよう」
「ああ、そうだね」
ティミーの表情にはまだ大いに元気が感じられた。毒の床が広がる階層を駆け抜けていく際、ビアンカが皆に保護呪文トラマナを施していなければ、皆が皆毒の気配が充満する広間で息せき切って走ることもできなかっただろう。毒の床から立ち上る強い腐臭に耐えられず、歩くことさえままならなかったかも知れない。
進む際に、幾度か毒の広がる床を進まねばならなかったが、同じくトラマナを使うことのできるポピーもまた皆を援け、彼女たちのお陰で一行は毒の影響を身体に残すことなくこの場所にまで移動することができた。魔力はいくらか消耗したものの、まだ十分に余力はあり問題はない。敵の群れに取り囲まれ、戦いに次ぐ戦いというような状況に追い込まれれば、呪文を乱発し、魔力の消耗も激しかっただろう。運に恵まれたか、大階段の下に見える階層においてそのような窮地に追い込まれることはなかった。
ゴレムスほどの大きな魔物でも、その大きな足で進んでも余裕のある幅のある階段を上り、リュカたちは上階の様子を静かに見つめる。下層と変わらず、内部はところどころ明かりに照らされ、暗がりの中でも見える景色の中に、リュカたちは向かう先の左側に魔物の気配を感じた。
無駄な戦いはなるべく避けねばならないと、リュカたちは右側の壁に沿って進むことを決めた。地上の世界に建つ人間たちが生きるような城とは訳が違う。この巨大な城の中を進んでいると、リュカたち人間はまるで小人にでもなったかのような感覚に陥る。ティミーが天空城のようだと感想を漏らしたのも、その規模から言えば当然のことだった。
広い内部の壁際には所々に禍々しい巨大な像が立ち、リュカたちを下に見下ろしている。その脇に立ち並ぶのは上辺だけでも聖なる雰囲気を残す石柱だ。巨大な城の中は何もかもが大きく、床に敷き詰められている石もその一つが巨大で、到底人間の手で作るようなことはできないものだ。城の内部を飾るための石柱は壁際に立つものの、この城全体を支えるための柱はさして見当たらない。今リュカたちが進んでいるのは、エビルマウンテンの麓に作られた大魔王の居城の中だ。建物としては不自然に思える造りだが、その実この場所は元々が巨大な洞窟の中なのだろう。自然にできた洞窟なのかどうかは分からないが、その洞窟の中にこうして大魔王の居城が作られた。
決して禍々しさを極めるでもなく、寧ろどこか聖なる雰囲気さえ残しているこの大魔王の居城の景色に、リュカはミルドラースに対する母マーサの抵抗を見ている気分になった。若しくは大魔王が大魔王として悪に染まり切ってしまう前に、そうはさせまいとする救いの手を伸ばす聖女の姿を見るようだった。そしてミルドラースも決して突き進むように大魔王の存在にならんとする意思はないに違いないという、希望の筋もまた見えるような気がした。
元は人間だったという大魔王。冷静に、じっくりと言葉を交わすことが出来れば、理解し合える未来もあるのだと信じることを諦めないで、母マーサは魔界の扉を開くことを拒み、交渉を続けることを粘り強く試みているのだろう。たった一人の人間の女性が、という意識でマーサはミルドラースとの対話に臨んでいるわけではない。彼女はエルヘブンの大巫女であり、今となっては唯一魔界の扉を開くことのできる力を持つ者だ。代々魔界の門番の役割を受け継いできた誇りを持ち、決して魔界の魔物たちに地上世界を荒させないという責務の元に、彼女はこのエビルマウンテンの頂上に囚われ続けながらも決して己の意志を屈することはない。
右手に壁伝いに進み続ける先には、大きく区切られた場所があった。内部を照らす明かりの中に見るその空間には、何者かが動く影がある。明らかに魔物がうろついている気配に、リュカたちはゴレムスの大きな影に隠れるようにして、魔物の目から極力逃れるように歩いた。扉も何もない、開けっ広げな空間であるために、敵の目から完全に逃れることは難しいだろうと思われたが、区切られた空間に動いていた魔物らがリュカたちを追ってくることはなかった。ただ明らかにリュカたちの気配に気づいていたようだが、距離があまりにも離れていたために積極的に追ってくるようなことはしなかった、という雰囲気だ。
「あそこはこの場所の貯蔵庫のようなところだったのかも知れません」
その場を過ぎて少ししてから、ピエールはそうリュカに告げた。ピエールなど魔物の仲間たちが見た景色には、敵の魔物がうろつく広い空間のその向こう側に、いくつもの壺のようなものが見えたらしい。魔物らが棲みつくこの城にも、人間の住まいと同じような貯蔵するようなものがあるのかと考えると、その行動自体に思わず小さく笑ってしまいそうにもなるが、一体何を置いているのだろうかと考えれば決して笑ってはいられないのかも知れないと、リュカは思わず顔色を変えた。
「ピエール、そこに……人間はいなかったよね?」
「私もそれを疑いましたが、どうやらいなかったようです」
「たとえいたとしても、今はそいつを助けてやれる場合でもねぇんじゃねぇの?」
「がうっ」
アンクルとプックルの言葉に、リュカは思わず難しい顔をして俯いてしまった。今のこの場所でたとえば非力な人間に出会ったとして、果たしてその人間を救い出したうえで、更に目的に向かって進み続けることができるだろうかと考えれば、目的の完遂は尚の事困難なものとなるのは目に見えている。
「いなかったのなら、いいんだ。確認ありがとう、ピエール」
「いえ」
言葉短く返事をするピエールの緑スライムの表情を、リュカはつい見下ろした。いつも通りの、ほんのりとにこやかな表情だった。彼が嘘を吐いていないことを信じ、リュカは再び皆と先を歩き始めた。
右側を壁に沿い進み、道を何度か折れた。ところどころに灯る明かりに、視界はいくらか確保されている。先の道は二つに分かれているようだった。その左に分かれている道の奥に魔物の影を見たような気がして、リュカたちは戦いを避けるためにと右に続く道へと進もうとした。
壁の向こうに気配を隠して身を潜めていたのだろう。唐突に目の前に躍り出た敵の姿に、プックルでさえも反応できなかった。敵は背に翼を持っていた。見覚えのある敵、シュプリンガーが七体、揃ってリュカたちの目の前に現れた。
プックルは正面から顔を斬りつけられ、視界を奪われた。しかし慌てず、残る片目の視界に映る敵の足元に飛びかかった。戦いを前にすれば、多少の痛みを感じなくなるのだと、シュプリンガーの足に斬りつけた炎の爪が赤く炎を噴き出した。
敵もまた武人である誇りを持っているのか、僅かに竜の顔をしかめただけで、飛びかかって来たプックルを蹴飛ばして遠ざけた。弾き返されたプックルを迎えるように、リュカは戦友の目の傷にすぐさま回復呪文を施した。プックルの視界が戻る。
敵に回復の能力はない。これまでにもリュカたちはこのシュプリンガーという敵に遭遇したことがある。一度はテルパドール西に位置するボブルの塔で、一度はティミーらがテルパドールの窮地を救うために赴いた際に、この竜人の魔物と対峙した。その中でもテルパドールで相対した彼らとは分かり合うことができ、今ではテルパドールの国を護る兵士としての役割を果たしている。
交戦は既に始まっている。敵の群れはリュカにプックルにピエールにアンクルにゴレムスにと、各々にシュプリンガーが向かってきている。敵の行動を見ても分かる。やはり彼らは女子供を率先して手にかけるような外道ではない。
「ティミー! 二人と一緒に向うへ走れ!」
敵の群れは分かれ道の一つから飛び出してきた。リュカたち、とりわけリュカ自身、心の根底に敵と戦いたくはないという思いがある。それは体力魔力の消耗を抑える現実的な面も当然含まれているが、それ以上に、ただ、戦いたくないという思いが強い。特に今目の前にいるシュプリンガーという敵とは、ここでももしかしたら分かり合える部分があるのではないだろうかという期待が自ずと生まれてしまう。
しかし敵の目を見る。赤く濁っているようだ。本当ならばその目に生きる光を呼び起こさせ、互いに分かり合える関係となりたい。そうと悠長に考えていられるほどの余裕はない。敵が振り下ろす大剣を避けることで精いっぱいだ。
リュカの指示通り、ティミーはビアンカとポピーとともに走り出した。彼らを守るためにと、ゴレムスが戦いから離脱する。代わりに引き受けるのはアンクルだ。宙を飛び回り、ゴレムスに向かおうとする敵の群れを撹乱させる。シュプリンガーの群れはあっさりとゴレムスを追うことを諦め、ただリュカたちとの戦いに専念する。
リュカたちは積極的に戦いたいわけではない。先に戦いから離れたティミーたちを追うように、リュカたちもまた戦いから逃れるように後退していく。進む道は、左側に分かれていたもう一つの道。
敵は背に翼を持ち、宙を飛ぶことができる。それでもリュカたちの頭上を飛び越えて、ティミーらを追いかけることはしない。ただじりじりとリュカたちを追い込んでいく形だ。リュカは隙を見つけるなり、飛び込み、敵の翼に斬りつけた。回復の術を持たない敵はそれだけで宙を飛ぶことが出来なくなり、動きも鈍くなった。そうして敵を戦闘から離脱させていこうと、リュカは他の魔物の翼にも狙いをつける。
横ざまを斬りつけられ、リュカは避け切れなかった。ドラゴンの杖を掴んでいた左腕を深く切られ、思わず杖を取り落としそうになる。が、ピエールの回復が速かった。痛みを感じる間もなく治癒された左腕に力を込め、再びドラゴンの杖を強く握り直すと、リュカは敵の振るう剣に杖頭となる竜の頭をぶつけた。さすがは竜神の力の宿る杖と思わせる威力で、敵の剣の刃を鋭く折ってしまった。
「ははっ、竜神が痛がってそーだな」
「後で謝るよ」
瞬間的にでも言葉を交わせる余裕があることに、リュカは驚いた。敵の攻撃は強力で、明らかに押されているような状況だが、その攻撃にリュカたちは決定的な損傷を受けているわけではない。リュカたちのいる場所は徐々に左に分かれた道の奥へ奥へと追いやられているが、戦いの損傷はさほどではない。リュカたちが敵の振るう剣を回避することに専念していれば、その全てが避けられそうなほどにシュプリンガーの振るう大剣には鋭さが感じられなかった。
「お父さん!」
「こっちからも来るわ!」
ティミーとビアンカの声に、リュカは思わず後ろを振り返った。挟み撃ちの状況は頭の中にあった。それが現実のものとなっただけだ。進路方向から迫ってきているのは、この階層にも彷徨っていたエビルスピリッツ数体だ。それらはティミーたち人間の姿を見るなり、人間に対する本能的な怒りや嫌悪をそのいくつもの顔に表しながら、宙を飛んできた。
再び呪文を封じられては困ると、ポピーの判断は速く、且つ冷静だった。あくまでも敵を倒すことが目的ではない。前に進むことが出来ればそれで良いのだと、ポピーは怯まず前に駆けながらも呪文を放った。彼女だけが使うことのできる遠隔呪文で、集まる敵の只中にイオラの爆発を起こし、エビルスピリッツの群れを高い天井付近にまで飛ばしてしまった。まさか己らの只中に唐突に爆発が起こるとも予期していなかった敵の群れはまともに爆発に巻き込まれ、訳の分からないまま吹き飛ばされた。
「行けるわ!」
敵の群れが遥か頭上に離れている内にと、ポピーたちは止まらず駆け続けた。エビルスピリッツらは己が今どこにいるのかも分からない状況で、束の間辺りをキョロキョロと見渡していた。その隙にと、リュカたちもまた前を行く仲間たちを追って駆け始めた。敵となるシュプリンガーに背中を見せることになるが、リュカは相対する竜人の戦い方に、それができると判断した。
まるで敵のシュプリンガーに誘導されているようだと、リュカは進む前方に、上階へ通じる階段を見ながらそう感じていた。はっきりとシュプリンガーに背を向けて走っているというのに、その背中を荒々しく斬りつけてくることはない。大剣を持ち、いつでもそれを振りかざすことができるというのに、リュカたちを追いかけて来るだけで、やたらと敵を倒してしまうのだという荒々しさのようなものは感じられない。
決定的だったのは、天上近くにまで吹き飛ばされていたエビルスピリッツが状況を把握し、走るリュカたちのところへと急降下してくるなり、シュプリンガーはその剣をリュカたちにではなく、味方であるはずのエビルスピリッツに向けたのだ。明らかにリュカたちを助け、先に続く階段へ誘導するような動きだった。
しかしそれを、リュカは決して友好的なものとは捉え切れなかった。彼らの誘導はあくまでも、リュカたちを、リュカを、なるべくエビルマウンテンの奥地へと深入りさせるもので、それはこの場所からどんどん逃れ難い状況になるということだ。そもそもこの場所から逃げ出すことを考えていないリュカだが、それも今そうと思っているだけで、今後の状況によっては考え方を改めなければならないこともあるだろう。実際に一度、エビルマウンテンのこの敵の根城を目の前にして、ジャハンナの町へと逃げた経緯がある。
毒の床が広がる下層に比べ、この階層に現れる魔物は圧倒的に少ない。本当ならば更に多数のシュプリンガーの群れがいるのかも知れないが、彼らは魔物でありながらも統率の取れた兵士の集団に近い。それ故に今も地上世界では、テルパドールの国を守護する役を集団で負うことができている。統率が取れているからこそ、この少数だけがリュカたちの前に現れ、ただ誘導のためにリュカたちを巨大階段の前にまで追い詰めているのだろうと、リュカには思えた。
「どうせ前に進まなきゃ行けないんだ」
先を進んでいたゴレムスらに追いついたリュカたちも、巨大階段の上に上り始めた。天井付近からエビルスピリッツがリュカたち目がけて飛んで来ようとするが、それを今度はポピーの遠隔呪文の力を借りて、ビアンカがベギラマを放ち、敵を退けた。唐突に目の前に現れる呪文の効果に恐れを抱いたのか、それからエビルスピリッツらはリュカたちに近づくことさえ躊躇するようになった。
「だから、ありがとう」
リュカは階段の下に自然と並び立つシュプリンガーの群れに、場違いな礼の言葉を述べた。つい先ほど腕を深く斬られたというのに何を言っているのだ我が主はと言わんばかりのピエールの視線に気づきつつも、リュカは軽く手を振るとすぐに階段を上へと上って行った。できることなら彼らの真意を確かめたかったが、ゆっくりはしていられない。
侵入者であるリュカたちをこの大魔王の居城の奥深くへと導き、この場所から逃げられないようにするという理由では弱いとも感じた。彼らは魔物の兵士という立場だ。彼らに命令する立場の者がいるはずだと考えると、それが大魔王そのものか、或いは。
色々と考えていても分からないものは分からない。リュカは下手に頭を悩ませることはしないように、ただ仲間たちとこのエビルマウンテンの頂上を目指すべく、巨大階段を上って行った。



下の階層にいるシュプリンガーやエビルスピリッツはやはり、階段を上り上にまでは追いかけてこない。この巨大な建造物の中で魔物らは居場所が定められているようだった。それはエビルマウンテンの麓に広がる広い森林地帯でも見られたことで、大魔王の居城入り口近くの一体には巨人であるギガンテスの姿しか見られなかった。自然発生的な縄張りのようなものか、それとも定められた棲み分けのようなものなのかは分からない。
棲み分けでも縄張りでもどちらにせよ、この敵の居城の中にあって、侵入者となるリュカたちにとっては有難い状況だった。多種多様な魔物が揃って襲い掛かって来た時の状況を考えるだけで、途方に暮れてしまう。一方、現実的に、様々な種の魔物が協力して、共に戦うということ自体が難しいことなのだろう。互いに互いの意を組み、協力して行動すると言うことは本来なら非常に困難なものなのだ。そこには基本に、信頼がある。同種の魔物であればまだしも、多種多様な異種の魔物同士が信頼し合って共闘するには、より高い精度の信頼や絆が必要となるだろう。
そう考えると、リュカは今の自身らの状況がいかに奇跡的であるかを改めて思う。人間と魔物が協力して旅をしているのだ。異種の魔物同士でも難しいであろう協力を、人間と魔物との間で行うことの困難を普段感じていないのは、リュカにとってはこの状況がもはや特別なものではないからだ。それは母マーサにおいても同じ事に違いない。
階段を上り、新たな階層に姿を現したリュカを待ち受けている魔物はいない。もしかしたらこれほど奥にまで侵入されるとも想定されず、この辺りの階層に生きる魔物らはまるで警戒をしていないのかも知れない。ところどころを備え付けの明かりに照らされる内部はがらんとしており、見える限りの景色に危険の気配は見えない。その静けさに寧ろ恐怖を感じ、リュカたちは警戒の目を四方八方に向けつつも、足早に先へと進んだ。
壁沿いに進み、右に大きく曲がる道の先に出ても、すぐさま襲い掛かられるような近い場所に魔物の姿はなかった。壁沿いに置かれる悪魔を模した像がリュカたちを見張るようにその目を向けているが、それが魔物に姿を変じて襲い掛かってくるようなこともない。時折、建物内をゆるく吹き抜けるような風が起こり、それが魔物の発する悍ましい声にも聞こえたが、実際に魔物がリュカたちに飛びかかってくるようなこともなかった。
「ここまで魔物がいないっていうのも、ちょっと不気味よね」
「この階の魔物さんたちは今はお休みの時間なのかな」
「それなら一気に進んじゃおうよ!」
思わず駆け出しそうになるティミーのマントを、プックルが口に咥えて引っ張り止める。調子の良い時ならば一緒になって駆け出しかねないプックルだが、さすがに敵の居城の中にあってはそのような無謀な行動に出ることもない。それに彼は既に、遥か前方に感じている魔物の気配に、警戒心たっぷりに両耳を立てていた。
プックルがその気配を感じていた魔物の姿は、遠くからではまるで見えなかった。ギガンテスやグレイトドラゴンのような大型の魔物ではないことは確かだった。真っ直ぐな広い通路が続くが、その先には広く盛り上がった床のような、巨大な台座のようなものが見える。その辺りに何かがちらりと動くのを、プックルはその青い目に捉え、微かな動きに発せられる音を耳にしていた。しかしそれらが飛び出して、リュカたちに向かってくることはない。
「おっ、あれは階段じゃねぇのか?」
アンクルの言葉はいつも通りだが、その声はごく小さなものだ。遠くに見えていた巨大な台座はもう目の前に迫っていた。その台座の向こうにはやはり悪魔の像が、リュカたちを正面から見つめる形に置かれている。僅かな明かりに照らされるその光景は、まるで悪魔に向かって祈りを捧げるための台座のようにも見えた。
アンクルが口にした階段は、その台座の左側、裏側を見ていたためにそれはただの巨大な柱にも見えたが、回り込めば反対側から上れる階段のようだった。リュカたちの目指す場所はエビルマウンテンの頂上だ。とにかく上へ上へと向かわなければならない。見つけた階段を上る以外の選択肢はなく、警戒をしつつも階段へと向かう。
その時、巨大台座の影に隠れていた魔物が姿を現した。しかしその者は人間とも思われた。姿形は人間そのものだった。ただ顔に妙な化粧をし、歪み切った表情を見せ、手には棘のついた鞭を構え、格好はまるで道化そのもので、自ら人間とはかけ離れた存在になろうとしているようにも見えた。リュカたち一行を目の前にしても、不気味に笑みを浮かべているような、常軌を逸した人間の男なのだと、リュカは仲間たちを守るためにも剣を手に取った。
もう二人、同じような格好をした男、エビルマスターが続けて姿を現した。敵が手にしている鞭を目にするだけで、リュカには鞭特有の空を切る鋭い音が聞こえるようだった。要するに、嫌いなのだ。鞭という武器を目にするだけで、恐怖も反発心も怒りも、同時に胸の中に湧き上がってきてしまう。
敵となるエビルマスターらは、明らかにリュカたちが進もうとする方向を塞いでいた。どうやら階段の上に行かせたくはないらしい。ゴレムスのような大型の魔物を見てもまるで怯まないところを見れば、その意思は固いのだろう。しかしリュカたちはその先へ進まなくてはならない。
「そこを退いてくれれば、攻撃はしないよ」
念の為に話しかけてみる。リュカは常に、戦いを避ける方法を自然と選ぼうとする。相手が鞭を構えているから、リュカは剣も杖も両手に構えているが、対話もしないままに敵を蹴散らそうとは微塵も考えていない。魔物と共に行動している変わった人間と捉えてくれれば、敵となる者の心にも隙が生まれることに期待する。
しかしリュカの歩み寄りを撥ねつけるように、エビルマスターは一度鞭を鋭く振るった。耳障りな鞭の音がリュカたちの前に鳴らされた。プックルが姿勢を低く取り、すぐにでも駆け出せるよう構える。ピエールもリュカのすぐ斜め後ろに立ち、静かに剣を構えている。皆が皆、敵となるエビルマスター三体の動きに注視し、すぐにでも動けるようにと身構えた。
他にも台座の周りに何者かがいることは、リュカも気付いていた。しかしこれほどまでに湧いて出てくるように、うじゃうじゃと現れるのは想定外だった。プックルでもこれほどの数の敵が潜んでいるとは感じていなかったようだ。普段はそれこそ、石の下にひっそりと生きる虫のように、それらは存在しているのだろう。
はっきりとその姿を認める間もなく、それらはリュカたちに襲い掛かって来た。動きがまるで獣で、身体はリュカの膝よりも少し上ほどの大きさで、小さな身体ですばしこい動きを見せた。脅威となるのは、敵の持つ鋭い爪と牙だ。
似たような見た目だが、三つ目と四つ目の違いがある二種の魔物、ゴルバとガルバ。各々が無茶苦茶になってリュカたちに次々と飛びかかってくる。例えるならば、少々小さなプックルが多勢で攻撃してくるようなものだ。一瞬にして取り囲まれたリュカたちに今、逃げる道筋は残されていない。
ティミーが必死になってスクルトを唱え、皆を守る。この状況で魔力を節約している場合でもないと、ビアンカもポピーもアンクルも、死ぬことだけは避けなければならないという思いで呪文を放つ。ポピーの放つ容赦のないイオナズンの大爆発の威力に、近くの階段の中ほどからパラパラと崩れた石の破片がリュカたちの頭上に降って来た。幸いにも巨大な階段自体が崩れ落ちることはないが、幾度も大爆発を起こしては、上ろうとしている階段自体が崩壊するかもしれない。
一度の大爆発に散った異形の魔物もいたが、敵は無限にいるかのように、次から次へと現れる。ビアンカとアンクルがベギラゴンの強大な火炎の力で、敵の群れを一掃しようとするが、火炎の渦に飲まれながらもさほどの損傷を受けていないような敵の姿があった。火に対する耐性を備えているのだろう、三つ目のゴルバは牙を見せる笑みを絶やさず、明らかな狙いを定めて、ポピーに襲い掛かった。
横入りし、ポピーを盾で守るのはティミーだ。守られるポピーも怯んではいない。既に呪文の構えを取っていた。敵の攻撃を受ける覚悟で尚、敵に反撃しようとヒャダルコの呪文を発動しかかっていたのだ。
火炎に耐性があるのならばと、ポピーは手の中に冷気を用意していた。今や混戦状態となった状況で、マヒャドを使用することは憚られた。味方ごと氷の刃の餌食にしてしまいかねないと、ポピーもまた敵と同じく狙いを定めて、呪文の威力を調整した。ヒャダルコの呪文発動で、鋭い氷の刃が辺りにいる三つ目、四つ目の魔物らの身体に浅く深く傷をつけた。
敵の猛攻が凄まじく、ティミーは攻撃呪文を唱えている暇もなく、ひたすら仲間を守るためにスクルトの呪文を放っている。防御の膜で仲間を守り続けていなければ、敵の爪の牙も鋭く、一撃で倒されかねない威力を持っていると感じた。
特に敵は明らかに、弱い者を狙っていた。敵の爪や牙が向かうのは専ら、ポピーやビアンカなのだ。その行動に早々に気付いたリュカの剣は、味方を守る剣の意味よりも、敵を倒す剣の意味を強くしていた。到底話し合いなどできないこの状況、尚且つ弱き者を率先して倒しにくるという敵の戦略の前で、敵を倒すこと以外に道は開かれていないと悟った今のリュカの剣には迷いがなくなっていた。
弱き仲間がいればそれは当然庇うために、己の身を盾にする。リュカもピエールも女二人を守りながら敵の攻撃を剣に盾に杖にと受け、返す刃で敵に斬りつける。敵の猛攻を完全に防ぎきれることはなく、避け切れない爪を身に受けるも、彼らは各々がホイミの呪文で応急処置をしていた。
プックルは敵の群れの中を一匹で、荒々しく駆け回った。敵は鋭い爪で攻撃を仕掛けてくる手はあっても、プックルの身体を掴み倒すような器用な手はない。敵以上の素早い動きで群れの中を駆け回り翻弄し、敵の集団性をいくらか和らげる。しかしあまりにも敵の数が多く、四方八方から襲い掛かられそうになると、宙を飛ぶアンクルがプックルの助けに入った。デーモンスピアを振り回し、群がる敵を払うように遠ざける。
ゴレムスの両足から、ゴルバもガルバも上り始めていた。ゴレムスは己の身体に上られることには構わず、ただ足元にうじゃうじゃと集まる敵の群れを大きな足で踏みつけたり、屈んで大きな手を出して払い除けたりした。しかし身体に上る敵の群れも攻撃の手を緩めることなく、ゴレムスの頑丈な身体をあちこちから削って行っている。数の猛威は凄まじく、このままではゴレムスの身体は大きく削られ、彼は彼自身で回復のために瞑想する必要が出て来る。
そして敵の攻撃は直接的なものだけには留まらなかった。三つ目のゴルバは思うままに毒液を吐き散らし、必死に剣を振るうリュカとピエールの身体は猛毒に侵された。各々解毒の呪文キアリーを使用できるものの、その余裕がない。ただ必死に敵の攻撃に備え、剣で打ち払うのに精いっぱいという状態だ。各々、攻撃力倍増のバイキルトの援助を受けているにも関わらず、敵の数があまりにも多く、とても攻勢には出られない。
一瞬、敵の群れが離れたところで、構えていたビアンカとポピーが同時に呪文を放った。ビアンカもまた、この状況で容赦はしなかった。皆を癒すための賢者の石を左手に持ちながらも、放ったのは死の呪文ザラキだ。予想はしていたが、効果は薄い。倒れた敵もいたが、その数は非常に限定的だった。敵の攻勢を大きく削ぐには至らない。
ポピーが放ったのはやはりヒャダルコの呪文だった。味方があまりにも敵の群れに囲まれ、混戦の状況では、広範囲に及ぶ呪文を放つことは難しい。爆発呪文は味方を大いに巻き込んでしまい、氷系呪文でもマヒャドを放つことは、この状況では味方ごと氷漬けにしてしまいかねない。威力の強い呪文を放つには、ある程度敵との距離が必要なのだ。
四つ目のガルバが唐突に呪文を放ったことに、皆が皆意表を突かれた。その効果が即座に現れたことが、プックル、ゴレムスの動きに見られた。敵のいないところに飛び込むプックル、敵のいないところに大きな足を踏み出すゴレムスの動きは、幻影呪文マヌーサをその身に受けた者の行動だった。これだけの数の敵が一斉にマヌーサの呪文を唱え、リュカたちが一人残らず幻影の中に閉じ込められれば、その瞬間に数多いる敵の群れはリュカたちに一斉に覆いかぶさり、勝敗は決してしまうという想像が脳裏にちらつき、リュカの背筋に冷たい汗が浮かんだ。
「アンクル!」
「おうよ!」
リュカの呼びかけに応えるように、アンクルは攻撃の手を止め、とにかくプックルを救うために地からプックルを掬い上げた。幻影が見えているプックルは、今何が起きているのかを正確に把握できない。それ故に掬い上げたアンクルにも攻撃的な動きを見せる。暴れるプックルを抑えきることもできないアンクルは、仲間の目を覚まさせるためにと、一度上方へ飛び上がるなり、仲間のゴレムスの顔に向かってプックルを投げつけた。荒療治だが、アンクルの行動が功を奏して兎にも角にも二人の仲間は幻影の世界から抜け出すことに成功したようだ。
敵の数が全く減らないように感じられたのは気のせいではなかった。リュカたちの攻撃を受け、攻撃呪文を受けた三つ目も四つ目も、それら数多の魔物を呼んだエビルマスター三体が回復を施していたのだ。その呪文の効果を目にして、リュカも皆も先の見えない戦いをしていることに気付いた。広い台座の上に乗り、高みの見物を決め込んでいるようなエビルマスターが放つのは、使役しているであろうガルバ、ゴルバの群れ全体に行き渡るようなベホマラーの呪文だ。既に倒している魔物はまだ僅か、残る魔物の群れは倒れない限りは主であるエビルマスターの回復を受けられる。
敵の回復の手を止めるためには、エビルマスターらを先に倒す必要があるが、手の届かない場所で戦闘の様子を観察しているそれらにも隙は無い。
更に信じられないことに、台座の裏にはまだガルバ、ゴルバの大群が控えていた。エビルマスターがその顔に常に浮かんでいる笑みを深くし、手に馴染んでいる鞭を一振りすれば、それらの群れは合図を得たと言うように台座の影からわらわらと姿を現した。リュカたちの間に絶望的観測が否応なしに広がる。
「リュカ殿、一度退きましょう!」
「お父さん、このままじゃボクたちここで……」
ティミーの力ない声がすぐ傍らに聞こえた。息子は仲間たちを守るためにひたすらスクルトの呪文を唱えていた。お陰で仲間たちの怪我は深くないが、まだ先の見えない道の途中で無暗に魔力が尽きることは避けなければならない。
上る階段は目の前にある。しかし道は他にも伸びている。その伸びる道の先に何があるのかは分からないが、一先ず先の分からない道へと逃れ、恐らくこの階段周りを守っているであろう目の前の敵との距離を取らなければならない。上へ進まねばならないが、この場で全滅しては何にもならない。
「ゴレムス! 向うだ!」
呼びかけるなり、リュカは目の前の上り階段を諦め、右手に伸びる道へ呪文を放った。バギクロスの呪文に起こる竜巻の勢いで、比較的敵の群れの薄い層に穴を穿つ。竜巻の渦を追うように、ゴレムスは身体に纏わりつく小さな敵の群れもそのままに駆け出した。続いてリュカたちも束の間空いている逃走の道を一気に駆け始めた。敵の群れとの距離が瞬時開き、リュカたちの後を追って来ようとする三つ目、四つ目の群れを今度はピエールがイオラの呪文で大きく牽制した。
ゴレムスの身体に上っていた数体の魔物が、リュカたちの頭上へと降ってくる。とにかく逃げると言うことを理解しているポピーが、ピエールの行動に学ぶようにイオラを放ち、頭上から降りかかろうとする敵の群れを弾き飛ばした。
「がうっ!」
リュカたちが逃走しようとしている広い通路の先に、別の上り階段の一部が見えた。ゴレムスのすぐ前、先頭を駆けていたプックルがいち早くそれを見つけ、後方から駆けて来るリュカに声だけでそうと知らせる。これだけ広い居城の中だ。他にも道はあるのかも知れないと、リュカは敵の群れから逃れながらも、別の道へ進むことを決め、「あっちから上ろう!」と皆に呼びかけた。
リュカたちを追うゴルバとガルバの群れは途中でぴたりと足を止め、何かに呼ばれたかのように一斉に引き上げて行ってしまった。元々、あのエビルマスターに呼び起こされた魔物たちだ。今度は元いた場所へ戻るようにと命令を受けたのだろう。一匹残らず忠実に命令に従うところを見れば、非常に獰猛に見える魔物とは言え、己の意志で行動を決定しているわけではないらしい。いざ戦うとなれば、その魔物が本能的に備えている暴力性が機械的に発揮されるということなのだろう。
「……助かったわね、リュカ」
「またちょっと休まないと、魔力が……」
「あ、あの、ちょっとだけ水を飲んでもいい?」
敵の群れが去って行ったのを好機に、リュカたちは一度足を止め、息を調えることにした。戦いの傷を癒すためにビアンカは賢者の石に祈り、水を口にするポピーの隣で、ティミーは水と少しの食糧を口にした。ゴレムスも己の身体の綻びを癒すために、床の上に胡坐を組んで、瞑想を始めた。仲間たちが少しの間休息する間、リュカは前に見えている巨大階段を見つめていた。この階層には他に魔物がいないのか、しんと静まり返っている。元々魔物の数が少ないのか、それとも敢えて道は開かれているのか、考えても分からないことだが、思わず考えてしまうリュカの表情には多少の困惑が浮かんでいた。

Comment

  1. ベホマン より:

    bibi様。
    更新ありがとうございます。
    エビルマウンテンでは、「仲間にならない」んですよね。流石ラスダンの魔物という感じです。
    仲間にならないのも、この階層に魔物が少なかったのも、アイツの策略ということ…?
    だとしたら、アイツも腹黒いですねー。
    ぜひともリュカにボッコボコにしてほしいです。
    そうそう、現実では、北海道も暑いのなんの。
    どうかbibi様、熱中症にお気をつけてお過ごしください。
    これからも楽しく読ませていただきます。

    • bibi より:

      ベホマン 様

      コメントをどうもありがとうございます。
      そうなんですね、エビルマウンテンでは仲間にならないんですね。今、知りました(汗) 教えていただきありがとうございます。危うく仲間にしてしまうところでした……。
      この辺りに魔物が少ないのはもしかしたらそういう……まあ、実際のゲームはそんな生易しいものじゃないですけどね。はやくヤツのところに辿り着きたいものです。
      現実ではまたとんでもなく暑い日が続いています。うかうかすると熱中症になるので、ベホマン様もお気をつけてお過ごしくださいね。夏の北海道、暑いですよね。旅行で北海道に行ったことがありますが、北海道の夏を舐めていて体調を崩しかけたことがあります……。何事も舐めてはいけませんね(汗)

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