勇者のチカラ

 

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玉座の間への梯子を昇り着いた先では、だだっ広い部屋の隅に天空城には似つかわしくない黄土色の巨大な石像が縮こまっていた。背を丸めて床に座り込んでいるゴレムスの膝の上にはぐったりとしたポピーとプックルの姿がある。気を失ってはいないものの、現実逃避でもするかのように虚ろな視線を宙に彷徨わせている。
「お父さん……ポピーたちがおかしくなっちゃったよ」
リュカの到着を背後に感じたティミーは後ろを振り返ると、大きく眉を下げて困惑の表情を極める。リュカはゴレムスの傍まで歩いて行くと、その膝に乗るポピーとプックルの様子を静かに窺う。回復呪文が必要な不調ではない。ただ驚きの余り、意識が遠のきかけていたのは事実のようだ。
「何の事情も知らずに、突然この城があんな突拍子もない動きをしたら、こうもなるじゃろうなぁ」
「私たちでも束の間、生きた心地がしませんでしたからね」
「にゃうぅぅ~……」
ゴレムスの膝にしがみついていたプックルが情けない声を出す。天空城が深い湖底から浮かび上がる瞬間には床に押しつけられる力を感じ、そうかと思えばその後に一気に天空城が地上を目指して、まるで空中に放り出されるような浮遊感を味わった。それがまるで自分の与り知らぬ場所で行われていたとしたら、驚きの余り意識が遠のくのも理解できる。特に真っ逆さまに天空城が落ちていく際には、このまま地面に叩きつけられて一巻の終わりという心地でいたに違いない。
「あ、お父さん……」
ポピーの焦点が合った先に、リュカが顔を覗かせる。血の気を失ったポピーの顔色が徐々に色味を帯びていく。そして安心したように目に涙を浮かべる。
「こわかったぁ~! 何だったの? 何が起こったの? すっごいこわかったの! 死ぬかと思ったのよ!」
「ポピー、天空城が空に浮かんだんだよ! 湖の外に出られたんだ! 一緒に外に出て見てみようよ!」
ポピーの感じていた恐怖などお構いなしに、ティミーはゴレムスの膝の上によじ登りながらポピーに呼びかけた。まだ状況を飲み込めないポピーはしゃくりあげるのを止められずに、零れる涙を両手で次々と拭っている。
「今はもうこの城は動かないから、大丈夫だから、みんなで一緒に外を見に行ってみよう。僕も今、この城がどうなってるのか見てみたいし」
「お父さん、ゴールドオーブをプサンさんに渡したらすぐ戻るって言ってたじゃない……」
「う、うん、そのつもりだったんだけど、何だか成り行き上、そのまま天空城を浮かばせることになっちゃってさ」
「浮かぶにしたって、あんなヒドイ浮かばせ方ある!? 何の前触れもなく、お城ごとビュイーンって! そうかと思ったら今度はお城ごとズーンって! もう少しゆっくりと、穏やかに、静かに動かせないものなのかな!?」
「えっと……うん、まだ色々と確認できてないから、後で確かめてみるよ。もうちょっと静かな動かし方があるかも知れないよね」
「そうよ、だってここって神様がいるようなお城なんだもの。あんな動きをいつもしてたんじゃ、神様だってびっくりしちゃうわ」
腹の中に溜まっていた恐怖やら不安やらを全て言葉にしてリュカにぶつける内に、ポピーの心も徐々に落ち着いてきた。息も整えば、涙も引っ込んだ。
「そう言えばプサンさんはどこに行ったの?」
ティミーと先に玉座の間へ上がっていたはずのプサンの姿が消えていた。明らかに不満をぶつけるようなリュカの言葉に、ティミーが小首を傾げながらも応える。
「プサンさんなら『お城の中を見てきますね~』って言って、どこかに行っちゃったよ」
「湖を出たから城の中の水も引いたんじゃなかろうかの」
「そう言えば城の中が水浸しで入れない場所もありましたね」
「ねえ、早くボクたちも外に出てみようよ~」
「う、うん、そうだね。ポピーもプックルも大丈夫かい? 歩ける?」
リュカが確かめるようにそう言うと、プックルはゴレムスの膝の上から飛び降りて歩き出した。ポピーもリュカの手を借りてゴレムスの膝の上から下りると、先を急ごうとするティミーを追いかけて行く。守る対象を見送ったゴレムスもゆっくりと立ち上がると、リュカたちと共に玉座の間の巨大な扉に向かって動く石像の如く歩き始めた。



地上に降り立った天空城はさながら一つの山のようだった。巨大湖のごく近くに着陸した天空城の周囲には、湖に沈む天空城を目指す前に多勢の魔物たちとの戦闘が繰り広げられた広大な草原地帯が広がっている。玉座の間を出て見晴らす景色は、近くの森を見下ろすほどの高さがある。森の中には先ほど逃げて行った魔物たちが多く身を潜めている。森の中に見える魔物らが、突如湖の中から飛び出したこの巨大で神々しい城を見て、圧倒されているのがありありと感じられた。
城の下には今も白い雲がもくもくとまとわりついている。そのせいでこの城が今、空に浮かんでいるのではないかと言う錯覚にも陥るが、見える辺りの景色は近く、白い雲のごく近くに地上の草原が広がっているのを見れば、地上にいる安心感を得られる。
「すごいねー! ちゃんと湖から出られたんだ!」
「もの凄い勢いで湖を出たみたいだけど、湖のお魚さんたちは大丈夫だったのかしら……」
「お父さん、見て! 天空城の下に雲がくっついてるよ。面白いね!」
「お城さん、うれしそう。天空城だもん。お水の中はイヤよね?」
空からの日に晒され、天空城は本来の神々しい輝きを取り戻し、城全体から眩いばかりの光を放っている。それは目に眩しいというものではなく、悪しき者を浄化するような力が感じられる神聖な光だ。そのせいなのか、近くに多く潜んでいるはずの魔物たちは天空城に近づくことすらできないようだった。遠巻きに神の城の威容を眺めるだけで、間違っても城に攻撃しようとする気配は感じられない。
「しかしここから見る限り、城に天空人がいるようには思えないがの」
「誰一人、姿が見えませんね。まだ内部から出てきていないだけかも知れませんよ」
「がうがうっ」
「まだびっくりして中で閉じこもってるんじゃないかって? ……うーん、そうかも知れないね」
天空城の外部を見る限りでは、人が生活するような環境はどこにも見当たらない。天空人がどのような生活を営んでいるのかは上手く想像できないが、グランバニアに住む天空人グラシアを思い出せば、花を世話したり果物を収穫したりと、人間と共通する情緒のようなものはありそうだと思う。それに背中に翼を生やす違いの他、身体的な造りに関して人間とあまり違いがあるようには思えない。
「城の中に入って、天空人がいるかどうか確かめに行ってみようか」
「お父さん、このお城、『天空城』なのに、このままじゃ『地上城』だよ。やぱり空に浮かばせた方がいいんじゃない?」
「しかしのう、この城を空に浮かばせるには誰かがあの動力室に入っとらんといかんじゃろ」
「お城を空に浮かばせるときは、私、お城の中に入っていたいです……外が見えなければ、きっと大丈夫だから……」
「魔物が襲ってくることもないだろうし、とりあえず今はお城の中を見て回ってみようよ。お城を浮かばせるのはまた後で」
リュカはそう言うと、正面に見える下へ続く大階段に向かって歩き始めた。湖からの浮上で一気に城の中に溜まっていた水が引いたらしく、水溜りに進路を阻まれることもない。もしかしたら急激な浮上と下降で城全体が揺れに揺れ、そのおかげで一気に城の中の水気が切れたのかも知れない。
大階段も日の光に晒され、きらきらと輝いている。天空城の中にはあちこちに大きな女神像が立ち、天空城が天空城であることを主張するようだった。しかし遥か昔に魔物の攻撃に寄り天空より地上に落とされたこの城には、破壊の跡も多く残されている。遥か上にまで伸びていたであろう石柱はその威光を壊されるように途中で砕かれ折れてしまっている。折れて落ちた石柱は恐らく今も湖の底に沈んでいるのだろう。さすがの天空城も一度壊されてしまった城の一部を瞬く間に修復するような力は持っていなかったようだ。
大階段を降りた先には城の内部に繋がる扉がある。まだ湖の底に沈んでいる天空城にたどり着いた際、一度プサンと共に入りこんだことのある場所だ。先には水が満ちていて進むことのできなかった場所がある。プサンもこの辺りにいるのではないかと言う期待と共に、リュカは扉を開いた。
「あー、水が引いてる! ほら、あそこってさ、前に来た時は入れなかったよね!」
ティミーがそう言いながら早々と目の前の扉に向かう。リュカはティミーの後姿がはっきりと見えていることに違和感を覚える。建物内部に入ったが、どこにも明りが灯されている気配はない。そもそも燭台らしきものもなく、この城が本来明かりを必要としないことにふと気づいた。
まるで外にいるかのような明るさが建物内部にも広がっていた。それは天空城が日の光を浴び、光を十分に取り込み、その光をそのまま城の内部にも届けているかのようだった。ティミーもその後を追うように歩くポピーも、天空城が自ら放ち続ける光を燦燦と浴びて、二人の姿は晴れ渡る外で見るものと大差なく感じられた。
ティミーが扉を開けようとした時、同時に中から扉が開き、ティミーは慌てて飛び退いて扉を躱した。大きな扉から顔を覗かせたのは、ティミーよりも小さな女の子だ。しかしその姿形に見覚えがある。最も特徴的なのは、菫色をした鮮やかな花を思わせる髪だった。
「妖精……?」
ポワンやベラ、そして妖精の女王もまた同じ菫色の髪色をしていた。そしてその身体は人間の子供に比べても小さい。それと全く同じ特徴を備えた女の子が、扉の陰から窺うようにティミーとその後ろにいるリュカたちを見つめている。
「あなたたちが、この天空城を救ってくれたのね?」
妖精の声はどこか歌うようで、やはり目の前の妖精もまた軽やかな声に乗せて話をする。扉を大きく開いてリュカたちを部屋に招き入れる妖精は、当然のように宙に浮いている。背中に羽もないのに空中に漂うことができる彼女は紛れもなく妖精の一人だった。
広い部屋の中にはどこもかしこも草花に満ちていた。それは妖精の城を訪れた時を彷彿とさせる景色だった。部屋の中は花の良い香りで満ちている。つい数刻前までこの天空城が湖の下に沈んでいたことなど忘れてしまうほどに、そこには小さな楽園のような景色が広がっていた。
「キレイ……すごいね、妖精のお城みたいにお花がたくさんあるのね」
「これってもしかして、全部違う花なんじゃない? 同じ花が見当たらないよ」
「地上に咲く花を全てこの場所に集めていると言うことでしょうか」
「ふーむ……そんなことができるものなのかのう……できそうじゃなぁ……」
マーリンが興味深そうに近くに咲く花に顔を近づければ、花は恥じらうようにそっぽを向いてしまった。もしかしたらその花もまた、妖精の一人なのかも知れないとリュカは思った。妖精の女王が大きな桃色の花にその姿を変えていたことを思えば、妖精たちはそれぞれ自分の身を花に変えることができてもおかしい話ではない。
「どうもありがとうございました。どれほどお礼を言っても言い尽くせません。まさかまた地上に出て日の目を見られることになるとは……」
「いや、こうして天空城がまた空に浮かんだのはあなたたち妖精の力も必要だったんです。僕たちは妖精の女王と会って、それで……ゴールドオーブを取り戻すことができました」
「ええ、ええ、よく存じています。リュカさん、本当によく頑張ってくださいました」
妖精はリュカの前にふわりと飛んでくると、リュカの両手をその小さな手で取り、感謝の念を表すように手に額を寄せた。目の前の妖精からも花の香りが漂い、心を解すようなその優しい香りにリュカは思わず笑みを浮かべる。
妖精は誘うようにリュカたちを部屋の奥へと招く。辺り一面に咲き誇る草花を踏み散らさないように気をつけるが、それはゴレムスには到底不可能な行動だ。部屋の入口近くで戸惑っているゴレムスを見て、妖精は懐から一つの棒のようなものを取り出す。それは妖精ならば大抵の者が持ち歩いているような小さな笛で、妖精は笛に口を当てると爽やかな音色を部屋の中に響かせた。するとプックルがうっかり踏みつけていた草花が床から力強く立ち上がり、プックルの大きな身体を下から支えた。それを見たティミーが試すように草花の上に足を乗せると、やはり草花はティミーの足を持ち上げるようにして彼の身体を支えた。
「さあ、これでもう平気です。ここの草花を踏みつける心配はありませんよ」
そう呼びかける妖精の声に反応するのは、ゴレムス以外の仲間たちだった。当のゴレムスは妖精の吹く笛の音がよほど心地よかったのか、草花の上に胡坐をかいて、そのまま居眠りを始めてしまっていた。妖精は巨大なゴーレムの穏やかなその様子を見て思わず微笑むと、リュカたちを部屋の奥にまで招き入れた。
「私たちはかつて地上を見守る大きな木を育んでいました。しかしその木も、この天空城が地に落ちる前に、魔物の手によって荒らされ、滅ぼされてしまいました」
妖精は部屋の奥に並べられている鉢植えの傍まで来ると、脇に置いてあった透明の如雨露を手に取り、鉢に水をやり始めた。鉢自体は人間世界で見るものと同じようで、茶色の焼き物であることが分かる。もしうっかり床に落とせば、呆気なく割れてしまうような素材のようだ。
「ですが、世界樹は完全に滅びることはありません。また新しく生まれ変わり、その生を一からやり直そうとしているのです」
鉢の中には地上で見るような普通の土と、細々とした草がちらほら生えている。如雨露の水を受けると、水の勢いに負けてしおれてしまうほどに弱い。しかし土に染み込んだ水を根から吸い上げれば、再び葉に張りを取り戻す。
「世界樹……聞いたことがあるぞい。その葉をすり潰して死者に与えれば、魂をよみがえらせることができるという、伝説上の葉じゃ」
「そうです。しかし今、世界を支える巨大な世界樹はありません。残されているのはこうした世界樹の葉が世界に数えるほど。私はこの葉から、生命の雫を抽出しているのです」
そう言うと、妖精は鉢の隅に置かれていた小瓶を手に取った。妖精はその瓶を片手に掴んでいるが、大きさはリュカの小指ほどの小さなものだ。その小瓶の蓋を開けて、先ほど水をやった世界樹の若芽を一つ土から引き抜くと、土を払って葉をくるくると細く丸め、小瓶の中に押し込んだ。そして如雨露に入れられている聖水を注ぎ、固く蓋を閉めた。小瓶の中には青々とした葉が一枚と、透明の液体が入れられているだけだ。
「私たちを救ってくださったお礼に、ここにある世界樹の雫をお持ちください」
そう言って妖精はその小さな手に握る小瓶をリュカに差し出した。リュカは片手の中に簡単に収まるほどの小さな瓶を受け取ると、その瓶を大窓から入り込む陽光に照らしてみた。透明に見えていた瓶の中の聖水が葉の色を受けて緑色に光る。そうかと思えば、目の前の妖精の髪色を取り込んだように菫色に滲む。そしてまた一瞬後には小瓶を覗き込んできたティミーとポピーの髪色を取り込んだように金色を映す。七色に変化する世界樹の雫には、その不思議な現象を見ているだけで、特別な力があるのだろうと思わせられる。
「世界樹の雫はその一滴だけで、凡その身体的な怪我や損傷を治すことができます。あなたたちはまだこれからも旅を続けるのでしょう? この雫が旅のお役に立てることを祈っています」
「それってベホマの呪文と同じってこと?」
「呪文でしたら、そういうことですね。その効能を雫一滴で感じられると言うことです」
「そんなものがこの世にあるなんて……怪我や病気で苦しんでいる世界中の人たちに配ってあげられたらいいのに……」
ポピーの優しい言葉にリュカは心の中で嬉しく思いながらも、決してそんな都合の良いことは起こらないだろうと思う。かつて世界樹があった世界でも、人々は今と変わらず怪我や病気に苦しみながら生きていたはずだ。そしてそのような世界を、恐らくこの天空城に住まう神は造り上げ、保ち続けている。地上に生きる全ての者に、生きることの尊さを感じさせ、生きることを簡単に思うなと警鐘を鳴らし続けているのかも知れない。
「ありがとうございます。大事に使わせてもらいます。使う機会がないのが一番良いですけどね」
「確かにそうですね。これを使う時というのは、余程の時でしょうから」
「しかしのう。そんなとんでもない危機の時に、悠長に一滴ずつ仲間に雫をふりかけてられるものかのう」
マーリンの現実的な一言に、妖精がいかにも可笑しいと言ったように声を立てて笑う。
「大丈夫ですよ。世界樹の雫には魔力が込められています。立ち上がれないような時でも、この小瓶を割ってくださりさえすれば、雫はあなたたちの危機を救うことでしょう」
「とっておきのボクたちの仲間みたいな感じだね。頼もしいなぁ!」
「うっかり瓶を割らないように気をつけないとね、お父さん。何かに包んでおいた方がいいんじゃないかしら」
「でもいざって時に包みから出すのも手間がかかるかも。かと言って僕の道具袋に入れておくのはちょっと心許ないな」
「ピィピィ!」
それまでリュカの頭の上に乗っていたスラりんが元気に鳴き声を上げると、リュカの手の上に勢いよく飛び降りてきた。そこには世界樹の雫の瓶が乗っている。スラりんはその小瓶の上に弾むように飛び降りると、まるで吸い上げるように世界樹の雫が入る小瓶をその水色の体の中にしまい込んでしまった。
「うわぁ、スラりんってそんなことができたの?」
「ピッ? ピー!」
「何となくやってみたんだ……。でもスラりんがそうして持っててくれるのが一番安全かもね。じゃあ、大事に持っていてね」
「ピッ!」
「いいなぁ、スラりん。本当はちょっと、私が持ってみたかったんだけどな……」
皆を回復させる術を持つことができると、回復呪文の使えないポピーは密かに世界樹の雫を持つ担当になることを望んでいたようだ。しかし彼女自身も、スラりんが割れやすい小瓶を持つのは適任と思ったようで、不満を漏らすことはなかった。
妖精に改めて礼を述べ、部屋の入り口近くで居眠りをしていたゴレムスを起こしてから部屋を出ると、目の前に横滑りするかのように到着したプサンと出くわした。息を切らしているプサンを見て、リュカは彼にしては珍しく慌てているのかと様子を窺うように声をかけた。
「どうしたんですか、プサンさん」
「リュカさん! すぐにここから離れましょう。さあ、すぐに天空城を空に浮かばせてここから移動しますよ!」
そう言ってリュカの手をむんずと掴むプサンに、リュカは彼が本当に慌てているのが分かった。
「やっぱり天空城は空に浮かんでいないといけないとつくづく実感しましたよ。地上に降りていると、どうしても目立ってしまいますからね」
「魔物に囲まれているんですか?」
「ご明察! その通り! いやあ、まさかこの辺りの魔物が天空城に攻撃してくることもないでしょうけど、魔物にも魔物のネットワークがありますからね。ここにずっといれば、情報を得ためちゃんこ強い魔物がここにやってくるかも知れません」
「ねぇねぇ、プサンさん、天空城を動かすのってお父さんじゃないとダメなの? あそこで天空城を操縦してるとさ、ほら、操縦してる人は外の景色が見れないじゃん。それってつまんないなぁって思ってさぁ」
プサンの動揺などどこ吹く風のようなティミーが、少し口を尖らせるようにしてそう言うと、プサンもその調子に乗るように途端に気配を和らげる。彼のその様子を見て、リュカはそれほど急ぐ事態でもないのだろうかとプサンをじとりと見つめた。
「なるほどなるほど、そうですよねぇ。せっかく大空に浮かぶ天空からの景色を見たい! うん、それ、よく分かります。私だって数百年ぶりに大空に飛び立つ天空城を味わったんですもん。ただ、まあ、かつてよりもかなり低いところまでしか浮かばないみたいなんですけどね。本当はもっともっと高く浮いていたんですよ、この立派なお城。どうしてもっと高く上がらな……」
「プサンさん、それで、僕以外の人でも大丈夫なんでしょうか?」
「え? ああ、そうでした。いや、別にリュカさんじゃなくても大丈夫ですよ」
あっけらかんと言うプサンに、誰もが言葉を失ったように静まってしまう。それならばなぜ、それほど急いで、どこにいるかも分からないリュカをわざわざ探して、天空城を動かさせようとしたのかと、理解に苦しむ顔をリュカは隠さない。
「じゃあプサンさんが動かしてくださいよ。緊急事態なんでしょう?」
「え? だって、空に浮かぶ天空城からの景色を楽しみたいじゃないですか。そのためには私以外の人に動力室に行って動かしてもらわないと。ねぇ?」
そう言いながら同じ意見を持つティミーに同意を求めるように視線を向けるプサンに、リュカは知らない内に拳に力が入るのを感じた。ティミーも困ったように笑って、頷いていいものかどうか悩んでいる。
「それに、ただ浮かばせていたら風に流されるだけなので、もし行きたい場所があればそこに向かうのが良いかなと思ったんですよ。どこか行きたい場所はありますか?」
リュカたちの感情の機微などにはまるで鈍感なプサンは、変わらず飄々とした調子でリュカに問いかける。リュカは彼にまともに付き合わされるのは調子が狂うと、頭の中に世界地図を思い浮かべて最も適した場所を彼に伝える。
「ここを南に行けばグランバニアがあります。僕たちが住む国です。そこに向かいましょう」
「ほうほう、グランバニアと……ではリュカさん、お願いしますね」
そう言うとプサンはリュカの答えを待たずにすぐさま踵を返してどこかへ走り去ってしまった。バタバタと大袈裟に走る後姿を見れば、やはり彼が翼を生やした優雅な天空人であることが想像できない。人間の中でも鈍くさいように見える彼だが、お願いしますねの言葉だけ残されたリュカはそんな彼の言葉通りにしか動けないのだ。
「……じゃあ、何だか納得行かないけど、行ってくるね」
「あっ! お父さん、ボク、初めだけやってみてもいい? あの床にジャンプして乗ればいいんだよね? プサンさんがそうやってたもんね」
「私は……外が見えないお部屋で待ってます」
まだゆっくりと天空城内を歩き回りたかったリュカだが、取り急ぎ頼まれたことを済ませるべく、不本意ながらも再び玉座の間を目指して仲間と共に歩き始めた。



天空城が空に浮かび、城の下部にまとわりつく厚い雲と共にゆっくりと動き進んでいる。高い山々をも超えることのできる浮遊城にいると、まるで自分が下界を見下ろす神様にでもなったようなおかしな気分になる。
「ポピー、下の景色がすっごく良く見えるよ! 世界地図が下にあるみたいだよ!」
「よくそんな窓のそばになんて行けるわね……私はここにいるから放っておいて」
「それにしてもゆっくり進むんだね。本当に海を行く船とあまり変わらないのかも」
リュカたちは今、玉座の間にいた。空を浮かび動いている天空城だが、宣言通り、動かし始めたのはティミーだった。ティミーがプサンを真似てジャンプして床に飛び乗ると、天空城が驚いたように反応し、途轍もない速度で上昇して天空に浮かび上がった。玉座の間で待っていたポピーの悲鳴が聞こえた気がしたが、ティミーと共に動力室にいたリュカたちもそれどころではなく、床に両足を踏ん張り耐えるので精一杯だった。次に天空城を下降や上昇させるときは、激しい動きではなく静かに穏やかに足を乗せたりしてみようと考えていた。
今、天空城の動力室で城の操縦をしているのはマーリンだ。マーリンは海を船で行く時にも度々その操縦を任せており、彼自身が天空城を動かす体験をしたいと申し出たために、今は彼に天空城の操縦を任せている。補佐としてピエールも彼の横についている。彼と共に地図上の距離と天空城の進む速度とで計算すれば、グランバニア到着までは凡そ二週間程度かかると言うことだった。
「お父さん」
「どうしたの?」
「お腹が空いたよ」
「うん、そうだよね。僕もお腹が空いたよ」
今は玉座の間にも一人の天空人が、数百年ぶりに本来の仕事に戻るかのように玉座の横に立っている。グランバニアにいる天空人グラシアを見てきたリュカたちは、改めて天空人のその姿に驚かされることはなかった。その姿形は人間とほぼ同じで、はっきりと異なるのは背中に大きな白い翼を生やしていることだけだ。白の布地で作られた彼らの衣服は厚みがある割に風のように軽く、常に風を纏っているかのようにそよそよと揺れている。
天空人の男性の年齢は不明だ。ただ彼らは人間が最も活発に活動する期間である青年期を思わせる若々しさを見せている。永遠の寿命を持つ存在なのだろうかと思っていたが、そうではないらしい。ただ人間と比べればはるかに長寿というだけで、敵からの攻撃を受ければ怪我も負うし、命を失うこともある。
天空人の男性は当然のようにリュカたちが天空城を救い出したことを知っていた。既に天空城に生き残る天空人の仲間たちにはその事実が知れ渡っているらしい。それを聞くだけでも、やはり天空人には人間にない超能力のような力が備わっているのだろうと感じさせられる。
「居住区に行けば、人間たちも食すことのできる果物が置いてあるだろう。そこに行って少し食事をしてきたらいい。そこならば身を休めることもできる」
食事の話をする人間の親子を見て、玉座の間で衛兵を務める天空人の男性は親切心で話しかけてきた。人間の生活に関しても、彼らは様々知っているのだろう。
「あっ、そう言えばグラシアさんも果物とかは食べてたよね。あとは水があれば大丈夫なんて言ってたけど」
「基本的には我々は水さえあれば生きては行ける。ただ、それだけではやはり……楽しみがないからな」
そう言いながら微笑む衛兵を務める天空人の表情を見れば、彼らは思ったよりも人間に近い感覚を持っているのだと感じる。生きているからには楽しみたいと思うのは、何も欲深い人間だけではないのだと安心できる。
「うーん、でも果物だけかあ。パンとか肉とか魚とか、そういうのはないのかなぁ」
「パンならば昔、人間の世界からその作り方を学んだ者がいるかも知れない。人間の世界に興味を持つ天空人は少なくないから、昔に作ったパンが残っているかも知れないぞ」
「昔って、この天空城が湖に落ちる前ってことだよね? ……いつ?」
巨大湖に天空城が落とされたのは数百年前のことと聞いている。それ以前に作られたパンが残っていると聞かされても、到底食べられるものとは想像できない。水分を完全に失い粉々になっているか、カビにまみれているかのどちらかだ。
「でもここでパンを作ることができるんだったら、材料さえあれば自分たちで作ればいいんじゃないかしら?」
「どうせ二週間くらいはこの城で移動するわけだし、それもいいかもね」
「ええ~、ボク、パンなんて作ったことないよ。作り方を教えてもらわないと」
リュカと子供たちが他愛もない話をする姿を見ながら、天空人の男性はにこにこと笑っている。天空人の中で、子供と言うのは非常に珍しい存在だった。彼らは長寿であるが故に、人間のように頻繁に子を産み育てる必要がない。無邪気でまだ穢れを知らない双子の姿を見る天空人の男性の目は、まるで赤子を見るかのような優しさを持っている。
リュカたちが天空人の男性に居住区の場所を教えてもらい、玉座の間を出ようとしたその時、天空城が地震に揺れるような妙な動きを見せた。ゴレムスが足を踏み鳴らしたわけではない。プックルが大窓の外を鋭く睨んでいる。スラりんが同じように大窓の外に広がる白い雲の間を見て「ピー!」と警戒の声を出した。
「お父さん、魔物だよ!」
ティミーが指差す窓の外に、魔物の黒い影が飛び荒ぶのを見た。天空城はまだ湖の底から出て、移動を始めたばかりだ。空に浮かぶ天空城を見た魔物らも多くいた。その内の一群が今、天空城の周りを取り囲むように飛んでいるのだ。
「ねえ、どうにかして追い払わないと、またこのお城が……」
「あれくらいの魔物でしたら問題ありません。ご安心ください」
ポピーの不安の言葉を打ち消すように、天空人の衛兵が丁寧に対応する。以前の天空城であれば魔物に襲われる心配はほとんどなかった。それと言うのも以前は今よりも遥か高いところにある城であり、天高く浮かぶ城に近づける魔物はいないに等しかった。しかし湖に沈められ、数百年ぶりに復活を遂げた天空城は以前ほどの高度を保てず、地上の山々を越えることはできるものの、遥か高くの天空に戻ることは叶わなかった。
衛兵は悠然と歩いて移動すると、玉座の裏側に回った。リュカたちも追いかけたが、彼の姿は既に玉座の裏側にある地下に通じる梯子へと消えていた。今、地下ではマーリンとピエールが動力室に籠り、天空城を操縦しているはずだ。
「何をしに行ったのかな。あっ! もしかして、天空城をものすごいスピードで動かす裏ワザがあるとか? それで魔物から逃げきるのかな」
「それって、あんまり歓迎できないけど……でもそれで逃げられるのなら、私、頑張ります……」
「きっと何かが起こるのは間違いないだろうね。ちょっと、備えていた方が良いかも」
リュカが神妙な顔つきでそう言うと、ポピーはごくりと唾を飲み込み、今ではすっかり頼りにしているゴレムスの傍らに寄り添った。ゴレムスも心得たようにポピーを手の上に乗せると、胡坐をかいてその膝の上に静かに乗せた。そしてしっかりと彼女の小さな身体を片手で支える。ティミーは危機を感じるのではなく、いかにも興味津々と言った様子で大窓の外を飛び交う黒い魔物の影を見つめている。空を飛ぶ魔物の多くは火喰い鳥で、彼らも様子を窺いながらいつ攻撃を仕掛けようかと鋭い目を向けている。
玉座の間の大窓に、火喰い鳥の吐く炎が迫る。しかしそれくらいの炎で天空城が傷つくことはない。一体どのような素材で造られているのかも分からない大窓の向こうに、吐き散らされた炎が真っ赤な景色を作り出す。その景色はそこはかとなく悍ましい。
リュカたちが為す術もなく大窓の外を見ていたら、みるみる外を雲が覆い始めた。天空城を下から支える静かな白の雲ではない。まるでこれから嵐が訪れるかのような、不穏な濃い鼠色の雲だ。まるで煙に巻かれたように大窓の外の景色は見えなくなった。恐らく外を飛んでいる魔物の方がこの状況に驚いているに違いない。
天空城は雷雲に包まれていた。ティミーは引き寄せられるように大窓に近づき、窓にべたりと張り付き、食い入るように外の景色を見つめた。鼠色の雲の合間に、赤い魔物の姿がちらちらと見える。リュカはティミーに近づこうとしたが、何故か彼の後姿を見ていたら、近くまでは歩み寄れなかった。
天空城に轟音が響き渡った。大窓の外に閃光が瞬く。ポピーはたまらず両耳を塞いでいたが、ティミーは天空城が落とす美しい雷を両目に焼き付けるように見つめている。鼠色の雲の合間で魔物らが雷に打たれ、地に落ちていく。天空城が生み出す雷は止まらず、次々と轟音を響かせては雲の合間に閃光を放っていた。その度に、ティミーの小さな身体が震える。それは恐怖ではなく、今までにない力を確かに体得した感動と興奮によるものだった。
大窓の前で両足を開き立ち、ティミーは目を閉じて両手を前に突き出した。天空城動力部に現れた見たこともない光の文字の羅列が、彼の頭の中を横切って行く。古くからある天空人たちの力を、この復活した天空城の中で有り余るほどに感じる。人間として生まれ育ったティミーに、天空人の文字は理解できない。しかし古くからある彼らの力は、勇者として生まれたティミーに否が応でも伝わり、ここで完全に生まれた。
自分の力で、自分の意思で、必然に生まれたティミーの放つ雷を大窓の外に見たリュカは、その小さな背中を見て悲しみを感じる。大事な息子が運命に取られてしまう強い力を感じた。伝説の勇者にだけ許されたライデインの呪文を体得した喜びを感じるティミーを余所に、リュカはいつまで経っても心の底からは覚悟ができない自分が嫌になった。
「お父さん! ボク、分かった! この呪文、分かったよ!」
「……うん、そっか。そうだね、分かったんだね」
「やっぱりカッコイイよね、この呪文って。だってほら、いかにも勇者が使いそうだもん! 勇者にしか使えないんだもん!」
「ははっ、そりゃそうだよ。神様にしか鳴らすことのできないものだからね、神鳴りは。だから、勇者にだけその力が……与えられるんだろうね」
今までにも偶然に雷を放ったことのあるティミーだが、天空城の復活と天空人たちから感じる古の力を基に、彼は完全にライデインという雷の呪文を体得した。ティミーが自らの力を確かめるように両手を何度も握ったり開いたりを繰り返し、自身にのみ与えられた特別な力を噛み締めている。感動し、喜びに言葉を失っている息子を父は、ただ支えてやるべきなのだろう。
天空城を包んでいた雷雲が徐々に大窓から遠ざかって行く。見る間に青空が見え始め、あっという間に変わるその景色に、天空城が生み出す空の不思議を感じる。ぽつりぽつりと白い雲が辺りに浮かぶ景色に様変わりすれば、先ほどまで天空城が臨戦態勢だったことなど忘れてしまいそうなほど遠い記憶になってしまう。天空城周りを飛び交っていた魔物の姿は一匹も見当たらない。多くを雷で撃ち落とし、他は恐れをなして逃げてしまったようだ。
「お兄ちゃん、そんなに嬉しいの?」
再び平和な景色が戻った大窓の青空の向こうに、ポピーは先ほど兄が放った雷の名残を見る。ポピーはゴレムスの膝から下りると、思わず自分の両手を見つめる。決して兄の放つ呪文を唱えることはできないと分かっている。回復呪文も使うことができなく、悔しい思いをしている。
「そりゃあそうだよ。だってまた伝説の勇者に近づけたって感じだもん」
「何よ、いくらそんな呪文が使えたって、私たちはどうしたって子供なんだからね。きっと伝説の勇者様なんて、そんな呪文、もっともっと簡単に使えたんだわ。お兄ちゃんよりもずっと立派なんだから」
「うるさいなぁ、何だよ、そんな言い方ないだろ! ボクだって、そんなことぐらい分かってるよ。きっと伝説の勇者はボクよりももっと大人で、もっと立派で、お父さんみたいな人なんだって思ってるよ!」
「そうよ! お父さんみたいな人なのよ! それだったら見も知らない伝説の勇者様を目指すんじゃなくってお父さんを見ていればいいでしょ!」
「見てるよ! いっつも見てるよ! お父さんはすごいなぁって思ってるよ。当たり前だろ、そんなの!」
兄妹が喧嘩をするのはそれほど珍しいことではない。しかしその内容がどうにも自分が仲裁できるものでもなく、リュカは困ったように指で頬をかくだけだ。子供たちに良く思われ、そう言葉にされるのは決して嫌なことではなく、胸の中を擽られるような気恥しさがある。
自分の背をパシパシと叩くプックルの尻尾に、リュカは「どうしたらいい?」とプックルに持ち掛けたが、彼は「放っておけ」と言わんばかりに気ままに玉座の間をうろつき始めた。ゴレムスも再び晴れ渡った空をぼんやりと見つめている。スラりんはちゃっかり玉座の前にまで行って、今にも玉座の上に飛び乗ろうとしている。先ほどの緊迫した雰囲気と一転して平和な空気に満ちた天空城の玉座の間で、リュカは勇者である兄と勇者になれなかった妹が仲良く喧嘩する光景を困ったような表情をしつつも、安堵する気持ちで眺めていた。

Comment

  1. ケアル より:

    bibi様

    ポピーの擬音語いいですねぇ、ビュイーン!ズーン! どんだけ怖い思いをしたかヒシヒシと伝わりますね(笑み)

    世界樹の滴、やはり手に入れましたか、ゲームでも役に立つレアアイテム、執筆にもぜったい役に立ちますよね。 世界樹の滴を千頭中どのように描写するか気になっていました。
    一人一人少しずつ飲ますのかと思っていましたが、なるほど! 叩き割ると不思議な力で全員全回復! bibi様ナイスアイディアです(拍手)
    しかもスラリンが体内に吸収? 合成? 融合? すごいことしちゃいましたね!
    今後スラリンはパーティ編成には、かならず入ることになりましたね(笑み)
    スラリンが灼熱の炎と瞑想を繰り出すのも近いかもしれないかも?(驚)

    天空城が魔物の襲撃に遭うなんて…bibiワールド楽しませてくれますね! しかも攻撃手段を持ち合わせているなんて面白いですよ。

    bibi様、ライデインをここで完全にティミーに習得させようと思っていたんですね、ゲームではレベル揚げで簡単に覚えるけど、小説になるとそうはいかないですもんね。
    そう考えるとギガデインとミナデインは? そう思うとbibi様、今からわくわくしますよぉ(楽)

    リュカ、ティミーが勇者に近づいて自分の元から居なくなってしまう…そんな風に感じているんでしょうね…さみしいんでしょうね…、そんなリュカの気持ちの中、ポピー、完全にティミーに嫉妬と劣等感、丸出しですな(笑み)
    本当に悔しいんでしょうね…自分も天空の血が流れているのに、いまのところ…いやこれからも、何にも恩恵を受けれませんもんね…(涙)
    早くbibiワールドでマホカンタ、マヒャド、イオナズンを覚えさせてあげたいところ、そして、勇者ティミーが羨ましがる…のかな? ドラゴラムを習得させたい所…っていうか、小説的に、ドラゴラムでドラゴンに変身して炎をまき散らす娘をどのように描写させてあげれば良いのか?…これは難しい問題だ!(苦笑)

    ポピーの情報をここにリンクさせて頂きますね、ドラゴンクエスト大辞典より女の子、解説を読んで見てください面白いですよ(笑み)

    • bibi より:

      ケアル 様

      コメントをどうもありがとうございます。
      ポピーの高所恐怖症・・・と言うか、今回は無理やりジェットコースターに乗せられた恐怖を素直に表現してもらいました。本当の恐怖は飾った言葉なんかでは言い表せないということでしょうか(笑)
      世界樹の雫はゲーム中なら味方全員に、というのもキラリンキラリンという音とエフェクトで表せますが、実際にはと考えると・・・こうなりました。世界樹の雫を使う場面って相当ヤバイ時よね、と考えたら、やはり道具自身に勝手に動いてもらうしかないと。みんなが瀕死に陥っている時に、誰かが悠長に一人ずつ雫を振りかけていくって、それだけで緊張感が削がれるわと(笑)スラりんは味方全員を回復する術を持って、きっと意気揚々としていることでしょう。
      ライデインは天空城復活と共に完全に覚えてもらおうと考えてました。ギガデインとミナデインは・・・これから考えます(汗)
      ポピーは常に「どうして勇者の力を半分こできなかったのか」と常に悔しい思いを抱いています。突っ走りそうになる兄を引き留めるのに必死です。これからもどんどん兄妹喧嘩をして欲しいと思います。ただ、これからは彼女もどんどん成長して、とんでもない魔法使いになるので、兄も油断できませんね。兄妹で切磋琢磨していって欲しいですね。
      ポピーの情報、「女の子」なんですよね。まだゲームを進めていなかった時のこの「女の子」、一体どういう子なんだろうとワクワクしながらゲームをしていたのを思い出します。そして期待を上回る正体に、ますますドラクエが好きになったという。良い思い出です。

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