先週、鬼滅の刃無限列車を観ました。
もう1週間経ったとは信じられないんですが、ようやく例の映画を観ることができました。鬼滅の刃無限列車編。ものっすごい話題になっていたし、興行収入では千と千尋の神隠しを抜いてしまいましたもんね。なので絶対に一度は観てみたいと思っていた映画でした。特別、鬼滅の刃に興味がなさそうな息子と主人と共に・・・。浮くわ~、わたし一人でテンションが浮くわ~。
とにかくあれですね、映像がキレイ過ぎて息を呑みますね。今のアニメーターさんは一体どんなお仕事をされているのか・・・デジタルの技術ももちろんあるんでしょうけど、やはりそれ以上にデジタルでどれだけ美しく描けるのかと言うお仕事されている方たちの熱意を感じられました。
ストーリーもとても細かく描かれていて、でも小気味よく飛ばすところは飛ばしたりしているのかな。ただそれも不自然なものには見えないので、何も引っ掛かりなく見ることができたように思います。キャラクターが一人一人はっきりくっきり立っているので、それもストーリーの見やすさに繋がっているんでしょうね。煉獄さんとか、見た目はかなりヤバイ人ですが、あの物語の中に入り込んで観れば、あ、この人、めちゃくちゃ良い人だししっかりしてるし部下に背中見せられる上司じゃんと、良いこと尽くめの人でした。以前、鬼滅の刃を知らない主人が道を歩いていると、煉獄と書かれたTシャツを着ている人を見て、巷では何か新しい宗教でも流行っているのかと疑ったのを代わりに詫びたい気持ちになりました。(いや、でも知らない人にとっては普通の感覚だったかなと・・・)
敵キャラもしっかり作り込まれているから、ちゃんと感情移入して観ることができるんでしょうね。魘夢はっきり気持ち悪くて救いのない奴だし、猗窩座はとにかく戦うのが好きなんか、戦闘民族なんか(違)と思わせる奴だしぼんやりとした敵キャラじゃなくて、ちゃんとはっきり敵として観ることができたので、最後の逃げられた時の口惜しさったら。炭治郎が罵り叫ぶ気持ちも分かると言うものです。
あと、炭治郎が眠りから覚めるために何度も夢の中で自分の首を・・・というのは衝撃でした。そしてアニメでのその見せ方に思わず嘆息。その後にうっかり本物の自分の首を斬りそうになって伊之助に助けられるのもまた熱い。そうそう、やっぱりそう簡単には敵の術からは抜け出せないよねと、主人公たちが苦労する場面が細かく描かれているのが良いなぁと思いました。
とにかく全体を通して、観る人の感情を全く置き去りにしないで、しっかりと掴んでくれるお話だなぁと思いました。煉獄の兄貴!と呼ぶ気持ちがようやく分かりました。こういう気持ちの共有って、大事ですよね。
命を賭して、守るべきもの教えるべきものに背中を見せるという点で、私は密かにDQ5と通じるものを感じています。・・・というか、きっとそういうお話と言うのは昔々から様々あるものだと思います。命がけと言うのは人の心に響かないわけがないんです。決して軽々しく扱うものではない命を一つのテーマにして、この無限列車編は本当に熱く美しく完成された作品なんだなぁと思わせられました。こりゃあ話題にも人気にもなるはずだわ。
余談ですが、私が心待ちにしていたのは例の雷の人です。出番は少なかったですが、BGMも合わせて震えるほど完璧でした。あのBGMは何度でも聞ける。
そして一緒に見ていた主人と息子は・・・猪頭に何度もウケていました。炭治郎、善逸、伊之助の三人の中では一番まともじゃないですもんね(笑)幸せな夢を見せられているはずなのに、お前、どんな夢見てんだよ、とか、無意識領域にも普通の状態で居られるという特殊能力の持ち主だとか。息子は最後まで観れずに途中で寝てしまいましたが、その辺りは楽しんでいたようでした。良かった良かった。
とりあえず私としては一度ちゃんとまともに観ることができたので満足です。確かにこれは映画館で見た方が色々と良かったんだろうなぁと、ちょっとの後悔はありますが・・・またその内映画館でやってくれたりして? さすがにないかな(笑)
Comment
bibi様
ちなみに10月10日、午後11時15分ぐらいあたりから、アニメ版の無限列車が放送されますよ。
映画無限列車とはまた違った内容もあるとか巷で話題になってます。
そのアニメ無限列車終わった後から鬼滅の第2シリーズが12月5日の午後11時15分あたりなのか…テレビ放送あります楽しみであります!(笑み)
ケアル 様
昨夜、観てみましたよ~。煉獄さんにかなりフォーカスした内容になっているようですね。確かに映画だけだとちょっと煉獄さん不足に陥る感がありますので、ここでたっぷり味わわせてもらえればと思います。来週も楽しみです。第2シリーズも楽しみ。