古事記ってドラクエのルーツ?

 

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面白い動画を発見しました。

有名ですよね。中田敦彦さんの熱の入ったこちらのYoutube大学。
そうは言うものの、私は、すみません、今まで拝見したことがなかったんです。
Youtubeって色々と見ていると、オススメにふわっと色々と挙がってきますよね。それで目を引いたので今回見てみました。

古事記編。4部に分かれたお話構成で。

・・・正直言って、これを1300年も前の日本人が編纂していることに驚きです。編纂した当時の状況も、しっかりと最後の4部でお話してくださっているので、ほほう、なるほど、そういうことかと、知らずにあった胸のつかえがスコーンと抜けたような気がしました。

面白いですねぇ、古事記。

そもそも興味を持ったきっかけは、主人が古事記のお話の断片を知っていたから、ということです。私は・・・全く知らなかったんですよ。少し年は違えど、それほど違わないのにどうしてだ? と、疑問を感じたのでそれから古事記について少し触れてみました。

神々の物語から人の物語への移り変わりも面白いです。他の方のお話にあったんですが、いわゆる「神話」と言う言葉は明治時代以降に出来た言葉だそうで。それまでは、神代の物語、と言うような言い方だったそうです。・・・そっちの方がカッコイイような気がする。かみよのものがたり、ですよ? 美しい言葉ですね。

有名なお話を主に話されている中田敦彦さんの語りですが、身振り手振りが大きく、憑依型(?)で語られるので、話を聞いている方もその話の中に入り込むことができます。まあ、現代っぽくて面白おかしくしている部分もありますが、それはそれで今風でいいんじゃないかなと私は思います。思わず笑ってしまう。

主人は何故か色々と知っていたんです。子供の頃にそういう話を聞いたことがあると。学校の先生に聞いたのか何なのかも覚えていないようですが、それでも子供の頃に聞いたことがあるという。こういうお話を子供の頃に聞いたことがあるかないかで、その後の人格形成にも影響があるんじゃないかしら。人を人として作り上げていくって、恐らく人の中心にある信念みたいなものが大事だと、最近は特に思うので。

イザナギとイザナミ、アマテラスにスサノオ、因幡の白兎、出雲大社、ヤマトタケル・・・いやぁ、聞いたことがある名前ばかりなんですが、私としては名前を聞いたことがあるだけでその内容については全くと言ってよいほど知らなかった。お恥ずかしい・・・。

これらがまさか、一つのお話にまとまっているなんてことも、思ってもみませんでした。全てのお話がずーっと流れて続いているなんて、そんなの、もう、面白過ぎるじゃないですか。終わらないゲームのようで。次は何? 次は何が出てくるの? みたいなワクワクが止まらない感じになるじゃないですか。

あー、だから日本人ってRPGが好きなのかしらと、勝手にそんなことを思ったりもしています。そういう大事な教育を受けていなくても、血が覚えているのよ、的な。こういう歴史の繋がりが見えるのって面白い。アレですよ、ドラクエで言えば、ⅠをやってⅡをやって、Ⅲで地下世界に落とされた時に耳にしたあのアレフガルドのBGMで鳥肌ぞわーっみたいな感じです。分かりますかね? 分かる人は分かりますよね?

イザナギとイザナミの二人で国生みを行うところからして、面白いです。儀式が面白い。でも儀式って大事だよね、と。こういう儀式を大事にするところも、日本人らしいと。そんなことを思います。その前に二人が混沌とした世界をかき混ぜる天の沼矛(あまのぬぼこ)という矛も、ゲーム好きにはそそられるものです。さすが神様、矛で世界をかき混ぜちゃうのね。

ドラクエ好きにはスサノオは外せない神様ですよね。ヤマタノオロチをドラクエで知った私としては、後にスサノオを知って「ここにルーツが!」と驚いたのが事実です。情けない話ですが(泣) アマテラスの弟と言うのにもびっくりでしたが、ツクヨミとも兄弟なのねと、驚くことだらけ。何それ、古事記を知る方がもしかして楽しいんじゃない?と思いました。

語り出せば恐らく終わりが見えないので、後は中田敦彦さんのYoutube大学で古事記編4部をご覧になったらよろしいかと思います。面白いですよ。もちろん、私よりも前にご覧になった方々もいらっしゃると思いますが。ちょっと前の動画ですもんね。でもこれは永久保存版にしても良いかと思います。・・・まあ、神を冒涜すなっ!と思う方もいらっしゃるかも知れませんけど。それでも私は、知らない方に興味を持ってもらって学んでもらうという動画として、とても良いものじゃないかなと思っています。

私も、今のドラクエのお話が書き終わったら(いつ?)、この古事記についてのお話を書いてみたいなぁなんて思ってしまいました。それには・・・もっともっと勉強が必要ですが。

Comment

  1. ピピン より:

    bibiさん

    自分も昔から神話が大好きで、日本を含め世界の神話を扱った本を好んで読むような子供だったので、ロト三部作に触れた時は(ドラクエを知るきっかけだった)モンスターズより面白い!とすぐにハマりました。
    古事記とかに出てくる言葉って、日本の言葉なんだけど独特な響きで格好いいんですよね…
    天叢雲(あめのむらくも)十束剣(とつかのつるぎ)
    荒覇吐(アラハバキ)
    挙げたらキリが無いですが

    ドラクエ3もそうですけど、よく漫画やゲームでも取り上げられるのでそこで興味を持ったりしますね。
    特にアトラスの女神転生シリーズやペルソナシリーズとか…
    ペルソナ4では主人公の“ペルソナ”がイザナギです。

    • bibi より:

      ピピン 様

      とても聡明なお子さんだったんですね~。子供の頃から神話に興味があって本を読むなんて。尊敬します。私はと言えば、まあ、いわゆる漫画ゲームの子供だったので、大人になってようやく世の中のルーツとも言える神話に興味を持つようになったと・・・そんなところです。なんか、恥ずかしいです・・・。
      そもそも神話などに興味があった方がロト3部作に触れたら、ハマるでしょうね~。恐らく、ドラクエを作った堀井さんもまた日本の神話を知っていながらこうしたゲームを作れたのかな、なんて思います。ドラクエ3なんて、思い切り私たちの世界から始まりますからね。そこからあの懐かしい音楽の地へなんて、もう鳥肌ものでした、当時。私たちの世界から伝説の勇者が生まれていたのか!って。

      そうそう、昔の言葉って、それだけで格好いいんですよね。こう、なんと言うか、心の中が沸き立つような燃えるような、そんな感覚があります。全てを訓読みで読むスタイル、大好きです。その読み方だけで深い歴史を感じますね。その歴史の先に、今の私たちがいるんだなと思うと、深い歴史の中に没入する感覚すらあります。

      他のゲームや漫画でも取り上げられるのは、やはり日本人として本能的にも日本の歴史を求めているのかなと思ってしまいます。ペルソナというゲーム、聞いたことはあるんですが・・・そうなんですか、主人公がイザナギ。それは深いし、面白そうですね。ペルソナ、という名前自体、何か深い意味を持たせているんだろうなとは思っていましたが、そちらの意味も汲んでいるんですね。もういっそのこと、古事記自体をしっかりとゲーム化して、義務教育にでもすればいいと思います。・・・既にどこかにあったりして?

  2. ピピン より:

    bibiさん

    そんな大げさな…子供向けの本なので、それこそゲームや漫画の延長線みたいなものです(笑)

    自分の場合、詳細は忘れたのですが「ロトの紋章」という漫画を読んでいて、「あれ?これ現実の世界と同じじゃない?」と気付いて興奮したのを覚えています。
    当然あの場所に着いた時は鳥肌が立ちました(笑)

    ペルソナは、人が抱える欲望や悩みなどがシャドウとして実体化する、精神世界や異世界で戦うRPGです。
    基本は事件を追いながらも仲間達や街の人と交流を深めたりして、1年間を過ごしていきます。
    ドラクエと同じで主人公が喋らず、丁寧に交流が描かれるので没入感が凄いロールプレイングゲームです。
    ぜひオススメしたいところですが、bibiさんはまずドラクエ11が先ですよね(笑)

    「大神」というゲームがまさにそれかもしれません。
    主人公は天照「大神」らしいですよ。

    • bibi より:

      ピピン 様

      子供向けの本でもそういう「基礎編」みたいな本を読むのが大事なんじゃないかと思うわけです。私のように初めからゲームや漫画に走るのではなく(汗) やっぱり基礎を知ってから応用に行かないとねと、最近はよく思うんですよね~。

      ドラクエ3は私たちの現実の世界と繋がっているのが本当に魂震えると言うか、ワクワクが止まらないところがあります。こしょうとかやまたのおろちとか。たまらんです。そしてその先にはあの世界へ落ちるという・・・曲を聞いた瞬間に本当に「うおぉぉ~!」と叫びました(笑) 兄がゲームをプレイする横での話ですが。

      ペルソナというゲームがあるというのは知っていたんですが、なるほど、深いゲームのようですね。没入感が凄いとなると、あれですね、完全に一人でプレイするのが良さそうなゲームですかね。時間があればプレイしてみたいですねぇ。
      ・・・あ、そうか。私はまだドラクエ11をプレイしていませんでした(汗) いつプレイできるんだろ・・・。

      主人公が天照「大神」だなんて、そんなゲームがあるんですね。存じませんでした。既にそのようなゲームが出ていたとは。やはり「古事記」に魅せられた方がそのようなゲームを作ったのかしら。私もできるなら、しっかりと古事記を読んで、自分なりのお話を書いてみたいものです。

  3. ピピン より:

    bibiさん

    そうですよねぇ…二次でもオリジナル部分を考える時とか絶対役立ちますもんね。

    全くの異世界だと思ってた場所が自分達の世界と擬似的に繋がるようなワクワク…
    なかなか他では体験出来ませんよね。

    もしその時が来れば4と5がオススメです。
    11をプレイする前に12が出たりして…(笑)

    • bibi より:

      ピピン 様

      やっぱり本当の歴史あるお話を知っているのと知っていないのでは、こう、なんと言うか、説得力が出るか出ないかにかかってくるような感じがします。そう言うお話を知らないと、何か上辺だけだな~みたいな軽い感じがしちゃうんですよね。・・・ああ、だから私の書く話は浮ついた感じが・・・反省(汗)

      ゲームのような全く異なる世界で、本当の世界と繋がる部分を味わうと、何とも言えないほどに胸が熱くなります。堀井さんってやっぱりすごい方だなと、そう思います。ご本人がきっと楽しんでゲームを作ってらっしゃいますよね、きっと。自分がまずは楽しまないとね。

      ペルソナは4と5ですか。ふむふむ。その前にドラクエ12が・・・十分にある話ですね(泣)

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