令和7年、あけましておめでとうございます

 

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世の中、様々なことが起こりますが、それでも年が明ければそれだけで心が改まる気がしますね。無事に新年を迎えられたことをありがたく思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末年始は、義実家に長らくお邪魔していました。自分自身も年を取ったなぁと思いますが、それ以上にやはり私の親世代もまた年を取ったなと感じます。少子高齢化社会だなんて言葉が使われますが、それを身近に感じる今日この頃です。年を取るにつれて、健康のありがたみが深く感じられますね、本当に。

年始に外食をしたのですが、去年に比べ、外食に来ている家族が減ったように思いました。それと最近に思うのは、スーパーが前に比べて混んでいるような気がします。これらを普通に考えれば、外食するお金はないので家で慎ましやかに食事をする人々が増えているのではないかなという……そう言うことですよね、きっと。そのように考えるだけで何だか寂しい気持ちになりますし、何か、怒りのような感情も込み上げるのは仕方のないことなのかなと思ってしまいます。どうしてこんな世の中になってしまったのか。

それもこれも、私たち世代も含めて、ちょっと怠慢が過ぎたんじゃないかという思いがあります。とは言っても、怠慢したくてしていたわけではなく、怠慢していたことにも気づかなかったというのが本当のところかなと。一人一人はきっと真面目に日々を生きてきて、目の前の生活をどうにかしようと必死に歩いてきたものと思いますが、それさえも、先人の方々の命の上を平気で歩いてきたのではないかなと、多かれ少なかれ反省する気持ちが生まれてきています。

唐突に何を言い出すんだこのbibiは、とお思いになる方々も多くおられるかなぁと思いますが、私がこんなことを思うのには一応理由があります。最近、こちらの本を読んでいます。

「はがくれ ぶしどう」と読みます。相変わらず、そろそろ小学校最終学年になろうとしている息子に読み聞かせのように一緒に読んでおり、まだ途中ですが、やはり昔のこのような本は内容が深く、そして現代にもそのまま通じるようなものなので、読んでいて面白いです。こちらの本、何だか色々な人が話の土台に出して来たり、主人は当然のように「葉隠」を知っていたし、これは一般教養として知っておくべきなのかしらと、購入して読んでいるところです。

武士道だなんて、カタイわぁと思われるかも知れませんが、ぜんっぜんそんなことはなく、むしろ内容としては柔らかい方なんじゃないかなと思います。”日本人の生き方”が様々な角度から書かれているだけで、その書き方がまた分かりやすく、内容が身に沁みやすいものだと思われます。本当に現代に通じる内容なんですよ。今の今読んでも何ら違和感がなく、何だかふんわりと抱いていた疑念やら蟠りが、明確に言葉に起こされているので、読んでいて気持ちの良いものにすら感じます。ああ、そうそう、それそれ! みたいな。

まだ読み終わっていないので、読み終わったらまた感想を書こうかなと思いますが、こちらの本は、戦後にGHQによって没収・廃棄された一冊であり、それの復刻版です。それだけで意味があるように思えませんか? 没収・廃棄されたことにも意味があり、今になって復刻されたことにも意味がある。ご興味ある方はどうぞ手に取って読んでみることをお勧めします。

そして私はこの本を読みながら、このサイトで書き続けている本編の話にも思いを馳せたいと思います。ピエール……。

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