今年の夏の暑さは

 

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連日35度を超えるような日が続くので、外出するのも戸惑うほどですね。お盆の時期は主人の実家にお世話になっていましたが、それ以外では子供とほとんど家で過ごすような日を送っています。

子供の夏休み中にもお話を書ければ・・・と思っていましたが、無理でした(汗) やはり一日中一緒にいれば、パソコンに向かうまともな時間も取れず、せいぜいこうして短いブログを上げるのが関の山ですね(苦笑)

しかし何もしないでいるわけにはいかないと、本はとりあえず三冊読みました。少ないって?

子供と一緒に読んだのは「十五少年漂流記」と「おおかみ王ロボ」、それと私一人で読んだのが「日本が戦ってくれて感謝しています」という本です。

「十五少年漂流記」は有名ですね。とりあえず一度は読んでおいた方が良い本だと思います。子供たちだけで無人島での生活を送るという、今にも通じる空想科学小説の原点です。このお話を切欠にして、この後に様々なお話が生み出されて行くんだろうなと思わせられる、基礎となる小説ですね。

十五少年漂流記は子供に読み聞かせの感じで、ひたすら音読して読みました。喉が嗄れるかと思った(笑) 私が読書感想文でも書こうかと思いましたが、ちと時間がかかりそうなので省略。しかし何でも基本は大事だと思うので、お話の基本として、もしまだお読みになっていない方がいらっしゃれば一度読んでみることをお勧めします。

それと、主人の実家でお世話になっている際に、実家にあったのが「オオカミ王ロボ」と言う、非常に古そうな絵本でした。

シートン動物記に含まれるお話の一つのようですね。義両親の実家には昔の本がたくさんあり、特に義父が本好きな方のようで様々な古い本があるので、いつもワクワクさせられます。古い本って、古い装丁を見るだけで何だかワクワクしませんか? 歴史を感じるなぁって。

私がこの本を読んでまず思ったのは、もののけ姫の原点のお話? と。いや、全然違うんですが、オオカミの群れが出て来て、牛飼いが出て来て、オオカミと人間の戦いが出て来て・・・何となくもののけ姫の雰囲気を感じてしまいました。いや、全然違うんですけどね。雰囲気です、あくまで雰囲気。

オオカミ王ロボは私が先に読んで、その後子供が一人で黙々と一気に読んでいました。子供も集中すると一気に読んでしまいたいタイプのようで、特別長いお話でもなかったので、私も邪魔せずに彼が読み終わるまで他の本を読んでいました。読み終えた後にちらっと感想を彼に聞くと、多くは答えず、噛み締めるように「う~ん……」と言ったきりでした。いいんです、こういうのは心に感じるのが大事なので、特別真っ当な感想を言葉にせずとも。

それと、私が個人的に読んだのが、「日本が戦ってくれて感謝しています」という本。

毎年8月は、日本人として歴史を振り返るのに良い機会でもあり、そういう時期かと思います。その中で偶々ですが、こちらの本が家にあったので手に取ってみることに。

戦後教育を受けて来た私たちは本当に何も知らないままにこの戦後と言う時代を生きて来たんだなぁとつくづく思わせられますね。何なんでしょうね、この読後の虚無感や罪悪感は。無知と言うのは本当に罪深いことだなと・・・。

インド、フィリピン、パラオ、台湾、マレーシア。こちらの国と日本との関係を、現地を訪問した井上さんが細かに表してくれています。日本人だったらこのことは知っておくべき話ばかり。知らないでいることは、多くの人たちを冒涜することに繋がると言っても過言ではないでしょうね。そして一度知ってしまえば、知る前には戻れません。

私はもう若者の類ではないですが、今を生きる日本人が不安や不満なんかに苛まれているとしたら、それって自分が何者かが分からずにまごついているからなんじゃないのかな、と思う部分もあります。自分が何者かが分からないということであれば、本当にあった日本の歴史を知れば、その歴史の中にいた人々の人生に触れることが出来れば、漠然とした不安も不満もいくらか和らぐんじゃないかなと思います。

「自分はこういう者です」とはっきり名乗ることが出来れば、それだけで自信がつきそうじゃないですか。ねぇ。せっかく生きてるんだから、表面的な自信なんかではなくて、根拠のある自信を持ちたいものですよね。

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