世の中の鬼滅の刃っぷりがスゴイですね。

小学1年生の息子を学校まで送り届けることもあるのですが、その際にたくさんの子供たちを目にするに当たり、気になるのが子供たちが身に着けているマスク。

多いんですよ、炭治郎マスクと禰豆子マスク。

あのいかにもアニメアニメしていない、一般的な柄がいいのかも知れませんね。だって炭治郎はチェック柄だし、禰豆子もピンク色で可愛らしい。ただ、今となっては一目で「鬼滅だ」と分かる柄ではありますが、キャラクターそのものがプリントされているわけでもないあのマスク柄は、オシャレ感も出て身に着けやすいのかな。

炭治郎のチェック柄は和名で市松模様、禰豆子のピンク色の柄は和名で麻の葉と言うらしいですね。こういう、日本独自が持つ味を前面に出しているところも、鬼滅人気の一つなのかと思います。

主人とも話したことがありますが、やはり着物と刀が出てくる漫画は最強だ、ということ。日本人として（今は世界でもなのかな）、和の心は恐らく心の中に根付いていますよね、きっと。どうしたって着物と刀が出てくればカッコイイんですよ、うん。

まあ、ウチでは私しか鬼滅にハマっていないんですけどね。主人も息子もいまいちハマらなかったなぁ。

先日、授業中の学校に入る機会があり、校舎の外を歩いていると、どこからかの教室から「紅蓮華」を歌うクラスがあり・・・学校でそんな感じで取り入れるほどなんだと、少々驚きでした。柔軟ですね、今の学校は。そういうわけで、鬼滅を大して知らないウチの息子も、歌だけは何となく知っているという状態です。そんなこんなで、鬼滅の波に取り込まれる子供もいるのかしらと思ったり。

ところで先日、単行本最終巻の表紙が解禁されていましたね。この漫画が既に完結しているということが一つ驚きです。それでこのブームなんですから。一体全体、どうなっているのかと。それほど奥の深い漫画なのかしら。そうなのでしょうね。ファンにとっては、そういうことなんです。ファンとは、そういうものです。ファンは盲目。それで良いとも思います。熱くなれるものがあるって、大事ですよね。

そういえば以前、ある子供が「煉獄」と書いてあるシャツを着ているのを主人が目にして不思議に思い、その直後、ある大人が同じ「煉獄」と書いてある色違いのシャツを着ているのを見て、「・・・あの人たちは深い悩みでもあるのかな」と思ったようです。

彼は本当の煉獄について考えたようで、巷で怪しい宗教でも流行り出しているのかと感じたようで・・・それを聞いて私は腹を抱えて笑いましたが。

尚、煉獄とは、「天国には行けなかったが地獄にも墜ちなかった人の行く中間的なところであり、苦罰によって罪を清められた後、天国に入るとされる（Wikipediaより抜粋）」という意味合いで、この「苦罰によって罪を清められた後」のところに主人は引っかかっていたのではないかと。一体、君たちは何をしたのかね、と思っていたのかしら。

でも鬼滅の刃を知らない人があのシャツを見たら、至極当然の驚きの様にも感じます。ブームとは異常を通常にするんだなぁと思いました。

相変わらず、色々な角度から楽しませてくれます、鬼滅の刃。

あ、私は好きなんですよ、鬼滅の刃。お気に入りは善逸くん。ただ、この善逸くんに関しても、主人は面白考察をしてくれました。

アニメを一緒に見たんですが、その際に彼の雷の技を見て思うところがあったようで・・・。

雷の技を使うのは反則だと。雷は神様か勇者しか使えないはずだと。

しかも自分の体から雷を出すのはどうなんだと。雷を呼ぶんじゃないのかと。

・・・いちいち頷いてちょっと笑ってしまう自分が怖いんですが、ちったぁ夢を見やがれとも思う私です。私なんてこんなサイトで夢を見まくって話を書いているというのに。夫婦間のギャップが激しい。ま、話を聞いてると面白いのでいいんですけどね。

私の中の鬼滅熱はまだしばらく続きそうです。単行本、一つも持っていませんが。本当は買いたいけどね。二次創作もしてみたいけどね。

追記：描いたトップ絵のイラストの炭治郎の額の痣を描き忘れていたので足しておきました。彼のトレードマークを忘れるとは・・・にわかですみません。

ちなみに彼の額の痣を見て私が思ったのは、水滸伝に登場する楊志。別名で青面獣。顔に大きな青い痣がある強者です。私が以前読んだのは北方謙三さんの書かれた水滸伝でしたが、もうね、ここに登場する楊志の話には涙を流さずにはいられません。他の登場人物もそれぞれ泣かせてくれますが、楊志と林冲においては辛すぎました・・・。

水滸伝、まだお読みになっていない方はオススメですよ。熱い男の物語を楽しめます。