2017/12/03

隠しきれない想い

 

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窓から入り込む朝日と共に、年中町に咲き誇る花の香りが部屋の中に漂う。夜は静かに寝静まっていた花も、朝を迎えると同時にその香りを強め、町全体に良い香りを届けている。
リュカはベッドから起き上がると、大きく伸びをして、窓の外の景色に目をやる。まだ朝早い時間だが、ちらほらと町の人の姿が見え、サラボナの一日が既に始まっているのを感じた。目を擦り、早速外に出るため身支度を整える。身支度とは言え、リュカには汚れた旅装しかなく、いくら身ぎれいにしようとも、ルドマンの屋敷に見合うような仕度は叶わない。しかし既に一度、この汚れた旅装でルドマン邸を訪れているので、大した問題はないだろうと部屋を出ようとした。
ちょうどドアノブに手をかけようとした時、ドアの向こう側から控え目なノックが響き、リュカは手を止める。
「リュカ、起きてる?」
まだ早い時間のため、周りに配慮したような小声で、ビアンカがドア向こうから声をかけてきた。
「今起きたところだよ」
「仕度はこれから?」
「仕度って言う仕度もないよ。昨日の服のまま行くだけだから」
「それもそうよね。私もそうだし。ああ、やっぱり服は準備しておくべきだったかしら。だってルドマンさんって世界でも有名な大富豪だものね。何だかこの格好で行くのが恥ずかしくなってきたわ」
そう言いながら、ビアンカが汚れたままの服を指先でつまみ上げている様子がありありと目に浮かび、リュカは思わず小さく笑った。
「大丈夫だよ。ルドマンさんはそういうことを気にする人じゃないと思う」
「そうかしら。リュカがそう思っているだけじゃないの? あなた、鈍いところがあるから」
「じゃあ鈍くってもいいや。何にせよ、そんなことは気にしないでいいよ。僕たちは旅から戻ってきたばかりなんだから、仕方ないよ」
「まあ……それもそうよね。……って、どうして私たちドア越しに話をしているのよ。仕度が出来てるんなら早く出て来てよ」
「本当だね、どうして顔も見ないで話をしなきゃいけないんだろ」
そう言ってリュカがドアを開けると、ビアンカがいつも通りの笑顔で待っていた。
「おはよう、リュカ。さあ、行きましょうか」
「ビアンカ、気が早いよ。少し腹ごしらえしてから行こうよ。それにこんな早い時間に行ってもかえって迷惑なんじゃないかな」
「それもそっか。じゃあそうしましょう。ええと、この宿の酒場とは違う食べ物屋さんもあるわよね。外に出てそっちを覗いてみましょうよ」
「ビアンカの食べたいものでいいよ。君はこれからもこの町にはなかなか来ないだろうから」
「そうね、そうするわ。何にしようかな~」
二人の会話は至って明るく、サラボナの町を照らす朝陽にも負けないほどだった。傍目には恋人同士や夫婦のような仲睦まじい会話だが、二人は互いに姉と弟という立場で気持ちを割り切っている。
昨夜、ビアンカに餞別代りにとエルフの飲み薬を渡したリュカは、夜もよく眠り、すっきりした気持ちで朝を迎えていた。自身の運命は幸運なことに、世界的にも有名なルドマン家の婿になることなのだと、リュカは落ち着いて考えることができていた。炎のリング、水のリングと、二つのリングを探し出した自分は、当然フローラとの結婚を許される立場にあり、それは類まれな幸運を持つ者の中でも、もしかしたら最も幸運な者にしか訪れない幸運なのかもしれないと、リュカはこれから自身に訪れようとしている幸運に身を浸らせることができた。妻となるフローラについても、人々からはまるで悪い噂を聞かない。絵に描いたような清楚可憐な令嬢で、リュカ自身、フローラに対して悪い印象はなく、夫婦となるには理想的な女性なのだろうと想像することができた。
昨夜話をしていた噴水広場まで来ると、町の憩いの場所である広場の周りには食事のできる店がちらほらと店を開けていた。パンを焼く香ばしい匂いに誘われて、リュカとビアンカは朝早くから営業を始めているパン屋に立ち寄り、いくつか美味しそうなパンを買うと、再び噴水の方へと足を向けた。
二人のように、朝食はパン屋でパンを買い、広場で済ませる人もいるようで、辺りにはパンとコーヒーの香りがほのかに漂っていた。人々が落とすパン屑目当てに、鳥たちも広場で朝食を取っているようだ。
「コーヒーって、苦いんだね」
生まれて初めてコーヒーを飲んだリュカが顔をしかめながらそう言うと、ビアンカがどこか勝ち誇ったような顔をしてふふんと鼻を鳴らす。
「全くお子ちゃまよね、リュカは。この苦いところが美味しいのよ」
「そうなの?」
「そうよ」
「分からないなぁ、こんなに苦いのに」
「リュカはミルクにすれば良かったわね。どうしてコーヒーにしたのよ」
「飲んだことなかったから飲んでみようかなと思って。それにこれを飲んだら目が覚めるって言ったのはビアンカじゃないか」
「そうだけど、無理して飲むことないのよ。今日は大事な日なんだから。嫌なら残して、代わりにミルクを頼んできたら?」
「いいよ、せっかくだし、飲むよ」
そう言いながら再びコーヒーを口にするリュカだが、その度に顔をしかめてしまい、ビアンカに笑われていた。
広場で鳥のさえずりを聞きながら朝食を済ませているうちに陽は大分昇り、サラボナの町を明るく照らしていた。噴水広場を離れ、二人は町の西に向かって伸びる舗装された道をゆっくりと歩いて行く。町の中には川が流れ、清らかなその流れの上に馬車も通れるような大きな橋が渡してある。その橋は主にルドマン邸を訪れる商人たちの為に作られたものだ。ルドマン邸に運ぶ必要のある荷を積んだ馬車でも通れるようにと、川の上にささやかな装飾を施した大きな橋を渡してあるのだ。
橋を渡ってすぐ右手に見えた大きな屋敷に、ビアンカは思わず立ち止り、小さく溜め息をついた。サラボナの町を過去訪れた時、目にしたことはあったものの、その時は自分とは関係のない世界の出来事のように遠くから眺めるだけで、他人事のように凄いと思っただけだった。しかし今は、ゆくゆくはリュカがこの屋敷の主になるのだと考えると、まるで私事のように心配な気持ちが胸の中に生まれる。
「本当に僕、ここの人になれるのかなぁ」
まるで自分の不安が聞こえたのかと思うようなタイミングでリュカがそう言うのを聞くと、ビアンカは一転して笑って彼の不安を吹き飛ばそうとする。
「なれるのかなぁじゃなくて、なるのよ。大丈夫よ、リュカはぼーっとしてるところはあるけど、強い心を持ってるじゃない。それって大事なことだし、あなたの強い心はきっと誰にも負けないと思うわよ」
ビアンカの言葉は流れるようで、それが彼女の本心から出たものだと分かると、リュカはそれだけで自信が沸くのを感じた。彼女が自分とフローラの結婚を後押ししている事実にはまだ胸が痛むが、それでもビアンカが自信づけてくれれば何もかもが上手く行くに違いないと思うことができた。
「リュカの強い心、フローラさんもきっと好きになってくれるに違いないわ」
こっそりフローラと自分を重ね合わせてそんなことを言うビアンカは、自分自身、そうしていることに気付いていなかった。主観的に考えても、客観的に見ても、リュカという男に惹かれる女性は恐らく数多くいるに違いないと、ビアンカはリュカの持つ特有の雰囲気を認めていた。
「とにかく、ここまで来てルドマンさんにご挨拶しないわけにも行かないんだから、行ってみましょう」
「それもそうだね。考えたところで仕方がないや」
ビアンカの言葉に後押しされるように、屋敷の前で立ち止まっていたリュカは再び歩きだした。少し後ろから付いてくるように歩くビアンカも、リュカと同じように何も考えないまま、考えられないまま、鼓動だけは早く打ち鳴らしながらルドマンの屋敷に向かって歩いて行った。



屋敷の前には頑丈な柵の中に広い庭があり、リリアンという大きくて白い犬が放し飼いにされている。番犬を兼ねるルドマンの飼い犬は、見慣れない旅人が二人近づいてくるのを見ると、大きな声を立てて吠え声を立て、警戒を露わにした。しかし見慣れない旅人が以前会ったことのあるリュカだと分かると、リリアンは吠えるのを止め、代わりに謝るようにクウーンクウーンという可愛らしい鳴き声を聞かせた。
「覚えていてくれてよかった。久しぶりだね」
リュカがそう言いながら柵の外から手を伸ばしリリアンの首を撫でると、リリアンはリュカの手を舐めた。しかし彼女の吠え声は当然のごとく屋敷の中にも響いており、屋敷の中から女性の使用人が一人、外の様子を確認するように姿を現した。使用人は屋敷を訪ねてきた青年が以前炎のリングを持ってきた者だと分からなかったようで、型どおりの言葉を述べる。
「いらっしゃいませ。ここはルドマン様の屋敷でございます」
「あの、ルドマンさんに会いたいんですが、いますか?」
「本日はどのようなご用件でしょうか」
「水のリングを持って来たんです。それをルドマンさんに渡そうと……」
リュカがそう言いかけると、使用人の女性ははっと思い出したように表情を変え、慌ててリュカを屋敷内へ案内するべく扉を大きく開けた。
「申し訳ございません、リュカさんでしたね。ではこちらへどうぞ」
そう言いながら使用人の女性の視線が一瞬、ビアンカに注がれるのをリュカは見た。ビアンカも一瞬のその鋭い視線に気づき、屋敷内を歩きながら使用人の女性に事情を説明する。
「突然来てしまってすみません。私はこの子の姉で、今日こちらにご挨拶をするということだったので心配でついてきたんです」
「はあ、そういうことですか。ではルドマンにはそのように伝えておきます」
「よろしくお願いします」
使用人の女性は何も疑う様子はなく、ただビアンカの説明をルドマンに伝えるのが己の仕事だという雰囲気でその場を過ごしただけだった。広い屋敷内に伸びる長い廊下を歩きながら、リュカもビアンカも姉と弟という関係が嘘だとばれないか、こっそり冷や汗をかいていた。
応接間に通され、使用人の女性がルドマンを呼ぶため一度姿を消すと、リュカとビアンカは同時に大きく息を吐き、束の間緊張から解放された。初めてルドマン邸を訪れたビアンカは持ち前の好奇心を発揮するように、屋敷内の調度品などをぐるりと見渡し、憧れるような溜め息をついていた。
「想像していたよりも何だか凄いところね。お屋敷って言うよりも、お城の中に入ったみたい」
ひそひそと話すビアンカの声がどこか弾んでいて、リュカは思わず笑いそうになってしまった。こんな時でも彼女は冒険心を出して状況を楽しんでいるようだった。そんなビアンカの様子に、リュカも固くなっていた身体が解れ、彼女と同じように周りを見渡すことができた。
「こんなお屋敷の人になるなんて、やっぱりリュカには似合わない気がするわ~」
「僕もそう思う。大丈夫かなぁ、僕」
「まあ、そういうものはそのうち年月が解決してくれるわよ。年をとればそれなりに雰囲気が出てくるんじゃない?」
「そういうもの?」
「あなたはパパスおじさまの息子なんだもの、きっとそのうちハクってもんが出てくるわよ」
そう言いながらリュカの背中を景気よくトントンと叩くビアンカに、リュカは笑みを返した。思い出してみれば、ビアンカは幼い頃からリュカの父パパスに憧れ、リュカにもパパスのことを色々と聞いてはうっとりと遠くを見つめるような少女だった。彼女の隣に立つためには父ほどの経験値を積まなくてはならないのだと、リュカは彼女を諦めるための理由を一つ見つけた気がした。そしてそれは、一生かかっても成し遂げられるものではないと、リュカはビアンカへの想いを封じ込める大きな理由に至ったような気がしていた。
応接間の大きなソファに座り、目の前のテーブルには出された紅茶が湯気を立てていたが、二人ともそれに手をつける気にはなれなかった。これからルドマンと話すためにも、すぐにでも水でも何でも喉に通したい状況だったが、香りのよい紅茶を飲んだら、せっかく束の間解放された緊張がまた身体に蘇りそうで、二人はただ静かに応接間の景色を見渡すだけだった。
しばらくして応接間の扉が開くと、リュカとビアンカの身体は再び強張った。扉を開けて堂々と現れるルドマンの姿に、リュカもビアンカもつい笑みを忘れ強張った表情を作ってしまう。そしてルドマンの後ろからついてくるフローラという洗練された令嬢の姿に、ビアンカはつい息を呑んで見惚れてしまっていた。同時に、旅をして薄汚れたままの自分の姿を覆い隠したい気持ちになった。
「おお、リュカ。なんと水のリングを手に入れたと申すかっ!」
既に使用人の女性から話を聞いていたルドマンは、満面の笑みを見せながらリュカにそう話しかけてきた。大きく通る声で堂々と話すルドマンの雰囲気は、周囲のあらゆるものを飲みこんでしまうような勢いがある。
「よくやった! リュカこそフローラの夫にふさわしい男じゃ! 約束通りフローラとの結婚を認めよう! 実はもう結婚式の準備を始めとったのだよ」
常に先を行くルドマンの行動には、今のリュカのみならず、これまで数えきれないほどの人々が巻き込まれているに違いなかった。しかしその誰もがルドマンを嫌がることはなく、大らかで嫌みのない人柄に、彼を信頼して長く付き合っている事実がある。彼の人柄はルドマン家がルドマン家であるために必要なものなのだ。今も明るい声で大きく笑うルドマンに、リュカもビアンカも何一つ嫌な雰囲気は感じない。ただ彼の存在の大きさに圧倒されるだけだ。
「そうそう水のリングも預かっておかなくてはな」
ルドマンに言われるがまま、リュカは道具袋の中から水のリングを取り出し、手の平に乗せてルドマンに差し出した。ルドマンは笑顔のままリングを受け取り、指でつまむように持つと、それを上に掲げてしげしげと眺めた後、羽織っている豪奢なガウンの内ポケットに潜ませた。
「二つのリングは結婚式の時に神父様から手渡されるからな」
ルドマンのその言葉に、ビアンカはサラボナの大きな教会で結婚式を上げるリュカとフローラの姿を思い浮かべた。世界でも有名な大富豪のお嬢様との結婚式は、リュカの人生にとって最も華やかな時間になるだろうと、ビアンカは一瞬揺れた瞳を覆い隠すように視線を下げたまま穏やかな笑みを浮かべる。
「フローラ! お前もリュカが相手なら文句はないだろう?」
ルドマンが後ろにいる娘のフローラに呼びかけると、フローラは旅から戻ってきたばかりのリュカをじっと見つめた。フローラの純真な青い瞳に出会うと、リュカは思わずぎこちない笑みを浮かべる。
「ええ。お父様……」
「そうだろう、そうだろう。未だかつてこれほど勇敢な青年に出会ったことはない。フローラの結婚相手としては申し分ない若者だ」
満足そうに笑うルドマンの後ろで、フローラはリュカに問いかけるような視線を向けていた。まるで心の内側まで覗いてくるような雰囲気のフローラの純真な瞳に、リュカは未だくすぶるビアンカへの想いが晒されそうで、リュカは思わず視線を逸らしてしまった。リュカの反応に、フローラは視線を隣の女性に移す。
「……でも、そちらの女性は?」
初めてフローラの清らかな瞳に出会ったビアンカは、まるで心の中で裁きを受けるような雰囲気を受けた。修道院で数年、花嫁修業を積んだフローラにはどこか修道女に似た洗練された雰囲気がある。それは彼女に元来備わっていた清楚な雰囲気と相成り、フローラの前で嘘をつくことはそれ相応の罰を受けるのではないかという空気さえ漂う。
ルドマンの屋敷に入り、ルドマンとフローラと会う前までは、ビアンカは問題なくリュカの姉としての自分を保つことができていた。まだ頼りない弟だけど、よろしくお願いしますと、そつなく挨拶ができると確信していた。それほどに自分の心を隠し通せる自信があった。
しかし、まるで天使のような、女神のような絶対的な善の力を醸すフローラの前で、ビアンカは嘘をつき通せなかった。
「え? 私? 私はビアンカ。リュカとはただの幼馴染で……」
「え? 幼馴染って……」
リュカとビアンカは弟と姉という関係として、ルドマン邸に挨拶にきたはずだった。事前の話ではリュカもビアンカもそのように示しあわせ、互いに姉弟の関係という嘘を受け入れていた。しかしビアンカの咄嗟の返事に、姉と弟という関係は表されず、嘘偽りない幼馴染という関係が晒された。
ビアンカの言葉に驚きを示すリュカに、ビアンカは隣に立つリュカを振り向き見た。目が合った二人の間に、一瞬、濃密な空気が漂う。しかしその空気を打ち破り、ビアンカはすぐにリュカから視線を外すと、ようやく嘘をつく。
「弟みたいなものなんです。サラボナのご令嬢と結婚するかもしれないって言うので、心配でついてきただけで……。でも、私の心配なんていらなかったみたいね」
そう言ってビアンカがリュカの背中をポンポンと叩くと、リュカはそれが彼女からの別れの合図なのだと感じた。『頑張って』と、ビアンカが心の中で伝えていた気がして、リュカは隠しきれない想いを表情に浮かべつつ、ビアンカを見つめる。しかしビアンカが視線を合わせることはなかった。
「さあてと! 用も済んだことだし、私はこの辺で……」
ビアンカはもうこの場に留まれる自信がなかった。これ以上、フローラの前で話をすることは誰のためにもならないと、おかしなタイミングだと分かりつつもビアンカはその場で一礼をして、リュカ達に背中を向けて歩き出す。その彼女の背中に、リュカは呼びかけようと口を開くが、揺れる瞳のままビアンカを見送ることしかできない。ビアンカの背中には、リュカが何を言葉にしても受け入れないだろうという雰囲気があった。
「お待ちください!」
フローラの可愛らしくも鋭い声が応接間に響く。その声は何物にも負けない強さがあった。そしてその声の正しさに、ビアンカは止めたくもない足を止める。
「もしやビアンカさんはリュカさんのことをお好きなのでは……?」
フローラのその言葉に息を呑んだのはリュカだった。未だビアンカへの想いが胸の内にくすぶる自身のことしか考えていなかったリュカは、まさかフローラがビアンカの気持ちをそのように考えるなど思いも寄らないことだった。背中を向けたまま足を止めたビアンカの後ろ姿を、リュカはただ静かに見つめる。
「それにリュカさんもビアンカさんのことを……。そのことに気付かず、私と結婚してリュカさんが後悔することになっては……」
そんなフローラの青い瞳を見て、ビアンカは彼女も少なからずリュカに好意を寄せていることに気がついた。しかしそれを押し殺して彼女は他人の心配をしているのだ。その心はどこかリュカに似ていると、ビアンカはリュカとフローラの幸せのためにも、どうにか場を切り抜けようとする。
「あのね、フローラさん、そんなことは……」
「どうぞお二人とも、素直になってください。結婚というのは人生の中で最も大事なことの一つです。嘘偽りなく、素直な気持ちで向き合わなければ……」
「じゃあフローラさんはどう思っているの? リュカとの結婚は考えられない?」
ビアンカはフローラの言葉を遮るようにして、彼女に問いかけた。フローラの言葉を聞き続けると、全てを明るみに出され、断罪されそうで、怖かった。そしてリュカの人生最良の時となるべき今を邪魔している自分を、消してしまいたかった。
「いいえ、そんなことは……。私は……リュカさんさえ良ければ、結婚するのは構わないと思っています」
「構わないってどういうこと? 大事な弟みたいな人なのよ、私にとってリュカは。ちゃんと……愛してもらわないと」
「夫となる人を愛せないわけがありません。ただ今はまだ、お話もあまりできていませんから。それはリュカさんも同じことだと思います。ですが今は、私よりもあなたのことが……」
「まあ、落ち着きなさい、フローラ」
常に穏やかでいるフローラが珍しく声を大きくして話をしている姿を見て、ルドマンは静かな声で娘の言葉を制した。ルドマンの言葉には嫌みのない威圧感があり、彼の言葉の前には全ての人が静まり、ルドマンの言葉を遮って何かを発言することなどできる雰囲気はそこに存在しない。
静かな空気が応接間の中に流れ、しばし空気が硬直する。ルドマンは口髭を指でつまみながら「ふーむ」と思案するように三人を見ると、妙案を思いついたように小さな目を大きく開いた。
「今夜一晩リュカによく考えてもらって、フローラかビアンカさんか選んでもらうのだ。うむ。それがいい!」
ルドマンの提案に、リュカもビアンカもフローラも、口を開けたまま言葉を発することができなかった。誰も予想していなかったルドマンの言葉に、彼らは思考をかき乱され、反論など何も思いつかない。ルドマンは自身の案を最良のものと考え、うんうんと一人納得したように頷くと、続けて彼らの今後の行動を決定していく。
「今夜は宿屋に部屋を用意するから、リュカはそこに泊まりなさい。ビアンカさんは私の別荘に泊まるといい。いいかね、分かったかね、リュカ?」
「僕が選ぶって……どういうことですか」
このままルドマンの勢いに飲まれるととんでもないことになると想像したリュカは、困惑しつつもようやくそう問いかけることができた。
「これは僕だけの問題じゃないですよ。ビアンカやフローラさんの気持ちはどうなるんですか」
「男が結婚したいと思う女性にプロポーズをするのに何もおかしなことはないだろう。君がプロポーズをして、受け入れるか断るかは女性側の選択だ」
「でも僕が一人を選んだら、もう一人は……」
「それは君の選択から外れたということだから、その運命を受け入れるしかないだろう」
「そんな酷なことを僕が……」
「ではもし二人の女性側からプロポーズを受けたら、君の意にそぐわない方を断れるかね? どちらが酷なのか、男の責任として考えてみたまえ」
穏やかな笑みを浮かべつつも、ルドマンは毅然とした態度でリュカにそう問いただす。ルドマンの言う通り、自分が花嫁を選択するのが最も二人を傷つけず悩ませない方法なのかもしれないと、リュカは思考を巡らせる。断る権利を女性側に与えることが男の優しさなのだと、ルドマンは言っているのだろう。
しかしそれはそもそも、ビアンカもフローラも、リュカと結婚したい気持ちがある前提での話だ。果たしてビアンカにその気持ちがあるのかどうか、リュカには全く自信がなかった。フローラがビアンカの気持ちを勘ぐっただけなのだ。フローラも結婚するのは構わないと口にしていたものの、彼女の本心からの言葉なのかどうか、まだフローラと数回しか話したことのないリュカには分からない。
今は全てがあやふやな状態なのだ。それを決定しないことには三人の時間は止まってしまう。そしてその選択をリュカに、決定を女性側にさせようと、ルドマンはこれが最上の手段だと提案してきたのだ。
「……分かりました。僕がそうするのが一番良いのかも知れませんね」
今の状況で他に良い方法が見つからないリュカは、意を決してルドマンにそう返事をした。一晩だけ考えて一生の伴侶を決めるというのもあまりにも性急な話に思えたが、恐らく幾日も考えたところで尚更考えがまとまらず、時間だけが過ぎ、その時間の分だけ三人とも苦しむのかもしれないと、リュカはルドマンが最良の提案をしてくれたのだと考えることにした。
「よろしい! リュカよ、じっくりと考えるようになっ!」
ルドマンはリュカの返事を受け、満足した様子で頷いてそう言った。そして思い立ったが吉日をモットーとするルドマンはすぐさま使用人を呼ぶと、ビアンカを別荘に案内するよう指示をした。ビアンカは町の宿に泊まると言って辞退しようとしたが、ルドマンが『リュカと同じ部屋に泊まられても困るからな』と少々からかうように言うと、顔を赤くして黙り込んでしまった。
ビアンカが使用人に連れられ屋敷を出ると、応接間に残っていたフローラがリュカに話しかけてきた。
「リュカさん、ちょっとお話をよろしいでしょうか?」
こっそりと話しかけてきたフローラに、リュカは素直に応じようと彼女に近づく。
「フローラ、それはいかんぞ」
二人が話をしようとしたタイミングで、ルドマンがそれを止めた。
「ですがお父様、これではあまりにも……」
「もし話をするのであれば、ビアンカさんも交えてでないとダメだ。お前が一方的にリュカに話をしたら、それは卑怯というものだぞ」
「そういうつもりではありません。私はただ少しだけお話を……」
「どんな内容にしろ、今はリュカと話をするべきではない。部屋に戻りなさい」
父ルドマンの言葉の強さにフローラも従わざるを得ず、まだ何かを言いたいような顔をしつつも『リュカさん、ごめんなさい。失礼いたします』と言い残し、応接間を後にした。残されたリュカはフローラの背中を見送ると、ルドマンに向き直る。
「明日の昼ごろ、また屋敷に来なさい。その時に、君の意思を確かめることにしよう。それまでゆっくり考えるように」
「はい、分かりました。また明日、こちらに伺います」
投げられたボールをしっかり受け止め、リュカはルドマンに一礼をすると、静かに屋敷を後にした。まだ昼前の明るい町の中を、リュカはぼんやりとただあてどもなく歩いて行った。



ルドマンの屋敷を後にしたリュカは、一度町の外に出て魔物の仲間たちと話をしようかとも考えたが、人間特有の事情を話しても恐らく理解を示してくれる仲間はいないかもしれないと、町の中に留まることにした。多少の人間の感覚を持つマーリンなら少しは理解してくれるかも知れないが、マーリンが人間の色恋に興味があるとも思えなかった。ルラフェンの町でベネットと意気投合するような感覚を持つマーリンに今のリュカの事情を話したところで、話自体を一蹴される可能性があると、リュカは町の中を一人でぶらぶらと歩きながら結婚というものについてぼんやりと考えを巡らせるだけだった。
「そうだ、ヘンリーに会って相談してこようかな」
移動呪文ルーラを使えるリュカは、呪文さえ唱えれば遠く離れたラインハットまでひとっ飛びで、今すぐにでもヘンリーとマリアに会うことができる。既に結婚をした親友に話せば何か助言をくれるのではないかと考えたが、しかしリュカはそうはしなかった。
「言われることは想像できるなぁ」
会ったことはないにせよ、既にリュカの口から何度もビアンカの話を聞いているヘンリーは、恐らく今のリュカの事情を聞いたら迷うことなくビアンカとの結婚を勧めるに違いなかった。好きなら何故その相手と結婚しないんだと、むしろリュカを責めるくらいの勢いで迫って来ることが容易に想像できた。ヘンリーもラインハットの第一王子という立場上、悩みに悩んだが、その上でマリアとの結婚を果した。実際に愛する女性と結婚をしたヘンリーが、リュカが想いを寄せるビアンカとの結婚を勧めないはずがない。
それに、リュカはこれは自分自身の問題で、誰かに解決してもらったり助言をもらって心を揺らすものでもないと、ただひたすらに一人で考えるのが正しいのだと思った。自分の知っているビアンカとフローラは、人に話したところで結局は自分にしか分からないのだ。
「明日には決めなきゃ行けないんだったら……一度会って話しておきたいな」
リュカがそう呟きながら向かう先は、サラボナの町の東にある居住地区だった。昼の今時は人々の往来もあり、商業地区ではないため活気こそはないものの、穏やかな時間が流れている。外で遊んでいる子供たちを呼ぶ母親の声が聞こえ、リュカは一般に言う家庭というものについて考えさせられた。
無言でただ歩く旅人の姿を、町の住人は少々警戒する目で見ていたが、リュカはそんな雰囲気には気付かないまま目的の場所へと向かっていた。アンディの家が見えると、ここに向かってきていたはずなのに、途端に逃げ出したい気持ちになった。しかし彼のその後も気になるため、リュカは彼を見舞う気持ちを押し出して、アンディの家の扉をノックした。
中から現れたアンディの母はリュカの顔を見ると、一瞬敵意を感じさせる目を向けてきたが、すぐにそれを引っ込めた。そしてリュカを追い払うことなく、静かに家の中へと招き入れた。
案内された席に着き、しばらく待つと再び現れたアンディの母が湯気の立つ紅茶をいれたカップを運んできた。リュカは席に着きながら小さく頭を下げると、控えめに話を始める。
「アンディの様子はどうですか?」
「まだうなされてるよ。意識もはっきりしない状態が続いててね……。主人も今は休んでるんだよ。私と交代で看病して、交代で休んでるんだ」
「そうですか。またお見舞いさせてもらってもいいですか?」
「せっかく来てもらったんだし、お願いしようかね」
断られるのを覚悟で話したリュカだったが、アンディの母は意外にも優しい口調でリュカにそう答えた。出された紅茶に口をつけて乾いた口を潤すと、リュカは再び話をしようとする。しかしその直前、アンディの母が悟ったような口調で話を切り出した。
「ルドマンさんはあんたをフローラの結婚相手として認めたんだってね」
突然切り出された話の内容に、リュカは目を丸くした。そんなリュカの反応を見て、アンディの母はふっと笑みをこぼし、話を続ける。
「ルドマンさんのお屋敷の人が教えてくれたんだよ。うちの子もフローラをお嫁さんにするために命懸けの冒険をしたから、気にかけてくれたんだろうね」
ろくに食事も取らずに、ただぼんやりと町を歩いていたリュカだが、ルドマンの屋敷を出てからは既にかなり時間が経っている。その間にルドマンの屋敷の使用人がアンディの家を訪れ、フローラの結婚相手が決まったことを知らせに来ていたらしい。その話の中に、ビアンカのことは含まれていないようで、アンディの母は二人の娘のうちどちらかを選ばなければならない状況だということは知らされていなかった。
息子の敗北を認め、すっかり意気消沈している様子のアンディの母だが、それと同時にどこかほっとした様子もうかがえた。息子が大富豪の令嬢との結婚を夢見て突飛な行動に出ることはもうないのだと、息子の安全を一番に考える母として、穏やかな心持ちになっているようにも見えた。息子の夢は諦めさせなければならないが、母としてはそれ以上に我が子の身の安全を第一に考えているのだ。フローラが結婚してしまえば、アンディも諦めざるを得ないと、アンディの母はいち早く息子の未来に安心していた。
「アンディは悲しむだろうけど、あんたも頑張ったんだから仕方ないよ。幸せにおなり」
彼女の口調は穏やかなものだった。以前アンディの家を訪れた時には、何故息子を助けてくれなかったんだと責めるようにリュカに迫ってきたが、今ではむしろリュカに感謝している雰囲気さえ漂わせていた。リュカがルドマンの提示した結婚の条件を達成したおかげで、アンディがもう二度と危険な冒険に旅立たなくて済むと、現状を受け入れているようだった。
「アンディはまだ起きはしないけど、見舞ってやってくれるかい?」
「もちろん。そのつもりで来たので、お見舞いさせてください」
アンディの母の後について、リュカはアンディの部屋へと入った。窓が細く開けられ、空気を常に新鮮なものに入れ替えている。サラボナの温暖な気候であれば、昼夜問わず窓を開けていても寒くなることはない。まだ日差しの入る部屋には町に咲き誇る花の香りがほんのり漂い、とても寝たきりのけが人がいる雰囲気は感じられなかった。
ベッドの上には未だ荒い呼吸を続け、苦しそうに目を閉じているアンディの姿があった。部屋の爽やかな雰囲気とは違い、アンディの様子はまるで地獄でもがき続けるような苦しみに満ちた表情だった。彼の身体の大半を覆ってしまった火傷の痛みはリュカの想像を超えるものがあるのかもしれない。そんな息子の苦しい表情を四六時中見なければならないアンディの父と母の苦しみも、リュカの想像を超えたところにある。
意識の戻らないアンディに近づき、リュカは無駄だとは分かりつつも回復呪文を唱えた。ベッドに横たわるアンディの身体を癒しの光が包むが、それは一時のもので、すぐに光は消え、何事もなかったようにアンディは苦しみ続ける。リュカはどうしてあの時無理にでも一緒に連れて行かなかったのだろうと、心の底から後悔する思いがした。
アンディが薄く目を開けたように見え、リュカは彼の顔を覗きこむように近づいた。しかしアンディの意識が戻るわけではなく、ただ彼は何かの夢を見ていたようで、一際大きなうめき声を上げた後、「フローラ……」と小さく呟いていた。その声に、その想いに、リュカは心臓をえぐり取られるような思いがした。アンディのフローラに対する思いは果てしないものだと、恋というものを知ったリュカは今にしてようやくそんな彼の想いに気がついた。
やるせない思いと共に、もう一度回復呪文をかけようと手を伸ばしたところで、アンディの母がリュカの手をそっと制した。
「あんたは優しい子だね。でも気持ちだけで十分だよ、ありがとう」
「すみません、僕にできることなんてこれくらいしかなくて……」
「ありがとう、ありがとう……」
リュカの手をさすりながら礼を述べるアンディの母の前で、リュカは彼女が息子アンディの運命を受け入れているのを感じた。アンディがこのまま目を覚まさず、ずっと苦しみ続けることになっても、静かに見守り続け、看病を続け、息子の人生のために己の人生を捧げようという母の思いが彼女の手から感じられた。それは恐らく、今は休んでいるアンディの父も同じだろう。息子のために親が命を捧げるのは当然のことだと言わんばかりの愛情を、彼らから感じることができた。
そんな彼らの思いに、リュカは死んでしまった父パパスを思い出す。父を思い出す時、必ず脳裏に過る記憶はいつもラインハットの城下町に置いて行かれた時の孤独感に満ちたものだった。しかし今は、父が最期に見せた表情を思い出すことができた。それはこれからのリュカの人生を案ずるような、しかし子を安心させるための柔らかいものだった。それは親としては当然の感情から生まれたものだが、子供としては絶対的な親の愛情を感じられるものだった。
リュカの記憶にはない母も、父に劣らない愛情を持っているとしたら、果たしてリュカが旅を続けることを喜んでくれるのだろうかとリュカは疑問に思う。自分を探す旅など今すぐに止めて、息子には息子の幸せを掴んでほしいと願っているのではないか、アンディの母を見ながらリュカは静かにそんなことを考えた。今となってはもしかしたら父パパスも、リュカの人生を案じ、旅を止めることを勧めるのかも知れない。死の間際には伝えておかなくてはならないと、リュカに母の存在を知らせ、探すことを求めたが、危険な旅を続ける今のリュカを見れば、何故あの時自分は息子に母を探せと言ってしまったのかと後悔していたとしてもおかしくはない。
アンディの母に親の愛情を見たリュカは、子としてやるべきことは何なのかを考えさせられた。危険のないように、しかし自分の進みたい道を行くようにと、相反するようなことを同時に願うのが親心のように思え、リュカは今の自分の状況を改めて考える。ビアンカとフローラの二人から、花嫁にする女性を選ばなくてはならないという状況で、自身が選択するべき道はどのようなものなのか。
リュカは誰も不幸にはしたくなかった。ビアンカもフローラも、彼女たちを取り巻く様々な人々も、誰一人として不幸な思いをさせたくなかった。今、目の前でベッドの上に眠るアンディにも幸せになって欲しい。彼らの想いとともに、自分が幸せになる道とはどのようなものなのか、リュカはまだ苦しそうに目をつむるアンディを見ながら真剣に考え、責任を持って決めることを心に誓った。

Comment

  1. タイーチ より:

    更新お疲れ様です!
    クリスマスにぴったり?の内容な感じがしました。私はゲームではこのタイミングでセーブデータを二つ作ってしまうんです。ズルいですね(笑)

    アンディの親の視点が綺麗に表現されていて、親の愛をたくさん受けて育ったアンディと親からの愛を小さい頃にしか貰えなかったリュカは本当に相対的な存在ですね。

    • bibi より:

      タイーチ 様

      早速のコメントをありがとうございます。
      クリスマスにしてはちょっと甘さが足りないかも知れませんが、楽しんでいただけましたでしょうか。次回のお話の方がクリスマスには向いているかも知れませんが……到底間に合いそうにありません^^; まだ一文字も……。

      アンディの両親は複雑な心境だと思うんですよね。息子の想いが届かないのは悲しいけど、これで息子が危険に晒されることがなくなると考えると嬉しくもあり……と。実際に親となった私としては、後者の思いの方が強いんじゃないかと思ってしまいます。
      ゲームデータを2つ、分かります。私もここで2つ作ったりしてしまいます(笑) 基本はビアンカと旅を続けることが多いですが、フローラさんとの旅も新鮮で、台詞も面白かったりしますもんね。ゲームってそういうところが自由で良いですよね。実際にはこうは行きません(笑)

  2. ゆーリ より:

    こんにちは、いつも楽しく拝見させていただいております。
    (以前にもコメントさせていただいたのですが、その時の名前やアドレスが何だったのか忘れてしまいました…すいません。)
    ドラクエ5で一番好きなイベントである結婚の部分までの流れを本当に楽しみにしていました。
    ビアンカと再会して滝の洞窟での2人の心の変化が素晴らしくて何度も読み返しました。
    今回のお話もアンディのご両親の描写があって個人的に嬉しかったです。
    次はプロポーズでしょうか、続きが気になって毎日そわそわして過ごしております(笑)

    年末は何かと忙しいのでお身体にはお気をつけて下さい。
    これからも更新楽しみにしております。

    • bibi より:

      ゆーり 様

      コメントをどうもありがとうございます。
      滝の洞窟での話を何度も読み返し……大丈夫だったでしょうか? アラが見えませんでしたか?^^;
      アンディの立場はゲームではさらりと流されてしまって可哀想だなと思っていたので、ここで登場してもらいました。彼は彼で、かなり頑張ってますからね。報ってやらないと。
      次はプロポーズ……の前の話かも知れません。私の話はいつも遅々として進まないので、のんびりとお待ちいただけますとありがたいです^^

      もう年末ですね。ゆーりさんもお風邪など引かれぬよう、暖かくしてお過ごしくださいませ。
      更新、頑張ります^^

  3. 犬藤 より:

    すごく面白いです‼もうちょいで年開けるけど頑張って更新してください❗楽しみに待ってます❗

    • bibi より:

      犬藤 様

      コメントをありがとうございます。
      年が明けましたが、これからもちくちくと頑張ってまいります。
      常に気長にお待ちくださいませm(_ _)m

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