2週連続で鬼滅の刃を見ました。

 

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今月、2週に渡ってテレビで放映されていた鬼滅の刃を家族で見てみました。

夜の9時から放送だったので、それまでに何となくすべてのことを終わらせ、息子と夫と三人で、テレビの前に座ってみてみました。

私は既に、アニメ版は視聴済みで、夫と息子はまだ見たことがないという状況。夫も、世間であまりにもキメツキメツと騒がれているのが気になっていたようで、私が見ると言ったら一緒に見てみると。息子はやはり、学校で流行っているようで、何となく興味を持っていたようでした。

で、結果的には・・・やはり私一人がハマった状態で終了するという。おっかしいなぁ。

でも、まあ、予想通りっちゃあ予想通りでした。

息子は現在小学1年生。同じクラスの子にも鬼滅の刃にハマり、話をしているのを聞くこともあるようですが、実際に視聴してみての感想が、

「ええ~、からだを切られても平気なんて、ハンソクだよ~」

という、ありえない世界観を否定するリアリズム精神を全面に出した感想でした。怪我をしたなら、そのまま怪我として残しておけと。簡単に復活するんじゃないと。

夢を、見ないんだ・・・。

彼は気に入ったものを素直に気に入ったと言える素直な性格でもない性質なんですが(恥ずかしがり屋?)、それを差し引いても、そこまで気に入った様子もなさそうでした。

美しい刀での戦闘よりも、爆弾でドカーンとか、車で大暴れとか、派手な演出が好きな傾向もあるので、そういう理由もあるかと思われます。ギャグな世界観が好き。それもまあ、分かるんですけどね。見ていて面白いし。

夫はと言えば、こちらもある意味リアリズム。

刀の型を繰り出す時に、呼吸、あるじゃないですか。あれで、アニメの演出上で、主人公が息を吸った時に、

「いやいや、あそこで息を吸っちゃ駄目。息を吸う時は、もうやられちゃってるから」と。

彼は数年間、現実に武道の道場に通っていた経験がある人で、そこでの経験からもそんなことを言っていたようです。あの場面で息を吸う演出を考えること自体、違和感があったようで・・・。私にはさっぱり分かりませんが・・・。

ただ、アニメ上の背景の美しさなんかには、本気で驚いていました。今のアニメはここまで技術が来ているのかと。初めの雪山の場面なんかは、まじまじと見ていました。背景が一緒に動いていることにびっくり、という感じで。

ただ、話の内容としてはあまり刺さらなかったようで、やはり何故世間でこれほど騒がれているのかは分からずじまい、というところで終了した感じでした。うーん、残念。まあ、人それぞれ、感じる部分というのは違いますからね。夫にとっては、ちょっと涙を誘う話の内容がわざとらしく感じられたのかも知れないな、と私が勝手に解釈しました。

どストレートに感動させてくるよりも、味わい深く感動したい。泣かせに来られるよりも、こちらが自主的に涙を流したい。そんなところかも。いや、違うかも。そういうことじゃないのかも・・・うん、よく分からない(笑)

ただ、そんなことを考えていたら、私が書いているドラクエのお話も、色々と反省すべき点が・・・(汗) 感情の赴くままに書いている場面なんかは、多分、自然と泣かせに行ってる気がするなぁと。さりげなく書きたいんだけど、どストレートに書いてしまっているかもなぁと。色々と思う所がありました。

で、夫に、この漫画の原作者は女性らしいよと伝えると、完全に腑に落ちたようでした。私もこの点は、同じように思っています。女性らしい物語の書き方だよなぁと。

女性が書くものは、やはり感情が優先されている部分があるのかなと思っています。だからこそ、共感を呼んで感動を呼んで、という部分もあったりするんですが、刺さらない人には全く刺さらないんだろうなぁと思います。

あ、私には確実に刺さってるんですけどね、キメツ。単行本を大人買いしてしまいそうなほどに。しませんが。したいけど。したら最後、こちらのサイトの更新が完全に滞るので、しません(断言)

あと、夫としては、この鬼滅の刃がそれほど流行るなら、北斗の拳を読んだ方がいいとか、巨人の星は奥が深いとか、昔の漫画を勧めてくるような感じでした。それはもう、純粋に。

確かに、今現在、漫画を描いている人も、本を書いている人も、作品を生み出す人にとっては、必ずその礎となるものがあるはずです。ということは、昔の作品に既に良いものが詰まっているんですよね。知らないだけで。

それらを知る、知らないで、物の見方がまるで変わります。色々と知るのは、大事なことですよね、見る目を養うためにも。それでも多分、今から北斗の拳を読み始めることはないかも知れないですが、ストーリーを知っておくのも良いかも知れません。非常に有名なアニメでも、ストーリーを知らないものもたくさんあるので。

平日の夜、寝る前に子どもに本の読み聞かせをしているのですが、今読んでいるのは義父の勧めの「ドン・キホーテ」。実は、こちらのサイトでサンチョやらキラーパンサーやらを書いていますが、自分の子供には、サンチョ・パンサという従者の話を読んでいたりします(笑)

ものっすごい有名なタイトルなのに、内容を全く知らないでいたので、一体どんな話なんだろうと読んでいると・・・オススメされた理由が分かりました。

いわゆる、バカげた話なんです。世界でも有名な、バカげた話。こんなに有名な本なのに、こんなにバカな話なのかと、ある意味度肝を抜かれました。もしこのお話を知らないのであれば、ちらっと読んでみることをお勧めします。

色々と知らないまま大人になっちゃったなぁと、今更ながらに反省しています。幸いにも、子供への読み聞かせで色々と本が読めるので、これを機会に色々な本に手を出して行けたらと思っています。

古典って実は、面白いのかも。

学生の頃に気づきたかったなぁ。

Comment

  1. ピピン より:

    bibiさん

    職業柄、その職業を扱った作品を観ると細かい部分が目について純粋に楽しめない、みたいな話はよく聞きますよね。刑事物とか。

    映像面のレベルが上がってるのは間違いないですが、鬼滅に関しては制作会社が日本トップレベルの会社で、テレビアニメの平均レベルを超えてるので基準にしてはいけません(笑)
    普通映画でやるレベルです。

    旦那さんの言葉は少しわかる気がしますね。
    原作は読んでないので先のストーリーは知らないのですが、アニメは観てて過去のジャンプ作品に似た要素や影響を感じられる部分がいくつか感じられて、新鮮さに欠ける印象でした。
    あ、でも炭治郎の長男キャラは新鮮で面白いですね。彼の性格は好きです(笑)

    • bibi より:

      ピピン 様

      コメントをありがとうございます。
      確かに、その職業に就いている方から見れば、色々と稚拙に感じたりする部分もあるんでしょうね。刑事物、医療物なんて、特別な職業そのものだから、尚のこと目につくのかも。
      映像面は・・・そうなんですね。日本トップレベルの会社に鬼滅の刃の制作をお任せしたと。それだけ、制作側はこのアニメに賭けていたということですかね。
      今や色々なグッズとコラボもして、少し引いた目で見れば、大人の事情で必死なのかしらと思うこともあります、正直。でも、そうだとしても、今のこのコロナの状況でこれだけ盛り上がれるというのは、多くの人たちの心を盛り上げてくれている貴重なアニメだなぁと思います。
      これから出てくる新しいものというのは、完全に新しいものを作るというのも難しいのかも知れませんね。そこを敢えて、王道のストーリーで作って、絵だけで見せるのではなく言葉での解説もつけて、というのは今の時代に則したものなのかもなぁと思いました。(アニメを改めて見てみて、戦闘場面とか技とか心情とか、色々と説明が多い気がしました)
      長男を押し出すとか、へなちょこ次男とか、猪突な三男とか、あの三人のキャラは上手いこと設定したかなと。キャラってバランスが大事ですもんね。今の時代、一人っ子が多いから、六人兄弟の長男の重みをあまり想像できない中、このアニメでその重みを感じられるのも良いのかも知れませんね。天然な感じもまた良しです(笑)

  2. ピピン より:

    bibiさん

    テレビ作品であれなので、劇場版の無限列車編はもっと凄い事になってる事が想像出来ます(笑)
    鬼滅は基本が剣術の戦いなので限度はありますが。

    確かに、経済効果は凄まじい物があるでしょうし、日本経済の救世主のような存在だと思います。

    重要なのは、新しい世代が鬼滅をきっかけに漫画アニメやそのジャンルに興味を持って、昔の作品にも触れる事なのかなと思います。(巨人の星みたいに古すぎても難しいですが…(笑))
    ドラクエにも同じ事が言えますね。11をきっかけに過去作品をプレイした人もいるでしょうし。

    ちょうど長男次男三男なんですね…!知らなかった(忘れてた?)かも。
    最近のアニメってあまり好きになれる主人公に出会えないので、炭治郎は印象深かったです。

    • bibi より:

      ピピン 様

      映画は総じて高評価の雰囲気ですね。制作側も本気で作っているでしょうから、やはり人の本気が詰まった作品と言うのは良いものが生み出されているのかと思われます。
      ぜひ今の世代の人にも、昔の作品を読んで欲しいと思います。というか、私もそこまで昔の作品を知っているわけではないですが、今の作品に通じるものが必ず見つかると思うので、そういう意味でも楽しめると思います。
      巨人の星は確かに古いですね。私よりももっと上の世代の方々のものなので、私もよくは知らない・・・。でも、良いみたいですよ。
      ドラクエもそうですよね。最新作から昔の作品に入って行く世代もいらっしゃいますもんね。で、結果、どっちも良い作品だなぁと。
      長男次男三男はかまぼこ隊と呼ばれてもいるのかな? 本当は次男が一つ年上のようですが、性格上そのような関係性になっているとか。
      なるほど。最近のアニメはあまり好きな主人公がいなかったのですか。私はめっきりアニメを見なくなっていたので、久々に見たアニメが鬼滅の刃で、当たりだったかなと思っています。主人公には感情移入してなんぼ、というところもありますからね。

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