嵐の前の

 

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サラボナの町を目指し、リュカたちは来た道を引き返すように洋上を猛スピードで進んでいた。
祠の中に封印されていたツボが赤く光るのを確かめたリュカは、ツボの中で封印を破ろうとしている凶暴極まりない魔物の目と出遭った気がした。魔法のじゅうたんに乗りながら子供たちにも事の重大さを説明すると、ティミーとポピーも黙り込んで共にじゅうたんの速度を上げようと協力する。
祠に向かう時には姿を現していた海の魔物の姿が、全くなかった。海は静まり返り、夜の月明かりを受けても、月の姿をはっきりと映し出すほどに凪いでいる。突き進む魔法のじゅうたんに恐れをなして海の中に隠れているのではなく、辺り一帯に魔物の気配を感じないのは異常だった。それは天変地異を事前に知ることのできる動物たちが、天災を前にどこか遠くへ避難する本能のようなものと、リュカは嫌でもそう感じた。
急いでも帰りも一日半はかかるだろうと見込んでいたが、子供たちの協力もあり、一日と経たずしてサラボナの町に戻ることができた。二人の子供には夜の間に眠っていてもらい、朝になれば目を覚ましたティミーとポピーに魔法のじゅうたんを進めてもらい、リュカは仮眠を取った。お陰で酷い寝不足に悩まされることはなかった。
まだ昼前のサラボナの町はいつもと変わらず、平穏な雰囲気に包まれている。町を包む花の香りを吸い込めば、荒ぶる心も徐々に落ち着いてくる。落ち着いた心と共に感じる空腹を抑え込んで、リュカは子供たちを連れて町の奥を目指す。
「リュカさん!」
早足に大通りを歩いていたリュカは、この町で最も目立つであろう彼女の姿にも気づかなかった。サラボナの強い日差しを浴びて青く煌めく彼女の髪は、この世に二人と見たことがない珍しい髪色だ。フローラがまるでリュカたちの戻りを待ちわびたかのように駆け寄ってくると、不安な面持ちを隠しもせずに話し出す。
「お子様二人もお元気そうで何よりです。この町に立ち寄ってくださっていたのですね」
「はい。ルドマンさんには会ったんですが、すみません、急ぎの用があってフローラさんとアンディさんへの挨拶をしないままで……」
「いいえ、そんなことはいいんですよ。だって……父に何かを頼まれて、外にお出かけになっていたのでしょう?」
フローラとの再会も久しぶりだったが、彼女も当然のように父ルドマンの様子が数日前からおかしいことに気付いていたのだろう。そしてルドマンからリュカがこの町に来ていて、彼にも少し協力してもらうと言うような話を既に聞いているのかも知れない。
「何か聞いてるんですか、フローラさん」
「……いいえ、詳しいことは何も話してくれないんです。旅慣れたリュカさんに一つ頼みごとをしていて、持ち帰る話次第では次の準備を始めると、何だか煙に巻くような話しかしてくれないのです」
彼女もまた彼女の母と同様に、父ルドマンの余裕のない様子を目にしたことがなく、その異常な状況に戸惑っているようだった。話を素直にせず、はぐらかされているのにも不安を感じているようだった。
「それに今父は町ではなく見晴らしの塔へ行っていて……父自ら塔を上るなんていつぐらいぶりかしらと母と話していたんです」
「見晴らしの塔と言うのは、どこにあるんですか。僕たち、すぐにルドマンさんに会って話をしなくちゃいけなくて」
「ご案内しますわ。ルドマンの屋敷の奥にありますの」
詳しい話をせずともリュカの意を得たように、フローラはリュカに事細かに状況を確かめることもなく町の大通りを足早に歩き始めた。そして途中で止めていた町の馬車の馭者に話しかけると、リュカたちも共に乗せて馬車を走らせた。舗装の行き届いた道を行く間、馬車の揺れに思わず睡魔が襲ってくるリュカの様子を、フローラが心配そうに見つめていた。
大通りの突き当りで馬車を降り、屋敷へと続く上り坂をフローラを先頭に歩いて行く。スカートの長い裾を両手で持ち上げながら足早に歩くフローラだが、それでもスカートの裾が土に汚れてしまうのを、リュカは少々申し訳なく思った。
屋敷の前まで来ると、フローラは息を切らしながらリュカたちを振り向き、ようやく笑顔を見せた。しかしその笑顔の中に彼女の疲れが見て取れた。父の妙な様子が気がかりで、思うように睡眠が取れていないのだろうとリュカは思った。
「旅から戻られたばかりで、まだ休んでおられませんよね?」
フローラの言葉で、リュカはこのサラボナの町を訪れてからほぼ休みなしに動いていることを思い出した。山奥の村からサラボナの町に来るまでは天空城での移動で、外を旅する危険からは逃れており、気力体力が疲弊しているわけではない。ただ町を訪れてから三日近く、まともな食事も睡眠も取れていないことに気付けば、自分よりも子供たちの疲労に気付くべきだとリュカは子供たちの様子を改めて窺う。
「そうだ、ルドマンさんのところへは僕一人で行ってくるので、もしできればフローラさんは二人を預かっててもらえませんか」
「ええ、もちろん構いませんわよ」
リュカの突然の申し出にも快く頷いてくれるフローラは、もしかしたらリュカからそのような言葉が出てくるのを予想していたのかも知れない。それはまだか弱い子供たちを危険から遠ざけようとする本能のようなものだろう。ただ、リュカの言葉を微塵も予想していなかったティミーとポピーが目を見張って父を見上げる。
「ただ知らせに行くだけだから。ルドマンさんに知らせたらすぐに戻ってくるよ」
そう言いながらリュカは二人の頭に柔らかく手を乗せる。身を屈めて子供たちの顔を間近に見れば、二人とも怒ったような顔つきでリュカを睨んでいる。
「お父さんはその『見晴らしの塔』ってところに行くんでしょ?」
「う、うん、そうだね。そういう名前のところみたいだね。きっと見晴らしがいいのかな」
「ボクもその塔に上ってみたい! 面白そうじゃん、町にそんな塔があるなんてさ」
純粋な好奇心を剥き出しにして、ティミーはいかにも楽し気だ。今この時だけは、彼から赤いツボの危険と言う現実が頭から離れているのかも知れない。
「あ、でもポピーは高いところが苦手だから、待っていたいよね?」
「……お父さん、そうやって私たちを置いていこうとしないでよ」
ポピーにはリュカの魂胆がすっかり知れてしまっていた。リュカは自分に睨むような視線を突き付けてくる娘に、言い訳を募ることもなく素直に自身の思いを伝える。
「でもさ、あれはきっと、ちょっとマズイものだから、二人はフローラさんと一緒にいて、いざって時には……」
「いざって時? そんなの、一緒に行くに決まってるじゃん! お父さん、そんなのイマサラだよ!」
「そうよ。本当にイマサラよ。……なんっにも分かってないのね、お父さんは。何だか、頭にくる……お父さんのこと、キライになっちゃいそう……」
「ええ~……ポピーに嫌われたら、生きた心地がしないよ……」
強い二人の子供にやり込められる父親の姿を見て、フローラは思わずくすくすと笑ってしまう。彼女自身、こうして声を立てて笑うのは久しぶりのことだった。
「お元気そうですけれど、やはり三人ともお疲れのようですわ。声に今一つ張りがありませんもの。屋敷で簡単な食事を仕度させますから、少しお腹を満たした方が良いのではないでしょうか」
そう言うと、フローラはリュカの返事を待たずに、見晴らしの塔へ行く屋敷の裏道ではなく、屋敷の門に向かって歩き出した。どちらにせよ、フローラの案内がなければ見晴らしの塔までの道をリュカは知らない。一見、お淑やかで大人しいように見えるフローラだが、本当の彼女は少々強引なところもある芯の強い女性だ。それは大富豪ルドマンの娘として必然的に備わった一つの性質のようなものだろう。
「あまりお時間も取れないでしょうから、簡単なサンドイッチでも用意させますよ。チーズをたっぷり入れて。燻製のお肉もあるでしょうから、それも入れた方が力がつきますよね」
「うわ~、美味しそう! お父さん、せっかく用意してくれるって言うんだから、行こうよ。ボク、お腹空いたしさ」
「まともな食事を取ってないものね。それに魔法のじゅうたんがなかったら、戻って来るのにもっと時間がかかってたはずだもの。ちょっとくらい休んでもいいんじゃないかな、お父さん」
「う、うん。じゃあ、すみません、フローラさん。お邪魔させてもらいます」
「何だかお子様たちの方がしっかりなさっているようですわ。お父さん、もっとしっかりなさってくださいまし!」
そう言ってフローラに背中を叩かれると、思いの外強いその力にリュカは一瞬息を詰めた。やはりただ守られるだけのお淑やかな令嬢ではないのだと、美しくも遊び心を持ち合わせているフローラに、リュカは力ない笑みを返した。
屋敷の中に入ればフローラが客人を連れて戻ったのを使用人の女性が確かめる。玄関近くにいた使用人の女性はリュカにルドマンの先祖の日記のことを知らせてくれた人だ。彼女はリュカの表情を見るなり、とにかく無事に屋敷まで戻ってきてくれたことに安堵した様子で会釈していた。
フローラは慣れた様子で使用人の女性に指示を出すと、リュカたちをすぐに応接間へ案内する。食事の準備はすぐに整うからと、まずは旅人の疲れを癒そうと使用人の女性が盆に飲み物を運んできた。汚れた旅装で申し訳ないとリュカは思うが、フローラはそのようなことは気にも留めていないという様子でリュカたちに席を勧め、彼女の言葉に甘んじて豪華な装飾の施された椅子に腰かける。
フローラもリュカたちと同様のミントの葉が浮かぶ水を一口飲むと、時間を無駄にしたくはないと言わんばかりに、話し始めた。
「父に、祠のツボの色を確かめて欲しいと、頼まれたのですよね?」
広い応接間から人払いをしており、今はリュカたち親子とフローラだけがこの空間にいる。それでもフローラの声は小さく、まるで内緒話をするかのようだった。
「私、父の本棚にある日記を見たんです。リュカさんたちも、ご覧になったのでしょう?」
「どうして知ってるんですか」
「屋敷の使用人に聞きました。彼女、あまりにも不安そうにしていたので、話を聞いてみたら……リュカさんたちには既にお伝えしてあると」
そこまで言うと、フローラは先祖ルドルフの日記の内容を思い出したのか、見るも明らかに身を震わせた。リュカも日記の内容を思い出せば、祠で確かめてきた赤く光るツボの光景が脳裏に過り、思わず視線を彷徨わせる。天を突くような巨大な魔物を前にどうしたらよいのかなど、当然フローラには見当がつかず、旅慣れ、魔物との戦闘に慣れているリュカですらその解決策が分からない。
「悪い魔物はやっつけないとダメだよ」
同じように具体的な解決法など分からないはずのティミーだが、導く結果はこれが当然だと言わんばかりに自信たっぷりにそう口にする。
「だってさ、ずっと前に封印した魔物がまた出て来そうなんだよね。もしそれをまた封印できたとしても、また後の人たちがおんなじように困っちゃうよ」
「ティミーの言う通りなんだよね。そう、もし僕たちが封印方法を知ってて、運よく封印できても、それは本当に解決したことにはならないんだよね」
「…………ツボの色は、赤かったんですね?」
口にしたくはない現実を口にすれば、フローラは全身が恐怖という感情に覆われそうになった。山のような巨大な魔物を前に、今のサラボナの人々が一体どこまで戦えるのか。父ルドマンが所有する町の兵団がある。彼らは平和で美しいサラボナの雰囲気を乱すことなく、日々の町の平和を影日向となり守っている。
サラボナの町の平和はひと際大きな教会の聖なる力も少なからず働いている。普段が平和に包まれているサラボナの町の人々の、いざという時の戦う力は恐らく想像よりも弱い。兵団の他に剣を使える、呪文を使えると言った人々をかき集めたとしても、果たして山のような魔物を前にどれだけ抵抗できるかは未知数だ。
静まり返った応接間に、使用人の女性が食事を運んできた。重苦しい空気を吹き飛ばすかのように、ティミーが歓声を上げて皿に乗せられたできたてのサンドイッチを両手でつかむと、大口を開けてかぶりつく。オーブンで軽く炙ったのだろうか、パンの香ばしい香りが部屋中に満ち、新鮮な葉が何枚も挟み込まれ、燻製肉とチーズが惜しげもなくパンからはみ出しているのを見れば、リュカも途端に空腹が前面に出て来て、ティミーと同じようにサンドイッチを大口で食べ始めた。空かした腹を満たせば、落ち込む思考も引き上げられるのは、経験上身体で知っている。空腹と言うのは冷静に物事を考えるためには非常に邪魔な状態なのだ。
「ポピーも食べてごらんよ。とても美味しいよ」
「……こういう時のお父さんとお兄ちゃんって、本当にそっくりよね。何だか、気が抜けちゃう」
「腹が減っては戦ができぬって言葉もあるしさ。せっかくなんだし、頂いておいた方がいいよ」
「おもしろーい! これって中にオレンジが入ってるんだ! へぇ~、こういうのも美味しいですね!」
「お口に合ったようで良かったですわ。喉に詰まらせないように気をつけてね」
リュカたちが食事をしている間、フローラは一人思案している様子だった。急ぎの食事の邪魔をしないよう会話は避け、席を立ち窓辺により、外の景色を眺めていた。
「ところでアンディさんは今どちらにいるんですか」
手早く食事を終えたリュカが、窓の外の景色を憂い顔で見つめるフローラに話しかけた。フローラは心の中に巣食い始める不安を追い払うように頭を横に振ると、淑女の笑顔を貼り付けてリュカを見返す。
「夫は今、町の商人たちの様子を見に行っています。その途中でお義父様お義母様のいらっしゃるお家にも立ち寄るので、ちょうど今時分は実家に寄っている頃かも知れません」
「足が悪いのに大変ですね。この広い町を歩くのは」
「ええ。でも日々足を動かしていないと、そのうち本当に動かなくなってしまうみたいで、町を歩くことは日課にしているんですよ」
「それでも……走ることはできないですよね」
「そうですね、これから足が良くなったとしても、走るのは難しいと思います」
フローラは既に夫アンディの悪い足を受け入れ、彼を支えながら生きていくことを心に決めているが、リュカは彼の足を悪くしてしまった原因の一端が自分にあることに少なからず罪悪感を覚える。死の火山へ一人で向かう無謀なアンディを強引にでも止めていれば、彼は大火傷の後遺症で足を悪くすることもなかった。
「逃げる心づもりだけは、しておいた方がいいと思います」
「そのようなことが起こるかもしれない、ということですね?」
「まだ僕たちにもはっきりとは分かりません。もしかしたら何も起こらないかも知れません。だけど、逃げなきゃいけないことになる可能性もあります」
「リュカさんはどうするんですか。『悪い魔物はやっつけないとダメ』ということですか?」
ティミーの言葉を拾ってそう言うフローラに、リュカは腕組みをして鼻を鳴らすように小さく唸る。
「場合によっては、そういうことになりますかね。ただ僕たちでも太刀打ちできるかどうか、相手を見てみないと分からない、かな」
「町の人々には知らせておいた方が良いでしょうか」
「いや、まだルドマンさんに話していないので、ルドマンさんに話してから指示を出してもらった方がいいでしょう。とりあえず、町の人たちには何も言わないでください。何も起こらない内から不安を煽っても、いいことなさそうですもんね」
リュカはフローラに話しながら、ポピーの食事が終わったのを見て取ると、この場に長居する理由もないと早々に席を立つ。
「あ、あの、やはりお子様たちだけでもこちらでお預かりした方が良いのではないでしょうか」
フローラは旅している最中の二人の姿を知らない。町に入り、寛いだ状態のティミーとポピーを見ていれば、彼らが外でどれだけ魔物との戦闘に参加しているかなど想像もできないことだろう。恐らく彼女の中では、ティミーとポピーは常にリュカや仲間の魔物らに守られ庇われるような存在として映っているに違いない。
「僕はぜひ、そうしたいんですけどね」
「残念でした! ボクたち、お父さんについて行くって決めてるからね!」
「お父さんを一人にする方が心配なので、ついていくことにします」
「そんなに信用ないの、僕って。第一、ルドマンさんに知らせて来るだけなんだから、すぐにここに戻ってくると思うよ」
リュカが何を言っても、二人は聞く耳を持たなかった。言葉を返してくることも無くなった二人を見て、リュカとフローラは同時に溜め息をついた。
「……フローラさん、その見晴らしの塔まで案内してもらっていいですか」
「はい、分かりました。父に知らせたら、すぐにお戻りくださいね」
フローラが僅かに緊張した面持ちで応接間を出ようとする後ろから、リュカたちも続いてルドマンの屋敷を後にした。



「あのツボの色が赤かったのって良くないことよね? これからどうなっちゃうの?」
見晴らしの塔の階段を上りながら、ポピーが不安な心境を隠すこともなくリュカに向けてくる。その問いに対する正しい答えをリュカも持っていない。
見晴らしの塔はルドマン邸より西、一つの丘を登ったところに建っていた。フローラに案内されると、リュカはサラボナの町が思っていたよりもずっと広いことを知った。一度町の外に出てしまったのではないかと思ったが、彼女が言うには見渡す限りの広いこの丘も全てルドマンが所有している土地らしい。
その一角に、フローラはアンディと共に修道院に似た子供たち向けの学校を建てようとしている。すでに建設中らしく、広々とした丘の景色を見渡せる場所に出来かけの石造りの建物があった。リュカたちを案内するフローラが建設に関わる大工に声をかければ、彼らは一様に頬を緩めて彼女に挨拶をする。
フローラはリュカたちと共に見晴らしの塔を上ろうとしていたが、リュカは丘の上に塔が見えたところでフローラに町へ戻るようにと促した。そこでひと悶着があったが、結局フローラが折れる形で彼女は一人、町へ戻ると理解を示した。
『私でもお役に立てることがあれば遠慮なく仰ってくださいね。一応、これでも回復呪文の心得はありますから』
そう言ってリュカの両手を握る彼女の手から、リュカは彼女が決して回復呪文だけの使い手ではないことを感じ取っていた。ルドマンと言う大富豪の娘と言う立場に甘んじることなく、彼女は彼女のできることを今まで積み上げて努力してきたに違いない。ルドマンの娘であると言うことは、この町の平和を守り続ける義務があると言うこと。それはリュカがグランバニアの国王である立場とそう変わらないだろうと、リュカも彼女の手を握り返して「よろしくお願いします」とだけ言葉にして伝えた。
「ポピー、この塔に上るのは怖くないんだ」
石造りの塔の内部には木で作られた階段が上まで伸びていた。一段一段が高く、子供が上るには少々苦労するほどの段差がある。そんな階段を大した苦労もせずにひょいひょい上って行くティミーとポピーを見ながら、二人が日々成長して大きくなっていることを感じる。
「大分、高いところに慣れたのかも」
「普段は天空城で空の上にいるんだもんね~。それにさ、天空の塔に上った時なんかは、お父さんが塔から飛び降りちゃうし! 何回かああいうことをやればさ、高いところなんか全然怖くなくなるのかもよ!」
「ぜっっったいに、二度と、やらないでよね、あんなこと! 本当に生きた心地がしなかったんだから……」
「そういうことにならないようにしたいね」
ポピーを安心させたいとは思いつつも、今後絶対にそのような局面がないとは言い切れないリュカは言葉を濁して曖昧に微笑むだけだ。ポピーはそんな父の素直を見て、急な階段を上りながら溜め息をついた。
塔を上り切ると、外に吹く風の中に三人は身体を晒した。常に温かなサラボナの町だが、リュカたちに吹く風は冷たい。丘の上に立つ見晴らしの塔からは、全方向の景色が見渡せる。北からの冷たい風が、見晴らしの塔に吹きつけている。
その北の方角を眺める大富豪の後姿を見つけると、彼の傍に立つ二人の兵に軽く会釈をして近づく。ルドマンもリュカたちがやって来たことを承知しながら、後ろを振り向く。その表情に彼らしい余裕のある笑みはない。冷たい北風に顔を強張らせたかのように、眉間に皺を寄せた険しい顔つきをしている。
「リュカ、ご苦労だった」
かつて世話になったルドマンに良い知らせをと思いながら祠に向かったリュカだったが、祠で確認してきた事実は彼の眉間の皺をより深くするだけのものだった。それをどう伝えたものかと思案している内に、リュカの表情も彼と同様に険しいものになっていたようだった。
「そうか……やはり赤色か。その顔を見れば占い師じゃない私でもツボの色は当てられるさ」
「すみません」
「なあに、君が謝ることじゃないだろう。私が勝手に君を使いに出してしまったんだ。謝らなければならないのは、私の方だよ。面倒をかけてすまなかったね」
そう言いながら頭を下げるルドマンを見て、リュカは強い違和感を覚えた。これまでにルドマンのこれほど弱々しい姿を見たことがなかった。彼はいつ何時でも堂々としており、目の前の人に弱い姿を見せることがない人物だと思っていた。
見晴らしの塔からはサラボナの町近辺だけではなく、遥か遠くまでの景色を見渡すことができる。海の青を見ることもできれば、海の上に浮かぶように見える点々とした小島の景色も見られる。サラボナの町の平和を守るために建てられたこの塔には、世界でも珍しい望遠鏡が備え付けられている。ルドマンは今一度、望遠鏡のレンズを覗き込み、肉眼では見えないその景色を見て緊張の中で唾を飲み込む。
「もう時間がないようだ。さっ、こっちへ!」
肉眼では見えない遥か向こうの景色とは言え、遥か北にぽつりと暗雲が浮かんでいるのはリュカたちにもどうにか見ることができた。肉眼で見る限り、それは普段の空模様の一つのようにも見えた。空は常に晴れ渡っているわけではない。曇る時もあれば雨が降る時もあり、嵐を起こすこともある。旅をしているリュカたちにとって、天気の移り変わりは常に隣り合わせの自然現象だ。肉眼でようやく見える程度のはるか遠くの空に暗雲が浮かんでいたところで、このサラボナの町に危機が訪れるなどと予想する人はいないだろう。
見晴らしの塔の中ほどで、ルドマンは両脇に兵を従えるようにして立っている。その姿は自分よりもよほど一国の王らしいなどと、リュカは現実離れをするかのようにそんなことを思った。
「いいかね、リュカ。ツボの中の悪魔がもうすぐ蘇るのだ」
この一言でリュカたちが恐れ戦き、逃げ出そうとすれば、ルドマンは彼らを止めないでおこうと思っていた。そもそもサラボナの町の問題に、偶然町を訪れたリュカたちを巻き込む道理がない。しかも彼にはまだ幼い子供が二人いる。見たところ、旅慣れている二人の子供たちは、普段町の中で生活をしているルドマンよりもよほど外の世界に慣れており、小さなその身体からは想像もつかない戦う術を持っているように見えるが、それでも小さな子供たちを巻き込むなど恥ずべきことだと思える。
しかし既に事情を知っているリュカたちは、ルドマンの言葉に驚くこともなく、続く言葉を待っている。たとえあのツボに封じられている魔物が現れ出ようとも、ルドマンならばそれに対応する冷静な判断ができるのだろうと、リュカは落ち着いて彼の言葉を待った。ティミーとポピーも張りつめた空気に逆らうことなく、父と同様にルドマンを見つめている。
リュカたちの態度が嫌に落ち着いていたため、ルドマンは焦る心を押さえつけて、事情を話すに至った。冷たく吹く北風が強まる。風の音に負けぬよう、ルドマンが彼らしい太い声でリュカたちに話し始める。
「百五十年前、私のひいひいひいひい……ひいひいじいさん。要するに私のご先祖様が奴をツボに封じ込めたんだが……。その効き目がそろそろ終わるらしい。おそらく奴は憎い血を引くこの私を狙ってくる。もちろんその後サラボナをも滅ぼすだろう」
事実を事実として語る彼だが、どこか現実逃避しているような、与えられた文言をそのまま読んでいるだけのような雰囲気もあった。彼自身、平和なサラボナの町で暮らし、町の危機に直面することなど考えたこともなかったのだろう。世界を股にかける大富豪と言えど、外の世界には魔物が徐々に増えているという現状がありながらも、この町がなくなるような状況など頭の片隅に過ったことも無いに違いない。日々の町の平穏を、彼が所有する兵団の兵士らの手に委ね、それだけでサラボナの町の平和が保たれていたのだ。
それが今、突然の危機に面し、彼自身もどうするのが正解なのかを見い出せずにいる。しかしその中でも、彼は彼のやるべきことを自ら決めなければならない。町を治める者というのはそう言う立場なのだ。誰かに頼ることなく、自らが周りを率いて行かなければならない。
「ルドマンさん、町で戦える人たちはどれくらいいるんですか」
「町の兵団の兵士たちくらいだろう。一般の人々は戦いの訓練など受けたこともない。それにこの町は男性と女性が半々くらいだ。男たちを戦いに駆り出すとすれば、残す女子供たちを安全なところに避難させなくてはならない」
普段、魔物と戦うことなどとは無縁に暮らしている人々を、突然戦いに駆り出したところでただ無駄死にしてしまうのは目に見えている。戦いの仕度をするにしても、下手に混乱を招かないためにも、一般の人々には知らせないで置くのが良いだろうとリュカは言う。
「あの場所からここまではかなり距離があります。もしその魔物がサラボナの町を襲うにしても、しばらくは時間がかかるはずです」
「うむ、そうだな。もしその時が訪れたとしても、町の人々に知らせるのはもう少し後の方が良いだろうな」
「僕たちがここで北の状況を見ていますから、その間にルドマンさんは町の兵らを取りまとめて下さい。あなたが兵の統率者なんですよね?」
「ああ、私が指揮を執る。兵らを取りまとめ、動かすのは私の役目だ」
そう言うルドマンは、大富豪としての一面と合わせて、兵団の長としての役割も負っているのだ。ただこれまでに、その状況にまで追い込まれることがなかったため、兵士らの間にだらけた雰囲気があるのは想像できる。恐らく兵らの緊張感は、ルドマンの説明の後、徐々に高まって行くに違いない。
遥か北の空に、相変わらずぽつんと一つの暗雲が立ち込めている。それは風に流されることもなくその場に留まっているように見える。まるであの暗雲が、魔物の封印を解こうとしているように見え、リュカはごくりと喉を上下させた。
「私は家に戻り戦いの仕度をして来よう。リュカ! しばらくの間、ここを頼んだぞ!」
「はい、なるべく急いでください、ルドマンさん」
リュカの言葉を背に、ルドマンは二人の兵を引き連れるようにして塔の階段へと足早に向かう。サラボナの町を守らなくてはならないという意気込みを、富豪の背中に感じる。彼は決して一人だけで逃げるような小賢しい真似をする人物ではない。大事な妻や娘にその婿、それだけではない、彼にとってはサラボナの町の皆が家族のようなものに違いない。
「お父さん! これ、見てみて! すっごい遠くまで見えるよ!」
ティミーが先ほどルドマンが覗いていた望遠鏡を覗き込んでいた。飾り気のないただの筒のような望遠鏡と似たようなものを、リュカはグランバニアにもあることを知っている。グランバニアの見晴らし台にも遠くの景色を見渡せる望遠鏡が備え付けられ、城の兵士らは日々、その望遠鏡の先を主に北に向けて敵の監視を行っている。
「お父さん、何だか、とても嫌な雰囲気がするの……」
続いて望遠鏡を覗き込んだポピーが、小さな声でそう言いながら望遠鏡から離れた。固まった娘の表情を見て、リュカも屈んで望遠鏡のレンズを覗き込んでみた。
遠くに見えていた暗雲をはっきりと目にすることができた。暗雲にはいくつもの閃光が走っている。渦巻く黒雲はまるでそれ自体が意志を持っているかのように蠢き、徐々に空に占める面積を広げていく。
その時、望遠鏡の視界の端から、一直線に赤の光が飛び出した。地面から生れ出た赤い稲妻のようだった。慌てて望遠鏡を動かせば、それは途端に見当違いの空を映し出す。遥か遠くを見渡す望遠鏡はわずかな動きで捉える景色を一転させてしまう。まるで違う方向を向いた望遠鏡が一瞬、青空に浮かぶ分厚い白い雲を捉える。そこに天空城の気配を感じつつ、リュカはすぐに北へと望遠鏡の位置を戻した。
今度は赤い稲妻が地面に向けて一直線に落ちていた。凄まじい光景を目にしながら、リュカは耳をつんざくほどの音に備えて身体を強張らせるが、音は遠くの雷鳴を耳にしただけだった。その音だけを聞けば、サラボナの町の人々も遠くに雷の音を聞き、そのうちこちらにも雨が降り出すだろうかと思うだけで、日常を飛び出すことはないだろう。
空の雷雲が黒々と渦を巻き、その中心からいくつもの稲光が地面に突き刺さる。しかしリュカが地面と思っていたものは、地面ではなかった。
遠くの山が動いたのかと感じた。ゆっくりと身を起こす山のような怪物が、望遠鏡を通じてリュカの目に飛び込む。周囲の景色は森にせよ海にせよ、それなりに小さく見えている。しかしその景色と比べてみても、怪物の巨大さは尋常ではない。ルドルフの日記に天を突くほどのという言葉があったのを思い出す。決して誇張した表現ではなかったのだと、リュカは望遠鏡の中に映る景色から目が離せない。
「お父さん、どうしたの? 何かあったの? ボクにも見せてよ!」
望遠鏡を通じて見なければ、怪物が封印を解いたことなど誰も分からないほど、まだその距離は十分にある。ティミーが望遠鏡を再び覗き込み、なかなかその景色を見られないようであちこちと望遠鏡の先をうろうろとさせている。
山ほどの怪物がこのサラボナの町にたどり着くまでを考えれば、いくら歩みが遅くとも一日とかからないのではないかと思った。その間にルドマンが兵団を取りまとめ、怪物に立ち向かおうとも、あれほど巨大な相手にどこまで戦えるのか。はっきり言って勝算はないだろう。怪物がサラボナの町に姿を現せば、一般の人々は当然の如く混乱に陥り、日々町の平和を守るべく見回りをしている兵士ですら、逃げ出してしまう可能性が高い。
「……お父さん……どうしよう?」
ティミーの望遠鏡を支える手が珍しく震えている。怖いもの知らずのティミーも、これまでに見たこともないほどの巨大な怪物を目にして、これほどの恐怖を感じている。リュカはポピーが望遠鏡を覗く前に、懐から小さく収めてあった魔法のじゅうたんを取り出した。
「二人は町に戻ってるんだ! いいね?」
リュカは二人の肩を強く掴んでそう言うと、見晴らしの塔の端に向かって駆け出した。そして魔法のじゅうたんを中空に放り投げると、自らも塔の上から飛び降り、姿を消してしまった。双子の目に、消えた父の背中の残像だけが映っている。
「お父さん! 待って!」
「いや! 置いてかないでよ!」
父の消えた背を見つめ、ティミーとポピーは同時に駆け出す。リュカは高いところが苦手なポピーが父を追うことはないだろうと思っていた。ティミーが妹を置いて一人だけで父を追うこともないだろうと思っていた。それ故に、塔の上から手を繋いで飛び降りてくる二人の姿を、リュカは信じられない思いで見上げた。
リュカはじゅうたんに手を当て、見晴らしの塔の壁につくほどに魔法の力でじゅうたんを広げる。双子は固く手を繋いだまま、魔法のじゅうたんの上に降り立った。その軽やかな着地に、リュカは彼らの背に羽でも生えているのかと思った。
「一人で行くなんて、許さないよ!」
ティミーが力任せにリュカのマントを引っ張る。その手が震えているのは、望遠鏡越しに見えた怪物に対してではない。父に置いていかれ、父と離れ離れになり、もう二度と会えない未来が一瞬、彼の脳裏を過ったのだ。その証拠に、彼の瞳は怒りで揺れている癖に、涙が滲んでいる。
「お父さん、私たちね、お父さんと離れるのが一番怖いのよ」
まだ望遠鏡からの景色を覗いていなかったからだろうか、ポピーの声が最も落ち着いていた。もし怪物の姿を見ていれば、塔から飛び降りて父を追うなどと言う暴挙にも出なかっただろうかと、リュカは内心後悔する。
「それでも僕は……父さんはティミーとポピーを安全な場所に置いておきたいんだよ」
「お父さんの傍が一番安全だよ!」
「じゅうたんから降りなさい、二人とも」
「降りないわ!」
「無理にでも降ろすよ。いいね?」
そう言ってリュカが二人に近づこうとすれば、まるで獣が牙を向くようにティミーとポピーは同時に震える両手をリュカに向け、呪文の構えを取る。
「ここでこんなことしてる時間、ないよね? 早く行こうよ! 早く行かなきゃ……」
「私たちだって戦えるんだから! お父さん、いい加減分かってよね!」
子供たちの本気は、彼らの両手から滲み出る強い魔力で感じられる。とても子供とは思えない強い魔力は、彼らの血に流れる天空人の力によるものが大きいとリュカは思っている。しかしリュカが本気を出せば、彼らを負かすことは容易だ。リュカと子供たちとの間には、まだそれほどの実力の差がある。
リュカは伸ばしかけた手を力なく両脇に垂らすと、肺の中の空気を全て出すかのような深い溜め息をついた。結局、自分は子供たちを完全に切り離すほどの覚悟がないのだと痛感させられる。誰よりも子供たちの傍にいたいのは、リュカ自身だ。
今はまだ肉眼では見えない北の景色に目を向ける。しかしそれでも、遠くに見える暗雲が先ほどよりも濃く広がっているのは分かる。目指すべき方角ははっきりしている。あの怪物を平和なサラボナの町に近づけてはいけない。リュカは魔法のじゅうたんに置く手に力を込めた。
すると、二人の子供も父を真似るように魔法のじゅうたんに両手を乗せ、じゅうたんを強く掴みながら集中して念じ始める。リュカの両手を、小さな手が両側から掴んだ。
「みんなで念じればさ、きっと二倍速で行けるよ!」
「二倍どころか、四倍くらいになるわ!」
「……しっかりつかまってるんだよ」
リュカはそう言うと、子供たちの力を借りるようにして魔法のじゅうたんに力を乗せた。魔法のじゅうたんは強い意思を持ったかのように、一気にサラボナの丘を滑り下りて行った。

Comment

  1. ケアル より:

    bibi様

    ん~~! ヤツとの死闘、引っ張りますね。 アニメ鬼滅やアニメワンピースの見せ場前に次週に続く……今回、同じ感じで終わっちゃうし……、もう早く次ぎが知りたいです~(笑み)
    bibi様ここは大事に執筆されたいと言っていましたもんね。

    フローラも、いちおう天空人になるのかな?ビアンカ結婚でもそうなのかな?
    フローラも見た目によらずけっこう強い魔法使いですからね、メラ系ギラ系イオ系ザキ系まで仕え、補助系バイキルト、ビアンカに無いベホイミまで使えちゃうお嬢様ですもんね。 もしかしたら、ヤツとの死闘でフローラ参戦しちゃいますか?

    あわや親子喧嘩をさせるんでないかと思わず唾を飲み込んじゃいましたよぉ、bibi様こういう親子愛の描写、ほんとに上手ですよね、見晴らしの塔を上る時のポピーの高所恐怖症の会話、ここでティミーポピーが魔法の絨毯に飛び降りるフラグになっていたんですね。 ポピーの成長を促す描写お見事です。

    まさか、見晴らしの塔を離れて決戦に向かう描写だなんて驚きです!…ってことは塔で闘うわけでないということに……。
    しかも親子3人パーティのまま! そのままヤツと闘うつもりなんですか⁉

    次話こそ、今度こそジャミ戦と並ぶ死闘が始まる…のかなっ?(ドキドキ)
    bibi様、bibiファンのユーザー全員、更新を心から期待していると思います、宜しくお願い致します。

    • bibi より:

      ケアル 様

      コメントをどうもありがとうございます。
      続きはまた来週!みたいな終わり方ですみません。これは1話かそこらでは書き切れないと思ったので、腰を据えてじっくり書いて行きたいと思います。
      フローラも、そうですね、一応そんな感じでしょうか。一緒に戦うなんて場面があれば面白そうですが、ちょっと難しいかな。さすがに経験不足ですかね。
      親子喧嘩も時間があればもっと長引いていたでしょうね。でも事態が事態なんで、即座に判断しなければなりませんでした。リュカ自身、子供たちを町に置いていくことの方が本当は不安だったりします。一緒にいれば自分が死ぬ気で守れるけど、自分の手を離れたらどうしようもない、と。もしここがグランバニアだったら、リュカは本気で二人を置いて一人で行っていたかも知れませんね。グランバニアなら、子供たちを本気で守る人々が沢山いるので、託すことができそうです。(それでも、二人が勝手に父を追いかけるでしょうけど)
      ゲームでは見晴らしの塔での戦いになりますが、さすがに町に近すぎるだろうと、場所を変えての戦いにしました。次の話で決着したいと思います。

  2. ピピン より:

    bibiさん

    ゲームでは強さはステータスで決まるのでいくら強くても中ボスの範疇ですが、小説の中だともう人間に勝てる存在とは思えないですね…
    自分が同じ立場でも双子を置いていこうとすると思います。
    リュカがどう戦略を立てるのか、ヒヤヒヤながらもとても楽しみです。

    • bibi より:

      ピピン 様

      コメントをどうもありがとうございます。
      そうですね、ゲームの中であればステータス勝負なので勝ち目も見えますが、お話の中となると・・・今のところ勝機が見い出せません(汗)そんな相手に子供を連れて行くなど、本来ならば親失格です。けしからん奴です。
      戦略という感じではないかも知れませんが、どうにか勝ちに行きたいと思いながら、続きのお話を書いています。結果、負けたらどうしよう。私のドラクエ5はここで終わりを告げる・・・いや、まだ誰も助けてないので、どうにか勝ちたいと思います(笑)

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