2017/12/03

大きな木の上の宿

 

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リュカたちは森の中に続く広い道を進んでいた。周りには葉を多くつける背の高い木々が植わり、鳥たちの鳴き声が大きく響く。森の中とは言え、パトリシアが引く馬車が十分通れるような広い道があり、この先に何かがあることははっきりと分かる状況だった。空からは強い日差しが照り付けているが、木々が作る木陰の涼しさの中で歩みを進めているリュカたちは、特に疲れを感じることもなく馬車を進めていた。
広い道の先には、大きく開けた場所があった。リュカたちの目の前には、森の中を進む際にも見たことがない、ひと際大きな木が立っていた。木の幹ほどの太い枝をくねらせ、その枝の上に大きな建物がある。まるで巨木が大きな腕の中に家を抱いているかのようで、おとぎ話に出てくるような景色にリュカもビアンカもしばらく立ち止まって巨大な木を眺めていた。
「何だか、わくわくするようなところね」
ビアンカの冒険心がうずいたらしく、彼女は目をきらきらとさせながら巨木に抱かれる建物を見つめた。
「あの長い梯子を上って行けるのね。建物の中から妖精でも出てきそう」
「あ、そうか」
「どうしたの?」
「何かに似てるなぁって思ったら、妖精の村の景色に似てるんだ」
ビアンカの言葉で、リュカは子供の頃に訪れた妖精の村のことを思い出した。はっきりとした記憶ではないが、妖精の村でも大きな木があり、その中に妖精たちが住まわっていた。妖精の女王ポワンと会った木の上にある玉座の部屋のようなところや、ベラに連れられてプックルと歩いた妖精の村の中の景色が少しばかり脳裏に蘇る。
「でも僕が覚えてるのは雪で真っ白な妖精の村だなぁ。よくあんなに寒い所で平気だったな、僕」
「にゃう」
「プックルも寒かったんだね。でもプックルはまだいいよ、そのあったかい毛皮を着てるんだから。僕なんかさ……」
「二人ともいいなぁ。妖精の国に行ったことがあるなんて」
「話には聞いたことがありますが、本当にあるんですね。ですが我々魔物は到底足を踏み入れられないところなのでしょう」
「しかしプックルが行ったことがあるんじゃったら、ワシらでも行けるんじゃなかろうか」
「そう言えば妖精の村にはスライムがいたと思うよ。他にも魔物を見た気がする……」
「ガンドフなんて普通に妖精の村に住んでいそうじゃない。メッキーだってあの木の周りを飛び回って遊んでいたって、何も不自然じゃないわ」
「じゃあここならみんなで入れるかな。このままみんなで行ってみようか」
リュカが明るく提案すると、ビアンカも魔物の仲間たちも揃って明るい声を上げた。リュカにとってもビアンカにとっても、魔物の仲間たちは既に魔物ではなくただの仲間であって、外を歩いている時には彼らが魔物だということをほぼ忘れている。人間たちが住む町や村が近づいてくると、その人工的な雰囲気に、彼らが魔物であることを思い出して冷静にもなれるが、今は違っていた。目の前に見えるのはまるで妖精でも出てきそうな、おとぎ話の世界の景色だ。その景色にリュカもビアンカも、魔物の仲間たちは受け入れてもらえるのではないかと思い込んでいた。
リュカたちが楽し気に馬車を進めていると、ちょうど建物正面の梯子階段に人が姿を現した。その人はリュカたちの姿を見ると、その場で凍り付いたように固まってしまった。気持ちが浮かれていたプックルが大きな獣の声を出すと、その人は慌てて建物の中へと入ってしまった。目の前の現実に、リュカたちは途端に冷静になる。
「うーん、やっぱりダメかな」
「……ゴロゴロゴロ……」
「いや、僕に甘えてもダメだよ、プックル。一緒に連れて行きたいけどさ。プックルは僕たちの中でも一番迫力があるから、ちょっとなぁ」
「……にゃうにゃう」
プックルが俯いて、前足で地面の草をふさふさといじるのを見て、リュカは彼の赤いたてがみを撫でて慰める。
「いじけたくもなるよね、本当はこんなに可愛いのに。……あ、そうだ。もしグランバニアが父さんの国だったら、僕が何とかしてみんなも入れるように話してみる、っていうのはどうかな」
リュカの言葉に最も目を輝かせたのはビアンカだった。即座にその光景を想像して、明るい声を上げる。
「それ、いいじゃない! おじさまが王様だったってことは、国の人たちだってリュカの言うことに耳を傾けてくれるはずよ」
「無理にそうしようとは思わないけど、でもきっと……父さんの国だったら分かってくれると思うんだ」
リュカはそう言いながら、まだ見ぬグランバニアへ思いを馳せる。父が国王として国を治めていたかもしれないということは、まだ現実的には考えられない。自分の父がどこかの国の王様だなどと聞かされても、誰も俄かには信じられないだろう。しかしもし自分が国王の息子だったら、少しは話を聞いてもらえるのでないだろうかと、自ずと期待が膨らむ。人間と魔物が仲良く暮らせる国を想像して、リュカは早く山の向こうにあるグランバニアへ辿り着きたい気持ちになった。
「ふむ。その前にワシらはどこかに隠れた方が良さそうじゃな」
「リュカ殿の国で我々が受け入れてもらえることを夢見て……今はとりあえず身を隠すことにします」
マーリンとピエールの指揮の下、魔物の仲間たちはすっかり慣れた様子で森の中に隠れて行った。身を隠すには都合の良い場所で、大きな木が無数に立ち並ぶ森の中は、魔物の仲間にとっても行動しやすい場所のようだ。馬車も通れる広い道を外れ、少しでも森の中に入れば、もう魔物の仲間たちの姿はすっかり見えなくなってしまった。森の木は一本一本が太く、ガンドフの身体ですらすっぽりと隠してしまう。
「みんなと一緒に暮らせるようになるといいわね」
「うん、そうだね。グランバニアに着いたらすぐに誰かに話してみたいな」
「誰かって、やっぱり王様よね。でもおじさまが王様だったんだとしたら、今は誰が王様なのかしら」
リュカの父パパスは長年に渡り旅をし、そのまま帰らぬ人となった。彼がもしグランバニアの国王であり、国を治めていたのなら、彼が不在の時も誰かが国を治めていたはずだ。国王が旅に出て、国王不在のままと言うわけにも行かないだろう。誰かが国王代理、もしくは既に国王としてグランバニアを治めているはずだ。
「……今、色々と考えても訳が分からなくなるや。それに今はまだ何も分からないんだし。着いてから考えよう」
リュカたちが考えるのは、あくまでもリュカの父パパスがグランバニアの国王であったということが前提だ。しかしまだそれはリュカたちの想像上の出来事に過ぎず、山を越えたグランバニアとリュカは全く縁もゆかりもないもの同士という可能性もある。謎に包まれたグランバニアに対して色々と想像を巡らせても、まだ何も分からず、何もできないのが現実だ。
「それもそうね。とにかく今はあのステキな木の上の建物に行ってみましょう」
リュカの頭を混乱させないためにも、ビアンカは明るく同調し、二人はパトリシアを連れておとぎ話の景色に向かって馬車を進めていった。



木の上の建物は主に宿屋として機能する施設だった。グランバニアへの旅路を支える宿場として、リュカが生まれるよりずっと昔からこうして宿を営んでいるらしい。自然に囲まれた場所で、あえて自然のままの宿を始めたのは、宿のオーナーであるネッドというおばあさんの趣味のようだ。
宿の中に入り、中の造りを見回しながら、ビアンカが感嘆の声を上げる。
「大きな木を生かして建てられた素敵な宿屋ね」
ビアンカの言う通り、大きな木を生かした宿の造りは、まるで鳥のように木の上に住んでいるかのような自然を感じることができる。外から見ると多少危なっかしく見える建物も、大きな木の枝が建物をバランスよく支えており、建物の中を歩いていてもぐらつくようなことはない。おとぎ話のような建物の中には、小鳥やりすなどの小さな動物たちが顔を覗かせることもあった。
巨大な木のたもとで巨大な白馬パトリシアが草を食む姿に、他の宿泊客が目を奪われていたりする一方、魔物の仲間たちはネッドの宿屋の正面から裏側に回り、人目につかないところでゆっくりと休息を取っていた。穏やかな木々の緑の中で、魔物の仲間たちも空腹や喉の渇きを訴えることなく、やすらいだひと時を送っているようだった。
リュカとビアンカは宿室の窓から下の景色を眺めた。緑の景色が目に優しい。野兎が跳ねる姿が見えたりすると、ここが本当におとぎ話の世界ではないかと錯覚する。そして木々の間には、ちらちらと仲間の魔物の姿も見ることができた。スラりんは楽しそうに野兎と共に草の間を跳ねて遊んでいる。その姿を、木に寄りかかって座るガンドフが目を細めて見つめている。プックルはふかふかの草のベッドで既に目を閉じて眠っていて、剣の手入れをするピエールの兜の上には小鳥が止まっている。マーリンは草の上に呪文書を広げ、新しい呪文の習得に励み、視線を上に向ければ木の枝の上でメッキーが森に棲む鳥たちと共に羽根を休めている。旅の途中、ここまでゆっくりと休んでいる魔物の仲間たちの姿を、リュカは見たことがないような気がした。皆一様に緊張感から解放され、心身ともにゆっくりと身体を休めているようだった。
「厳しい山越えの前に、これでみんなゆっくり休めるわね」
そんな魔物たちの姿を、ビアンカもにこやかに見つめる。魔物の仲間たちはリュカとビアンカに見られていることに気づいていない。しかしそれだからこそ、彼らは本当に休めているのだろうと、二人は魔物の仲間たちには声をかけずに見守ることにした。
「山の上の方は雪が積もっているみたいだから、それなりの準備が必要だね。僕たちの着るものもそうだけど、馬車を進めるのが大変だ」
「こういうところにある宿屋だもの、それなりの装備品を揃えているはずよ」
「馬車で来る人もきっといるよね。とりあえず宿の人に話を聞いて、それと教会にも行っておこう」
ネッドの宿屋には教会も併設されていた。グランバニアへの山越えをする者たちも、グランバニアから山越えをしてきた者たちも、皆ここの教会で祈りを捧げ、旅の無事を祈り感謝する。危険な旅をする者たちにとって、教会と言うのは心の拠り所だ。その場所には決まって、旅人たちが集う。リュカにとっては教会に祈りを捧げに行くというよりは、人の話を聞きに行くという意味合いが強い。
宿屋のロビーの一角には、リュカたちの予想通り山越えに必要な装備品が様々売られているようだった。その売り場の前には、この自然に囲まれた宿屋には似つかわしくないバニーガールの姿をした娘が元気に声を上げている。
「いらっしゃい! ここはネッドの宿屋。今ならキャンペーン中よ!」
「バニーガールが呼び込みをしてるなんて、なかなか変わってるわね」
娘の姿に初め、ビアンカは物珍しそうな目を向けていたが、見ているうちに娘の姿がバニーガールと言うよりはむしろ本物のウサギに見えてくるのが不思議だった。それほどこのネッドの宿屋は自然そのもので、娘の元気の良い姿も自然の中で駆け回るウサギのようで、決して色っぽさが出ていない。彼女自身、自然と共にありたいために敢えてバニーガールの姿をしているのではないかと思えるほど、バニースーツをごく自然に着こなしていた。
「お二人さん、これから山越えをするの?」
「はい。馬車で行くんですが、必要な装備品はありますか?」
「馬車って、あれね、あの下にいる大きな白馬が引いてる馬車? あんなに大きな馬、見たことないからびっくりしちゃった!」
娘が言うのも無理はなかった。リュカたちと共に旅をするパトリシアは通常の馬の規格を遥かに超えている。今もネッドの宿屋の大きな木の下で大きな白馬が草を食む姿に、他の旅人が圧倒されたように口を開けて眺めていたりする。
「あの馬に合うかどうかは分からないけど、これと……あと馬車の車輪につけるこれと……」
バニーの娘が慣れた調子で装備品を勧め、リュカとビアンカは二人で相談し、そのほとんどを買うことになった。キャンペーン中という触れ込みの通り、山越えの装備品を破格の値段で手に入れることができた。そもそもここでの商売は大して利益を求めていないらしく、旅人たちに無事山を越えて欲しいという思いで装備品の販売を始めたらしい。それだけグランバニアへの山越えは危険を伴うということなのだろう。
ひと通り装備品を買い揃えると、一度部屋に戻ってそれらを置き、改めて二人は教会に向かった。同じ木の建物の中にある教会は、厳かな雰囲気が漂うというよりは、温かな空気に包まれるような場所だった。ちょうど神父とシスターが話をしていたところで、リュカとビアンカが教会に入ると神父もシスターもにこやかに挨拶をする。他にも旅人が一人いたが、ちょうど祈りを終えたところのようで、リュカたちとすれ違いに教会を出て行った。
「こちらでお祈りさせてもらってもいいですか?」
ビアンカがシスターに聞くと、シスターは日に焼けた顔に笑みを浮かべて応える。
「私は旅の尼。私もあなた方と同じように旅をして、ここに立ち寄ったのです」
そう言われてよく見れば、シスターの長衣の裾はところどころほつれてボロついたり、日焼けした手に持つ大きめの杖は、決して山越えにだけ使われたものではないことが分かる。どこか凛々しい表情を見せる旅の尼は、長衣に隠されてよく分からないが、かなり逞しい体つきをしていることが窺える。
「これからグランバニアへ向かわれるのですか?」
「はい、準備ができ次第すぐにでも行こうと思っています」
リュカが答えると、旅の尼はリュカとビアンカをじっと見つめた。まるで旅の意志を確認されているかのような真剣な表情に、リュカもビアンカもその場で固まって、空気が解けるのを待つ。
「しばらく前にあの辺りを旅した時、何か嫌な気配を感じましたわ」
旅する尼が感じる嫌な気配と言うのは、恐らく気のせいと言うものではなく、本当に何かをその身に感じたのだろう。そして命がけで旅する尼が嘘をつくとも思えない。神を信じ、真実と共に生きるような彼女は、ただ本心からリュカとビアンカという旅人の身を案じ、危険を教えてくれているのだ。
「いやな気配って何かしら。気になるわね……」
旅の尼の真剣な表情に押され、ビアンカは両腕で体を抱きしめるようにして小さく呟いた。リュカも旅の尼の言葉に何か身震いするものを感じたが、だからと言ってここで旅を止めるわけには行かない。旅する尼の言葉には耳を傾け、これからの旅はこれまで以上に慎重に進める、リュカにできることはそれだけだ。
「あなたはグランバニアからこちらに来たって言うことですよね。それならちょっとお話を聞きたいんですが、いいですか?」
「私の話があなたたちの旅のお役に立つのなら、喜んでお話しましょう」
旅の尼はにこやかに応じ、リュカたちと共に教会の椅子に腰を下ろした。教会の神父にも話に加わってもらい、リュカとビアンカは山越えで気を付けることを様々聞いた。旅の尼は先ほど教会を出て行った者と共に旅をしているようで、馬車など荷を運ぶものは使っていないらしい。旅の荷物は自分で背負い、杖をついて山越えをしてきたということだった。
山越えとは言うものの、ずっと山肌を上っていくということでもなく、山の中の洞窟を抜けていく道が長いらしい。内部は登山者用にいくらか明かりが灯されているものの、洞窟全体を見渡せるほどの明かりがあるわけでもなく、自分たちで明かりを用意するのは必至という話だった。馬車で進むのも決して無理ではないが、グランバニア側へ山を下る時はかなり注意が必要だという話も聞くことができた。
リュカとビアンカが真剣に旅の話をするため、旅の尼も真剣に応じていたが、その合間にも二人に無茶な旅はしないようにと幾度となく忠告をしていた。その度に、二人の心の中には不安が生まれたが、「大丈夫、大丈夫」と心の中で呟き、不安をどうにか押しとどめた。
話を終えて、旅の尼が「くれぐれもお気をつけて……」と言い残して教会を去っていく姿に、リュカもビアンカもどうしても拭い去ることができない不安が再び胸の中に漂うのを感じた。話を聞く限り、彼女はかなり旅慣れた尼だった。もう幾年にも渡り旅を続け、世界の状況を実際に目にして、その雰囲気を体に感じている。その尼が感じる嫌な気配というものは、決して根拠のないものでもないのだろう。
「でも、僕だって一応、旅には慣れてるんだよ」
いきなりそう言い出したリュカに、ビアンカはふっと噴き出してしまった。とても旅慣れた大人が言う台詞でもなく、むきになった子供のような表情のリュカをついつい笑って見てしまう。
「ビアンカはそうやっていつも僕を子供扱いするよね……」
妻の抑えたような笑い声に、リュカは顔をしかめて明らかに嫌な顔をする。普段は頼れる妻として、旅の最中にもかなりの部分を妻に寄りかかって過ごしているリュカだが、心の底では常に『子供扱いされている』という劣等感のようなものが溜まっている。決して彼女に嫌な感情を持つのではなく、自分が不甲斐ないと感じてしまい、自信をなくしてしまう瞬間があるのだ。
「子供扱いしてるつもりはないんだけどね。でもそんな顔を見たら、どうしたって小さい頃のリュカを思い出しちゃうのよ」
リュカはあらゆる人や魔物に優しいというイメージもあるが、その内面には純粋な負けず嫌いの性格も持ち合わせている。それは普段あまり表には出てこない自分中心の感情だが、ビアンカの前では素直にそれを曝け出してくることがある。彼女にとっては彼のそう言うところもまた愛すべき部分だと感じていた。
「リュカが旅慣れてるのは事実だわ。だって小さい頃からおじさまに連れられてずっと旅をしてるんだもの。なかなかあなたほど旅慣れてる人もいないと思うわよ」
「そうだよね。考えてみれば僕が旅をしてない時間なんてなかったんじゃないかってくらいだもんね」
記憶のないほど幼い頃から父に連れられ旅をして、途中ヘンリーと苦渋の十年余りを過ごした以外、リュカは常に外を歩き続けている。リュカにとって家と呼べる場所は、サンタローズで父とサンチョと過ごしたあの家だったが、それも他の人々が考える一般的な家と言う感覚ではない。旅をする者としてはかなり上級者のはずだと、リュカは改めて自身の過去を振り返る。
「グランバニアの周辺にはここよりもずっと強い魔物がいるのかも知れないね」
「そうね、あのシスターが言っていたのはそう言うことだったのかも。それなら十分気を付けて行きましょう」
旅の尼が感じていた嫌な気配は恐らく強い魔物の気配だったのだろうと、リュカとビアンカはそう考えてひとまず落ち着くことにした。そうすることで、胸の中に沸き起こった不安が小さくなるのを感じた。旅を進めるにつれ、遭遇する魔物が強くなっている感覚はこれまでにもあった。旅の尼はそのことを忠告したに過ぎないと、リュカもビアンカも旅の尼の言葉を敢えて小さく捉え、得体の知れない不安に飲みこまれないよう気を強く持つようにした。



教会を後にし、外に出ると、ビアンカは大きく深呼吸をした。緑の景色に包まれたネッドの宿屋は爽やかな空気に包まれており、大きく空気を吸い込むだけで清々しい気持ちになる。ビアンカがそうするのを見て、リュカも真似て深呼吸をすると、教会の中で感じていたどこかまとわりつくような空気を払い去ることができた。
「おや、新しいお客さんだね。いらっしゃい」
声をかけてきたのは白い髪を後ろに丸く束ね、少し背を丸め、深い皺がいくつも顔に刻まれた一人のおばあさんだった。ゆったりとした緑色のワンピースに身を包み、丸眼鏡の奥にはつぶらな瞳が穏やかに微笑んでいる。しかしその中にもどこか子供のような好奇心を見せ、リュカもビアンカもおばあさんが少女のようにも見える不思議に遭遇した。
「あたしはネッド。この宿のオーナーだよ」
彼女のその一言で、二人は目の前のおばあさんが少女にも見える不思議の謎が解けたような気がした。町や村などに属さず、これからグランバニアの山越えをする旅人や、はたまた山越えをしてきた旅人にひと時の休息をと、これほど大きな宿を構える人物が目の前のおばあさんであることに、リュカもビアンカも自ずと納得した。旅人を思う積極的な優しさの中に、おばあさん自身が楽しんでこの木の上に宿屋を営んでいるのだろう。
「とてもステキな宿ですね。木の上で寝るなんて、何だか楽しいわ」
「そうじゃろう。ただ休むだけじゃつまらないと思ってね。こういう宿を造ってみたんだよ」
「床から伸びている木の枝がいい味出してるわね。父さんが見たら喜んだかも……」
ビアンカも宿屋の娘として育っていただけに、この自然だらけの宿屋の良さをすぐに見出したようだった。かつて宿屋を営んでいた父の趣向を思い出し、この宿を営むおばあさんにどこか共通点を見たのかも知れない。
「下にいるあの大きな馬はあんたたちの馬か?」
おばあさんが指差すのはもちろんパトリシアのことだった。パトリシアは宿屋の下で、気持ちよさそうに風を浴びている。好きなだけ草を食み、今は心地よい昼寝をしているように見える。
「そうです。もう長いこと、一緒に旅をしています」
「あれほど立派な馬は、これまでにも見たことがない。この山を越えるにはそんじょそこらの馬じゃあ登れないが、あの馬だったら無事にやってくれそうだね」
この場所で宿を営むネッドはこれまでにも多くの旅人を見て、多くの馬を見てきた。長年に渡り様々な人や馬を見てきたネッドでも、パトリシアほどの大きな白馬は目にしたことがないという。パトリシアほどの巨馬は世界的にも珍しい馬なのだろう。もしかしたら二頭といないのかも知れない。
「それと、あたしが気になってるのはあっちなんだけどさ」
そう言いながらネッドが目を向けるのは、宿の裏手に広がる森林地帯だ。鳥たちがさえずり、一見のどかで平和な雰囲気が漂う森だが、その中にはもちろん魔物も潜んでいる。そしてネッドが意味ありげな笑みを見せながら目を向けるのは、森の中でくつろぐ魔物たちの姿だった。
「あんたたち、あの魔物らと一緒に来たんじゃないのかい?」
この宿に向かうまでのリュカたちの姿を、ネッドは遠くから見つけていたらしい。森の中を魔物の仲間たちと談笑しながら歩くリュカとビアンカの姿を、ネッドは楽し気に眺めていたようだ。魔物を連れてきている異質な旅人を見ても、彼女は何一つ危険を感じなかったのだ。
「他の人たちには内緒にしていてください」
リュカはネッドと言うおばあさんと秘密を共有することにした。恐らくこの一風変わった宿を営むネッドは自他共に認める変わり者であり、彼女は魔物を連れて歩くリュカたちに純粋な興味を抱いただけに違いないと、リュカはそう感じていた。そうでなければネッドは既に他の人々と相談をし、魔物を引き連れる危険人物をこの宿に入れないこともできたはずだ。そうしなかったのはネッド自身、リュカたちに興味を持ち、話をしたかったからなのだろう。
「あんたらがここに来る前、『虎の魔物がこっちに向かってきている』と驚いていた旅人さんがいたんだよ。それがあの魔物だね?」
ネッドが目を向ける先には、しっかりとリュカたちを見ているプックルの姿があった。プックルは大きな猫さながら、木の上に登り、太い枝の上でのんびりと休んでいるようだった。ネッドの存在に気づいても、プックルは警戒心を見せることなく、大きな口を開けて気ままに欠伸をしている。
「まるで寛いでいるね。この辺りも魔物はいるけど、魔物が魔物相手にやたらと攻撃したりもしないから、のんびり過ごせているようだね」
「そうみたいですね。この森のおかげでもあるんじゃないかな。身を隠しやすいし、食べ物もありそうだし、近くを小川が流れてたりもしますよね。休むにはとてもいい場所なんだと思います」
「ガンドフなんか、まるで森の妖精みたい。すっかりリラックスしてるわね」
ビアンカが指差すガンドフは、大きな木の幹にもたれかかり、木漏れ日が気持ち良いのか、大きな目を閉じかけてうつらうつらと舟を漕いでいる。その膝の上に乗るスラりんは既にぐっすりと眠っているようだった。
そんな魔物たちの姿を見ていると、これまでにも何度も感じてきたことだが、リュカは何故彼らが魔物なのか分からなくなってしまう。魔物と動物たちの違いは明確なはずだが、仲間の魔物はリュカにとって既に魔物ではなく、ただの仲間だ。彼らがどういういきさつで魔物になってしまったのか、リュカも知らないし、仲間たちもそれは分からないのかもしれない。魔物と言うのはどうやって生まれるのか、魔物とは何なのか、恐らく世界中の人々一人一人に聞いても答えは出てこないのだろう。答えはないかもしれないが、リュカにとって彼らは紛れもない仲間だった。
「人は自然と共に生き、そして大地に帰ってゆく」
森に向かってそう呟くネッドの言葉に、リュカは自分の身体がこの大きな森に包まれているのを感じた。広大な森林や連なる山々の景色は壮大で、その景色からすると自分自身はほんの点に過ぎないほど小さな存在だ。森や山がいつから森や山になったのか、リュカにはその歴史を体験することはできない。それほど自然の時の経過と、人間の時の経過は大きな違いがある。自然の景色を見ていると心が落ち着くのは、もしかしたらゆったりとした自然の時の進み方に心が合うからなのかも知れない。
「誰にとっても一度きりしかない人生さ。あんたも良い旅をね」
ネッドの言葉はリュカの心にじんわりと染み渡った。一度きりしかない人生を今、自分は妻と仲間たちと歩んでいる。後悔しないためには、常に前進することが必要だ。リュカはネッドの言う良い旅をしている自覚があった。母を捜すという、大好きだった父の生前の目的を継ぎ、愛する妻と信頼できる魔物の仲間たちと共に旅ができていることは、これ以上ない『良い旅』だと思っている。
「ネッドさんは良い旅をしていますか?」
「もちろん。あたしはここで、まだまだこれからも楽しい旅を続けるよ」
ネッドの言う旅は、人生のことだ。生きている限り、旅は終わらない。リュカも、将来母を捜し出し、旅の目的を果たしたとしても、人生と言う旅はまだまだ終わらないのだ。
「私はもう十分いい旅をしてると思うの」
ビアンカは森の中で気ままに休む仲間たちを眺めながら、穏やかにそう口にした。そしてリュカの腕をさすりながら俯いて続ける。
「だってリュカと一緒だもの」
今までの人生を振り返っても、これからの人生を夢見ても、ビアンカは胸の中に幸せな気持ちが溢れてくるのを感じた。リュカが住んでいたサンタローズの村が滅ぼされてしまったこと、まだ子供の頃に母を亡くしてしまったこと、もちろん悲しいことがないわけではない。悲しみに思いが留まり、この上なく気持ちが落ち込んでしまうこともあった。
しかし悲しいことばかりではない。母を亡くしても、移り住んだ山奥の村では父の病気も徐々に良くなり、父が頭を悩ませていた娘の結婚もリュカと言う信頼できる青年に託すことができ、父は今も村で元気に暮らしているはずだ。幼い頃から夢見ていた冒険の旅に出て、リュカと魔物の仲間たちと共にわくわくする毎日を送っている。これがどれだけ恵まれていることなのか、ビアンカは常にその現実に向き合う。そうすることで幸せを実感し、生きていることを実感する。
「僕もいい旅をしてるよ」
ようやく本心からそう思えるようになったのは、彼女と結婚してからだとリュカは今になって気づいた。彼女と結婚する前は魔物の仲間たちと旅をして、その前にはヘンリーと旅をしていた時期もあった。父を失い、ヘンリーと共にセントベレス山に閉じ込められていた時は、何度も絶望を感じた瞬間があった。しかしそれでも諦めなかったのは、一人ではなかったからだ。常に隣には誰かがいた。自分を支え、助けてくれる人がいる限り、自分もまたその人のために生きていきたいと、旅を続けたいと思える。
「あんたたちを見てると、良い旅をしているのが伝わってくるよ。なんせ魔物の仲間もいるような変わり者だろ? それでいてあんたはそんなに穏やかな目をしてる。よっぽど旅が充実してるんだろうね」
ネッドの言葉に、リュカは微笑んで素直に頷く。旅の目的はあくまでも父の遺志を継ぎ、母を捜すこと。旅自体は苛酷で辛いことも多々あるが、それでもリュカはこの旅を楽しんでいる。魔物の仲間たちと愛する妻と共に行く旅が、彼にとってのかけがえのない人生なのだ。
リュカはビアンカと並んで、森の景色を今一度見渡した。少し離れたところには魔物の仲間たちが束の間の休息を取っている。その向こうには途中から空を遮るような高い高い山々の景色が広がる。これからの旅にも、眼前に広がる山々のような大きな困難が訪れることもあるだろう。しかし愛する妻や頼もしい仲間たちが隣にいれば、どのような困難が訪れようとも打ち勝つことができる。リュカはグランバニアの山々の景色を前に、改めて強い想いを抱き、身体中に自信が沸き起こるのを感じていた。



翌朝早く、リュカたちはネッドの宿屋を出発し、グランバニアへの道を隔てる高い高い山に向かって馬車を進めていた。山越えには少なくとも二日はかかるとリュカは話を聞いていた。山頂に雪を被るような山だ。その寒さは相当なもので、防寒着や毛布などの準備もひと通り揃えていた。リュカは雪山の寒さを十余年にも渡って経験している。自身においては寒さで凍えて死んでしまう心配などなかったが、仲間のために、特にビアンカには十分注意するよう伝えていた。
「あら、私だって山育ちなのよ。山の寒さは身をもって知ってるわ」
「うん、そうなんだろうけど、でもこの山はビアンカの知ってる山とは違うよ。本当に凍えるような寒さなんだ。だから十分体をあったかくしておいてね」
「寒くなったら私が呪文で火を起こして、たき火にでもあたりましょう。途中、ちゃんと休むことも重要よ」
「それもそうですが、この山からは魔物の気配がひしひしと感じられます」
「かなり手強そうじゃ。心して行かねばならんようじゃの」
ピエールとマーリンが真剣な表情で山々の景色を眺めている。彼らの言う通り、魔物の気配はリュカにも十分伝わってきていた。山々のいたるところから今まで感じたこともないような強い魔物の気配を感じる。仲間がいなければ二の足を踏んでしまいそうなほど、魔物の強さが伝わってくる。
「ただでさえ馬車で目立つから、慎重に行こうね」
「旅には慣れているとは言え、慣れているからこそ油断が生まれるというものじゃ。気を引き締めて行こうぞ」
「そうですね、しっかりと周りを確認しながら注意して行きましょう」
仲間の皆の意識がいつも以上に高まっていることに、リュカは自ずから気がついた。恐らく魔物の仲間たちも、向かうグランバニアという国に今までにない期待を抱いているのだろう。もしリュカの故郷であれば、魔物の仲間たちも共に国の中に入ることが叶うかもしれない。ネッドの宿屋に向かう途中、そんな話をしたことが魔物の仲間たちの士気を高めていたようだ。いつもの和気あいあいとした歩みの中にも、仲間たちの集中した気力を感じることができる。
今までは恐らく、魔物の仲間たちの旅の目的は漠然としたものだったのだろう。リュカの旅に同行することになったのは、リュカの人柄に惹かれたことや、人間の旅についていくのも面白いと行ったような好奇心から、この旅を続けている。それがグランバニアという国に対して、彼らははっきりとした旅の目的を見出したのかもしれない。まだグランバニアがリュカの故郷かどうかも、リュカがグランバニアの王子かどうかも、何も分からない状態だ。しかし魔物の仲間たちは既にリュカやビアンカと共に人間の国の中に入り共に過ごすことを夢見て、その夢を楽しみ始めている。
その為にも、この山をどうしても越えなければならない。リュカやビアンカとはまた別の意気込みを、魔物の仲間たちは胸に抱いている。その雰囲気をひしひしと感じ、リュカも同じように自分の身体に力が沸き出るのを感じた。
ネッドの宿屋を出て一時間と経たないうちに、グランバニアへの山越えの初めの地点となる登山口に辿り着いた。しかし登山口周辺に立ち込める異臭に、リュカたちは思わず顔をしかめた。当然、魔物の仲間たちはもっと早くにその状況に気づいていたが、目の前に現れた一面の毒の沼地の景色に、しばらく誰も声が出せない状態だった。
「ここを通っていくしかないんだよね」
リュカはそう言いながら、ネッドの宿屋にいた旅人たちもこの場所を通って来たのならば、通れないことはないとじっと毒の沼地を見つめた。そんなリュカの頭の上に、ぽんと何かが乗った。スラりんがリュカの頭の上に乗り、リュカと同じようにじっと毒の沼地をつぶらな瞳で見渡す。
「ピィッ」
スラりんのその声に、リュカはスラりんの自信を感じた。スラりんはリュカの頭の上で一度ぴょんと飛び跳ねると、『ピイィー!』とまるで鋭い笛のような鳴き声を上げた。突然の大声にリュカはびっくりし、身動きもできずにその場に立ちすくんでしまった。立ちすくむリュカの両足がふわりと浮き上がり、バランスを崩して倒れそうになる。
「そうじゃった。スラりんはトラマナの呪文が使えるんじゃったな」
「あー、私が使おうと思ったのに。いいトコ取られちゃったわ」
「ピッピィ~」
ビアンカが悔しそうな顔をするのを見て、スラりんはリュカの頭の上で誇らしげに身体を逸らす。スラりんは見た目の可愛らしさとは裏腹に勝ち気なところがあり、ビアンカよりも先に呪文をかけたことに鼻高々になっていた。
「それにしても、なぜこんなところに毒の沼が広がっているのでしょう」
ピエールの言葉に、リュカは再びじっと毒の沼を見つめる。ネッドの宿屋から歩いて来た道は至って普通の地表で、地面から生える草も栄養に恵まれ青々と茂っていた。森の木は大きく育ち、枝の葉は風に気持ちよくそよいでいた。しかし目の前に広がる毒の沼には、当然のごとく草木が生えることもなく、何か悪しきものに汚され、死んでしまった土地だ。グランバニアへ続く山道の入口がなぜこれほどにも荒廃してしまったのか、リュカには何も想像することができなかった。
「シスターが言っていた嫌な気配って、このことだったのかしら」
ビアンカがそう言う隣で、リュカは腕組をして小さな唸り声を上げる。ビアンカの言う通り、シスターが感じていた嫌な気配がこの毒の沼の景色のことだとしたら、恐らくシスターは嫌な気配とは言わなかっただろう。この毒の沼を通って来たのなら、毒の沼があるから気を付けてくださいと伝えればいいだけだ。それを嫌な気配と伝えたのには、彼女が見たことではなく感じたことを伝えたかったのではないかと、リュカはシスターの真剣な表情を思い出しながらそう考えた。
「……でも、そうかも知れないね。それなら僕たちは大丈夫だ。スラりんが呪文をかけてくれたから、何も心配ないよ」
リュカの言葉を聞いて、スラりんはリュカの頭の上で再び飛び上がって喜んだ。リュカが褒めてくれたと、純粋に喜んでいるのだ。
「さあ、行こう。みんな、パトリシアの周りに集まって進んでね。呪文の効果がある場所から離れちゃダメだよ」
スラりんがかけたトラマナの呪文の効力範囲はそれほど広いものではなく、皆がひとかたまりにならなければその効力が失われてしまう。しかし範囲にさえ入っていれば、どんなに重いものでも地面から浮き上がらせ、毒の沼でも何でも、危険な地表から身を守ってくれる。その為ガンドフもプックルも馬車の荷台に入り込んでその大きな体を収め、トラマナの呪文の効力を得て進んでいた。その一方で、メッキーはそもそも毒の沼を問題としないため、いつも通り皆より少し先を進んで、先の状況を確認していた。
「リュカ」
「何?」
ビアンカがすぐ後ろから呼びかけると、リュカは半分振り向いたような状態で短く返事をする。リュカの気持ちに余裕がないのを見た気がして、ビアンカは彼の背中をさするように手を当てる。
「大丈夫よ。何も悪いことなんて起きないんだから。嫌な気配なんて、私たちで吹き飛ばしちゃおう。ね」
力強いビアンカの言葉に、リュカは口元に笑みを浮かべ、ゆっくりと頷くことができた。ビアンカの言う通り、たとえ嫌な気配があったとしても、それを吹き飛ばしてしまうほどの強さを己が身につければ何の問題もないはずだ。嫌な気配をそれとして感じるから、不安になるのだ。
「ありがとう、ビアンカ」
「早く行きましょう。私、グランバニアに行くのが楽しみなんだから」
そう言って本当に楽しそうに笑うビアンカを見て、リュカも心の不安が晴れるのを感じた。悪いものは悪いものが引き寄せる。それならば悪い気配など感じなければいいと、リュカは仲間の皆といつも通り会話を楽しみつつ、同時にいつも以上に周囲への警戒を強めつつ、グランバニアの山を登り始めた。

Comment

  1. ケアル より:

    ビビ様。
    みんなが言う嫌な気配…とは、いったい何だったのでしょうか?
    今後グランバニアで起きる最悪な事件のことでしょうか…。
    しかし、そんなことがネッドさんには分からないはず?…もしかして予知能力があるのか?

    いよいよ、険しい山登りですね。
    まずはチゾットまで、無事にたどり着くことできるのか!
    次回は、戦闘と、剣のあのイベントになりますか?
    楽しみであります(笑み)

    • bibi より:

      ケアル 様

      いつもコメントをどうもありがとうございます。お返事遅れまして申し訳ございません。
      嫌な気配と言うのは、誰かにそう言われてしまえばどうしても感じてしまう、実体のないものなのかも知れません。
      なので、たとえ何もなくとも、何か嫌だな~と思えば、それが嫌な気配。そしてそう思ってしまうことで、実際に嫌なことを引き寄せてしまうという……。
      次回は山登りと戦闘と、剣のイベント……あ、剣のイベントを忘れてました^^; 組み込みたいと思います。

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