春は始まりの季節

 

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何となくですが、新年度って春に始まるから、色々な不安や変化にも耐えられるのかななんて思ったりしています。これが夏だったら、暑くて暑くて身体が怠いし、秋だとこれからどんどん身に染みるような寒さがやってくると思うだけで気が萎えるし、冬だともう寒さで家に籠っていたいなんて思うしで、やはり始まりって春が最も適しているのかなぁなんて。これも、日本という国に春夏秋冬があるからですね。春は、厳しい冬が終わり、これからみるみる暖かくなり、花も草も生き生きと日を浴びていかにも元気な様子が見られ、そういう景色を見るだけでこちらの気持ちも自ずと浮ついてくるというものです。新緑の美しさたるや、目に眩しいほどです。これから夏に向けて、どんどんと蒼く濃くなっていきます。

・・・以前は春をそれほど好きではいられなかったんですけどね。変化に耐えられないというか、変化にそもそも弱い(汗) しかし今はそれなりに人生を過ごしてきて、凡その事はたいしたことはないと構えられるようにもなり、変化を楽しむことができる心の余裕も生まれてきたように思います。

どうしてこれほど心の余裕が生まれるようになったのかと考えれば、社会経験ももちろんありますが、やはり子供が生まれたことが最も大きい理由かと思います。出産って言葉は簡単なものですが、やはりその時、母親って一度は死を覚悟するんじゃないかなぁ。無事に生まれてくれれば、後になって笑い話にもなるでしょうが、その時は大体の母親が頭にちらつくと思いますよ、「あ、私、死ぬかも知れない」と。それと同時に「死んでたまるか」ですけどね。だって自分が死んだら、生まれてくるこの子はどうするのって思えば、当然「死んでたまるか」です。そういう感じで今も生きているお母さんは沢山いるんじゃないかな。

人生って一度、とても辛い経験をすれば、後のことは大抵受け流せるようになったり、大したことはないと思えるようになったりと、人間としても一度に大きく成長するような気がします。裏返せば、それなりの経験を積んでいかないと、いつまでも成長しないまま。

・・・それってゲーム? なんて思うようにもなりました、大人になってからは。

初めはスライムを倒すのにも苦労するけど、経験値を積んで行けばスライムは片手で追い払えるようにもなり(勝手に向こうが逃げてしまったり)、敵は徐々に手強くなり、途中で中ボスなんかに遭遇して死にかけたり(実際に全滅することもあるけど・・・)、どうしても倒せない敵が出てくると、どうやったら倒せるようになるのかと考え込んだり、それでまたトライしてまたやられたり、諦めずに挑んで挑んでようやく倒せた時の達成感たるや甚大で、そしてふと今の状況を見てみたら、仲間も揃い、レベルもかなり上がり、「こんなところまで来たのか」と感慨深げに過去を振り返ったり・・・まさしく人生はロールプレイングゲーム。

実際に生きてる自分をそうやって振り返ることもあります。ゲームの世界の人々は、ゲームをクリアしてしまえばその後のことは語られないですが、現実の世界に生きる私たちは死ぬまでこの世界を生きて行くわけですから、余程ゲームの世界の十人よりも内容の濃い世界に生きているわけですね。そうやって考えれば、せっかくこの世に生きてるんだから人生を実のあるものにして、しかも楽しく生きて行かねばと、思うわけです。そしてそれは今は、自分のためというよりは子供のためにと、思えるようになるんだから不思議なものです。

なんにせよ、子供も大分学校にも慣れ、これからはいくらか制限のない学校生活を送れるようになるのかなと思うと、少しほっとしている部分もあり、不安な部分もあり、まあ、色々です。人の思いってそう単純なものではないですからねぇ。というか、もう子供も四年生になってしまった・・・本当に時が経つのは早い、早すぎる。その間、私の成長は止まっているような気が・・・(汗) 身長も殆ど変わらないほどになり、足のサイズに至っては抜かれてしまった母ですが、これからもどうにか親として生きて行ければと思っています。

で、本編の更新ですが、もうしばらくお待ちくださいませ。子供の春休みの間は全く手をつけておらず、これからお話を書いて行くような状況です。今年中にどうにか最後まで・・・を目標に頑張ってまいりたいと思います。

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