【進撃の巨人】ハッピーエンドではないからこそ

 

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めでたしめでたしではないからこそ、心に残る作品と言うのは昔っからたくさんあります。数年前に義父と、子供向けに読む本に童話なんかも良いねぇという話をしたことがありました。その話に、アンデルセンの人魚姫が出てきて、あれは悲しいお話だけど最後はちゃんと神様のところへ行けるんだよと、義父からその一言の感想を聞くだけで、ああ、悲しい中にも綺麗が詰まっているお話だなぁと感じたことがありました。

ハッピーエンドではないけど、救いはあるんだと。その終わりに含まれる美しさは独特なものですね。すっぱりきれいな美しさ、ではないけれど、余韻に浸れる美しさ、という感じ。そのようなお話ができるのも、お話を作る人自身が救いを求めているからなのかななんて思ったりします。

そう言う点を私は、進撃の巨人の世界に求めたいと思うから、勝手にうじうじと頭の中で様々な話を作ろうとしているんだなと思い至りました。あの世界はどうにも救われない人たちがたくさんいて、この人たちをどういう形でも救ってあげたいと思っちゃうから、頭の中の妄想が止まらなくて困っています。

主人公サイドはいくらか救われたように思うんです。最後にエレンが伝えた思いが、仲間たちに思い出されることで、一つの救いがあったんじゃないかなと。でも、すみません、私の勝手な感想ですが……主人公サイドが救われるには、あまりにも多くの人を犠牲にし過ぎたので、そこに感情移入ができないんですよね……。

まあ、そういう物語なんだと割り切れば、それまでなんですけどね。世の中にはいろんな物語があるし、もっともっとひどい絶望しかない物語も、実話も、色々とあるわけですから。その中の一つと思えば、別に何も不思議なことはないんですけど……いかんせん、私としてはどうにも消化不良を起こしていて、ずっとうじうじと頭の中でベルさん中心のお話を考えようとしてしまうわけです。

と、まあ、結局は彼のことでずっと引っかかっているだけなんですけどね。前にもこんなことを書き散らしていましたね(笑)

どうにか彼を救ってあげたいなぁと、おこがましくもそんなことを考えているわけです。できることなら、彼の幼少期からずっと書いて行って、最終決戦で助けてくれるところまで、あわよくばそのずっと後に現代に生きる彼の姿までを、あくまでも彼サイドで書いてみたい。そんな妄想が止まらないわけなんですが、実際にそれを書いて行こうと思ったらどんな長編になるんじゃいと、書くのは難しいでしょうね。たった一度、アニメを通して見ただけだし、あの世界に対する知識も乏しく、ズレた話になってしまいそう。もし書くとすれば色々と設定を調べないと行けないなぁ。何だか進撃の巨人の世界って設定が細かいイメージがありますし。それはそれで色々と調べたら面白そうですけどねぇ。

どなたかその辺をがっつり書いてくれる方とか、いませんかね? ……まあ、私がこのドラクエ5のお話を書くに至った経緯も、誰かドラクエ5を初めから終わりまでゲームを基にがっつり書いてくれないかしらと色々な場所で読み漁っていた結果に始めたことなんですけどね。人に求めてないで、自分でやったらいいと。そう結論に至ったために、こんな長々書いていると……長すぎるって(笑)

気が向いたら、当サイトに新しいコンテンツとして進撃コーナーが設けられているかも? ……需要ないかな。

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