幼稚園は楽しい……のか?
息子もおかげさまで、4月から年中さんとなり、ようやく幼稚園にも馴染んできた様子。
馴染むのに1年かかるのは、別に私の中では珍しくもなんともない。まあ、それくらいはかかるよね~という、血筋を感じる息子であります。
年少の頃は、「幼稚園、楽しい?」と聞いても
「……たのしくない」
と小さく答えていた息子が、年中になってから同じことを聞くと、
「……たのしいよ」
と言葉を変えてきたことに成長を感じます。
果たして、それが本音かどうかはよく分かりません。本当でもあるし、建前でもあるし、どちらでもあるという感じ。そういうところにも成長を感じます。
大丈夫かな。
でも、もう幼稚園に行くのを嫌がることはなく、「幼稚園は行くものなんだ」という考えが固定化してきたようで、行くことに抵抗を感じなくはなりました。こうして徐々に慣れていくんですね、新しい環境に。すごいなぁ、偉いなぁ。
で、幼稚園では通常の保育時間の後に「お預かり」という制度があり、もし必要であればその後も1時間~2時間幼稚園で園児をお預かりしますよ~というようなこともできます。
ママさんたちの間では、お仕事をしている方もいらっしゃるので、その間子供を預けている方もいれば、ちょっと自分に時間が欲しいという方も同じように子供を預けることがあります。
私もいずれはその制度を使ってみようかな、なんて思っています。
なので、試しに息子に「お預かり制度」について話をしたことがあります。もちろん、息子もお友達の内、誰かがいつもその「おあずかり」をしているのを見ているので、その制度を認識しています。
「今日は誰がお預かりしてた?」
「〇〇ちゃんと〇〇くん、だったかな」
「そっか~。お預かりって楽しいのかな。もっと幼稚園で遊べるんだもんね」
「うーん、そうだね」
「お預かりしてみたいと思う?」
「ううん、しなくていいとおもうよ」
話の流れがぶった切れた気がしましたが、彼の中ではちゃんと繋がっていた模様。「うーん」の辺りで怪しいなと思ったけど、答えは予想通りのものでした。
できるならお預かりしないで、お母さんのいるところで安心して遊びたい。家にしろ、外にしろ。これが本音と言うことでしょう。
家の方が自由に遊べるしね。
まだ、お友達と遊ぶのが楽しいという感覚が低いんだろうなぁ。お友達と一緒にいるのは楽しいけど、一緒に遊ぶのは難しい。お友達と一緒にいるのは楽しいけど、楽しいばかりじゃない。冷静にその辺を見て、「しなくていいいとおもうよ」の返答だったのかな、と。
こればっかりは性格もあるから、無理にお預かりするもんでもないし、まあいいかと、私も話を流しておきました。何となく預けることに罪悪感もあるし……。
それよりも何よりも、がっつり一緒にいられるのは今しかないと考えると、その時間を減らすのも惜しい気がしてねぇ……。すぐに大きくなって、反抗期なんか迎えたら、積年の恨みー!とばかりに、「うっせぇ、クソババア!」くらいのことを言われるかも知れないし。
うーん、怖い(笑)
まだ一緒にいられる今の時期を大事にしていきたいと思います。
……なんか、いろいろと書いたけど、結局は私が寂しいって言うだけなのかも(笑)